2014年 01月 19日
内藤寛政先生からのお便り
この世界でトップの知識を持つ内藤寛政先生(ボイスアドバイザー上席)からメッセージをいただきましたので供覧します。
今日(2014年1月17日)朝八時すぎに喉ニュースを開き「声の短問短答【続編】171」の記事を拝見し、この記事を読んで改めて會田先生の凄さと喉ニュースの重要性を感じたので感想を送らせてもらいました。
①発声に関わる医学と音響科学に精通すること
②微細な外喉頭筋を探り分ける指先の触覚を養うこと
③ほんの小さな違いを聴き分ける耳を持つこと
どれも時間と根気が必要ですね!
私は特に①のお話で、歌を歌いやすくする、喉のメンテナンスという分野の敷居の高さを感じました。
②③もとても重要で施術師の腕に関わる問題ですが、①と②③の違いは①勉強②③練習・鍛錬でしょうか。
②③は意欲のある方なら、多少身近で出来ることもあり「よし!やってやる」という気持ちになるのではと思いましたが、①は少し勝手がちがい、別に勉強が嫌だという意味ではありませんが、メイヨークリニックの研修や有名病院での勉強や外来の話を聞くと、少し焦りますね(笑)
米国のメイヨークリニックの研修など最低限の英語の勉強が必要ですしね(笑)
ただ障害はここではなくて、先生がおっしゃるように、確定的な教科書がないことです。
英語の勉強はいくらでもありますが、発声のことが詳しく書かれた教科書がありません。
教えてくれる人もいなければ本もない訳ですから、努力の仕方が難しい。
結局のところ、構造の把握や個人差、アイデア、経験などから、自分で正しい答えを発見しなければならない厳しさがありますね。
しかし①が不十分では、どれだけ卓越した技術を持っていても、間違ったアプローチを施す可能性があるので正確な知識がなければ問診すらできません。
そのようなことを考えたら、喉ニュースの存在価値をすごく実感しました。
何万円する解剖書やたくさんあるボイストレーニング本を見ても、喉ニュースのようにドコの筋肉がどう働いているから声がでない、うまく出せない、どうすればいいかなど詳しく書かれているものはありません。
この分野に興味のある人なら、この記事が本なら何万円も出してでも購入するという人はいるはずです。
しかし、お店で売っている物だったり、有料のブログだったら見ることが無かったであろう人も、喉ニュースは無料で見れるため、出会うきっかけになります。
そこで少しでも多くの人が最先端の知識を身に付け、その知識が一般かされたり、多くの人が発声医学に興味を持ちどんどん新たな発見が生まれ、確立されていけば、①の障害も低くなります。
今後10年20年30年後、ボイスケアサロンのような質の高い施設が増えていたら、パイオニア的存在としてTVに會田先生が出てそうですね!
私たちは、分からないことがあれば喉ニュースで調べることができますが、先生は何もない0に近い状態から調べ始め、ここまで来られた驚愕します。
病気が流行っておりますのでお体に気をつけてください。
追記
新規参入することは大変ですが、會田先生のような喉頭施術師を目指す人が現れるのは、我々施術を受ける側にとっても嬉しいことです。
いずれ認定制度ができて、ボイスケアサロン公認施設が全国にできたら素晴らしいですね!
ご活躍期待しています!!
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2014-01-19 00:05