声の短問短答【続編】261


「習っている歌の××先生から『発声には皮膚呼吸も大事だ!』と言われますが、本当でしょうか?」

この質問者(若い女性)から事情を詳しく聞いてみました。
すると、肌を多く露出すれば皮膚呼吸で、声が良くなると忠告されたそうです。
レッスンはミニスカートや薄着で来るようにと。
これは、まさしくセクハラですよ!
一刻も早く、この指導者から離れることを進言しました。
科学的にも間違いである旨をお伝えしておきましょう。
まず、皮膚呼吸ですが、基本的に疑似科学的な論説であり、実際に人間は皮膚で呼吸などしていません。
呼吸とは、吸気(空気を体内に取り込む)と呼気(気体を体外に排出する)を繰り返し、主に酸素と二酸化炭素を交換する作業の呼称。
皮膚に、このような器官は存在しません・
百歩譲ったとしても、皮膚から入り込んだ空気が、気管支を経由し、排気として声帯を振動させる訳がない!
こんな音楽教師がいらっしゃるとは・・・
実に、困ったものです。

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2014-07-17 00:42