2017年 09月 04日
加齢現象による高音不全【過去記事再掲載】
高音が出ない加齢現象の理由は二つあります。
① 乾燥による声帯粘膜振動の悪化
② 輪状甲状筋の筋力低下
とくに女性の方は閉経後、声帯ヒダの浮腫みを呈した場合、低音化(声帯ヒダの質量が増すため)&嗄声(声門がピッタリ閉じなくなるため)になります。
そう、一部のおばさん声の特徴であるガラガラ声。
予防法および改善法は、内喉頭の乾燥防止と上喉頭動脈の血流促進(甲状軟骨舌骨間を開大して甲状孔の役目を保全させることが重要)でしょう。
追記:女性の年齢による声の変化は、音に繊細な声楽家やオペラ歌手に見受けられます。早いひとで、ソプラノは30代、メゾソプラノやアルトは40代から。また、閉経後の声帯粘膜の浮腫みも高音不全を引き起こしますね。当サロンでは、最先端のボイス・アンチエイジングを行っており、優秀な高齢歌手(男女)に対し実績を上げております。
喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
ボイスケアサロン
會田茂樹|あいだしげき
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2017-09-04 02:16