2017年 02月 21日
横隔膜ストレッチ【過去記事再掲載】
まずは、しゃっくりを思い出してください。
横隔膜を中心とした呼吸関連筋を含む不随意の痙攣様動作の一種。
しゃっくりを直すには、息を思いっきり吸って止める方法が有効であるのをご存じでしょう。
これは横隔膜を下制しながら伸ばしている、すなわちストレッチしていることにほかなりません。【※内肋間筋と外肋間筋のストレッチにもなりますよ!!!】
方法です。
①息を大きく吸う
ポイント:腹式胸式を考えず、体全体を膨らませ、これ以上は入らないと感じるほど目いっぱい吸入すること
②吸いきった状態で5秒静止する
ポイント:苦しいとは思いますが、ゆっくり5秒数えること
③息を吐く
ポイント:肺の中が真空になるのではと感じるくらい息を一気呵成に吐き出すこと
④吐き切った状態で5秒静止する
ポイント:呼気時の5秒静止は、吸気時の静止より大変
⑤ゆっくり息を整える
ポイント:10秒以上かけて呼吸と心拍を穏やかに
⑥一日5回程度行う
ポイント:連続して行う必要はない(横隔膜ストレッチの場合、1回だけでもかなりの効果が期待できる)
★全体のポイント:横隔膜の正しい位置と左右の高さの違いを知り、それを意識しながら、ゆったりかつ全力で行うこと
実は・・・、これは真呼吸三法の「ストップ&ストップ・ブレス〔SS Breath〕」とほぼ同じ。
したがって、呼吸の訓練と同時に、横隔膜のストレッチができるわけです。
一石二鳥のお得な方法。
是非、お試しください!
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2017-02-21 01:15