2014年 08月 19日
声の短問短答【続編】268
「明日、コンサートです。歌唱時に力まない方法を教えてください」
● シャウトや高音発声の瞬間に軽く爪先立ちをする ⇒ 理由:立位保持に気が回って喉頭周辺の発声関与筋がフリーになる
● 歌詞の単語(言葉)を発するのでなく、音(空気の振動)を作り出すイメージを持つ ⇒ 理由:声は音であり、音は空気の疎密波(振動)であることを認識し、咽頭共鳴区で音色を豊かにしたり響きを増したりさせる
● 喉に力が入り過ぎそうだと感じたとき、声にエアを含ませる ⇒ 理由:声門閉鎖による声帯筋過緊張を防ぐ
追記:多くのひとは、しゃべる発声と歌の発声が違うと感じているが、実は、ほぼ同じ外喉頭運動であることを知ろう。会話声にメロディやリズムを付加して息の流れを作れば歌なのです。歌って、そんなに特別なものではありません。もっと気楽に!
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2014-08-19 15:17