2013年 04月 16日
声の短問短答【続編】67
「自分では声が響いていると感じていても、他人から声がこもっているとか声が小さいと言われるのは、発声時過収縮癖なのですか?」
あなたの喉をチェックしなければ正確にお答えできませんが、その可能性が高いと思います。
まずは、優秀な耳鼻咽喉科医、優秀な言語聴覚士、優秀なボイストレーナーに相談してください。
そこで問題がなかったり改善しなかったりした場合は、外喉頭の精密検査をお薦めします。
とくに自分では響いているように感じる場合、声帯で作られた音源が体外に放出されていないことが多々あります。
つまり、本人は美声で響いてると錯覚しているだけで、聴くひとはそれほど感じていないのです。
二つのパターンがあります。
①喉頭室と梨状陥凹は機能して響きを作っているものの、発声時過収縮癖によって咽頭共鳴腔の容積が減り、音がこもってしまう
②声道で形成された音が、周辺軟部組織の振動へとエネルギー変換され、小音量となっている
お大事に・・・
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2013-04-16 08:47