正しい知識を持っていただくことを切望します・・・【過去記事再掲載】






歌や発声の指導者五名と座談しました。

約1か月まえのこと。〔2013年9月の某日〕

もしかすると、この喉ニュースを読んでいるかもしれないので、そのときの様子を書くべきか否か迷いましたが、彼らと生徒さんの未来のためにも概略を伝えておきます。

事前に主催者から、喉の医科学も、発声のテクニックも、知り尽くしている発声指導のベテランたちが集まると聞かされていました。

わたしは、新しい知識やヒントがいただけるのではと、“超”が付くほど期待して出かけたのです。

約2時間にわたる座談形式の会議。

唖然としました。

発声医学や音響科学に対する基礎的な知識が脆弱過ぎることに。

こんな低レベルの知識で生徒に教えているのかと考えるとゾッとしました。

中途半端な発声医科学を振り回すくらいなら、喉の構造は何も知らないがイメージによる指導だったら負けないぞと公言している先生の方が良いのかもしれないと思ったほどです。

座談会で気になった事項を列記します。


● 胸鎖乳突筋と輪状甲状筋はつながっていません。

● 輪状甲状関節の動きは一種類ではありません。

● 発声の筋肉は内臓のような不随意筋ではありません。

● 筋肉は簡単に自己伸長しません。

● 菱形筋を鍛えると声が良くなるような根拠はありません。

● 声帯は4枚ありません。(前庭ヒダを含めているのでしょうか?)

● 喉頭蓋が丸まって円筒形の管になることはありません。

● 胸郭内に共鳴腔〔音声を加工する空間〕は存在しません。

● 舌は反回神経の支配を受けていません。

● 横隔膜は軟骨組成ではありません。

● 横隔膜はお腹の中に浮遊していません。(第3腰椎体前面から延びる腱脚で支えられている)

● 骨盤底筋さえ鍛えれば歌が上手くなると断ずるのは過言だと思います。


その他もっと稚拙な言論もありましたが、メモを中断したため、詳しく覚えていません。

確かに発声の医科学はまだまだわからないことばかりです。

それでも、確定的に真実な部分はしっかり理解し、それらを礎として、ご自分の発声理論やテクニックに取り入れることをお薦めします。

そう、あなた自身と生徒のために・・・





e0146240_21162877.jpg





追記
声を出すとき・・・
喉で何が起こっているのか?
どのように動いているのか?
知ってください。







~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2018-10-13 09:25