2017年 02月 12日
顎二腹筋の筋膜損傷の処置【過去記事再掲載】
無理な自己トレーニング(喉周辺)によって左側顎二腹筋の筋膜損傷を引き起こした症例に対する弾性テーピング処置です。
顎二腹筋の保護と同時に、喉頭の動きを制限するため、下咽頭収縮筋をホールドしました。
筋損傷ではなく筋膜損傷であることがポイント。
見極め方は、ⅰ痛みの分類、ⅱ他動的筋伸長時の疼痛増悪なのか他動的筋短縮時の疼痛増悪なのか、の二項目を緻密に調べること。
貼付直後、患部の違和感が無くなり、安静が獲得できたことを示しています。
24時間後には、圧痛および軽度腫脹も軽減。
このテーピングは頻繁に張り替え(筋緊張の度合いで場所は多少変化)、早期改善を目指します。
お大事に!
追記:テーピングで重要なのは、該当筋肉のみに貼付するのでなく、それに連続したり関与したりする組織も考慮すべき点にあります。ここでは顎二腹筋の前腹と後腹を個別パーツと捉えクロス貼りとしました。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2017-02-12 06:59