2013年 12月 24日
坂原晋太郎先生からのメッセージ
優秀なボイスアドバイザー坂原晋太郎先生から短文メッセージをいただきました。
會田先生、いつもお世話になっております。
ライブのとき、合唱パートでみんなで歌うときがありますが、そうするといつものようにミックスボイスが出ません。
これは、ステージを見上げる格好になっているため、顎が上がっていて、そのため胸骨舌骨筋が引っ張られることになり、甲状軟骨に圧がかかって深奥ポジションに入るためであると予想しました。
カラオケでも、画面が上のほうにあると、歌詞を見ようとして同様の現象が起きてしまうものと思われます。
ですので、カラオケでは極力歌詞を覚えておく、もしくは上目で歌詞を見るようにするのがよいかと思います。
會田先生の御見解はいかがでしょうか。
なかなか鋭い視点ですね。
下顎を水平より高く挙げると、オトガイ舌骨筋と胸骨舌骨筋のテンションが増し、喉頭をホールドしてしまいます。
その結果、深奥化や運動性が低下し、歌い辛い環境となるでしょう。
お見事な論理です。
坂原晋太郎先生のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2013-12-24 00:10