声の短問短答【続編】89


「斜披裂筋と横披裂筋の触診のコツはありますか?」


最初に知っていただきたいのは、甲状軟骨の裏側に存在する斜披裂筋と横披裂筋は、甲状軟骨を反転させ、指を差し入れた触診での探査は不可能であると言うこと。
摘出喉頭による触診は可能です。
非常に薄く小さい筋肉ですが、何度もトレーニングを重ねて指先に感覚を叩き込めば、容易に判別できるようになります。
見極めのコツです。
まずは筋線維の走行の確認から。
斜披裂筋はクロス状、横披裂筋は水平方向。
それを確認しながら、斜披裂筋は筋線維が縄状に感じること、横披裂筋はヒラメの縁側を触れているような感じ、がポイントとなるでしょうか。
披裂軟骨を近づけることで声門を閉じる(声帯が中央に寄って発声に大きく関与)重要な運動を担っている斜披裂筋と横披裂筋。
この二つはセットで考えられていますが、模型を使って動きを調べていると、横披裂筋が主役で斜披裂筋は補正を担当しているような気がします。
そう、輪状軟骨の披裂関節面の形状からも想像できるでしょう。
斜披裂筋と横披裂筋があってこその声〔原音〕。
本当にありがとう!

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by aida-voice | 2013-06-03 14:03