C.Tenaさんからのメッセージ


声を愛する素敵な女性C.Tenaさん。
当初は左半身麻痺の影響で正常発声は困難かと思われましたが、C.Tenaさんの不断の努力と強い意志で、徐々に喉頭が動き、その後、歌唱呼吸までも稼働してきたのです。
まさに奇跡を呼び起こした・・・
本当にお見事です。
わたしも情熱を失わない60代を迎えたいと願っています。(そう、わたしも還暦に向かってカウントダウンが始まっていますからね)
素晴らしいメッセージをくださったC.Tenaさんに御礼を申し上げると共に心からエールを送ります。
Please get a better voice!





1年3ヶ月前、声がガラガラになって出なくなり、もう歌えないのではないか・・と半分絶望しながら毎日ネットを舐めるように探し、會田ボイスケアサロンにたどり着いた時、「私が訪ねるところはここだ!」と思ってしまい、その3ヶ月後(忘れもしない、寒い7月20日)に會田ボイスケアサロンに、心細く、緊張しながら伺いました。
會田先生の前に座り、「よろしくお願いします」と言った途端、先生は「○○さん、左の喉が全く動いていませんよ?」と、おっしゃいました。私は「エー?また??左?後遺症?」と力が抜けました。

私は20年前、45歳の時、脳出血に倒れ、左半身麻痺・左の痺れ・痛み・その他色んな後遺症とともに生きています。倒れた直後はそれまで仕事でもやっていたピアノに絶対戻ることに必死でしたが、ピアノの鍵盤を打つたびに、全身に痛みと痺れが走り、それがストレスになるため、諦めたのです。でも、ピアノの曲が聴こえると、街中や、どこであろうが、体が動かなくなり、涙が出てきて・・・・・

そして、すぐ声楽に力を入れ始め、楽しめる程度になっていた、1年3ヶ月前のあのとき、もし声を諦めなければならなかったら、今頃どうなっていたかと思います。
 私の左喉は動かなくなって20年、右喉だけで、必死になって話したり、歌ったり、叫んだり(舌にも左右があるのか?滑舌が悪くて、無闇に大きな声を出していたように思います。)でも、左喉が動いていないことには全く気づいていませんでした。それで、再び、脳出血の後遺症で歌をあきらめなければいけないのか・・・?と、思うと、胸がつまりました。
でも、先生は、「もっと年齢の高い人や、手術をして、声が出なくなった人も、頑張っていますよ!○○さんが頑張るなら、大丈夫!」と励まして下さいました。

また、20年もたつと、後遺症そのものも、私の一部になり、その障害をよけられる事なら、適当によけながら、暮らしています。靴、スリッパなどもその一つ。
何度目のサロンでは、「これ、○○さん用」と、左足のスリッパが飛んでいかない物を用意して下さり、「よくわかって下さっている・・・」と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

あれから、真呼吸や様々な他のアプローチのおかげで、左肺にも息が入るようになり、それを先生も自分のことのように感動して下さったのが、最高でした。自分の体調や母のことなどで、私の喉は行きつ戻りつしながらですが、最近は大分柔らかくなり、「もう少し舌骨が出てくれば・・・」というところまできたらしいので、密かにうれしいのです。
先生に、「もう来なくていい」と言っていただくまで、体調を崩さないよう気を付けて、月1回1泊二日で東京に行きます。おふたりの先生には、本当に感謝しています。これからも どうかよろしくお願いします。 C.Tena






~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2013-10-05 00:02