声の短問短答【続編】113


「習っている先生から『血を吐くまで歌い続けないと、喉は強くならない!』と叱咤されましたが、これは本当でしょうか?」

確かに大昔は、そのような意見もありましたが、実際にはいかがなものでしょう・・・
発声は運動です。
血を吐くまでとは、野球のピッチャーなら肩が炎症(インピンジメント症候群)を起こすまで、テニスならテニス肘(上腕骨外側上顆炎)や手首の腱鞘炎になるまで、がんばってがんばり続けろとの指示。
オーバーユースにより、負傷や疼痛が存在すれば、間違いなく運動性能は落ちます。
やはり発声も同じ。
先生のお言葉は、過度の使用によって喉頭内の粘膜や筋肉が傷つき、そこから出血した様子を示していますよね。
痛みをガマンして乗り越えれば、根性はつくかもしれませんが、リスクが高すぎます。
そう、昔のスポーツの訓練時、うさぎ跳びさえすれば足腰が鍛えられるとか、運動中に水を飲むとお腹が痛くなりバテルから一滴も飲むななど、今となっては間違いの理論。
これと同類ですよ。
無理は禁物ですからね。
具合が悪いときは信頼のおける優秀な耳鼻咽喉科医師の元へ、どうぞ。

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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。





by aida-voice | 2013-08-13 00:31