2014年 01月 20日
声の短問短答【続編】172
「テレビ番組のカラオケ仕分けで、緊張してMay J.に勝てない女性歌手がいましたが、その状況が分かれば教えてください」
テレ朝系の『関ジャニの仕分け∞』のカラオケ部門は、一流の歌手たちが切磋琢磨でカラオケを歌い、その声と外喉頭と姿勢(呼吸を含む)が克明に映し出されるため、とても良い研究対象になっています。
それゆえ、毎回、録画し、徹底的に研究しています。
いずれMay J.さんの喉を詳しく解説しますが、その前に、今回のご質問にお答えします。
この女性歌手の喉を解析しました。(直接、触診やビデオ検査したものではありません)
その結果、非常に秀逸な喉頭形状であることが判明しました。
共鳴空の大きさも特筆すべき。
そして件のTV映像では、ⅰ発声初音の外喉頭、ⅱ呼気の状況、ⅲ懸垂機構と舌骨上筋群の動作性、ⅳビブラート時の輪状甲状筋の動き、をしっかり観察すると、彼女に何が起こっているのか理解できます。
ここでは詳細に語れませんが「なるほど・・・」と感じ入る発声状態を見出せます。
それにしても、形の良い喉ですね。
喉頭環境が整った上でテクニックが加われば、May J.さんを凌駕する可能性も十分に出てきます。
彼女のさらなる活躍を心よりお祈り申し上げます。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2014-01-20 00:02