見てわかるだろうか?《輪状甲状関節の動き》解答編【過去記事再掲載】


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問題「見てわかるだろうか?《輪状甲状筋の動き》」の答えです。

A:中音
B:低音
C:高音

わかりましたか?
これでもわかりやすい写真なのです。
外皮から輪状甲状関節の動きを知るのは生半可なことではありませんね。



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追記:音楽的ピッチには音色も含まれます。声帯の振動周波数は同じでも、各共鳴腔の活用で“らしさ”を構築できます。この使い方の上手い下手で、概ね声質や歌声の良し悪しが決まってきます。上の写真をご覧ください。低音時、甲状軟骨下端と輪状軟骨上端の幅があり、より確かな低音を求め、咽頭共鳴腔を最大限利用しているのがわかります。高音時は、喉頭全体が若干深奥化し、甲状軟骨下端と輪状軟骨上端の幅が狭くなっているのが、何となく…、わかります。しかし、何度も何度も多数の写真とにらめっこしても、結局、何となくしかわかりませんでした。いいえ、わたしは知って選んでいますから、いきなり写真だけ見て「さあ、この喉の音の高さは?」と訊かれても答えに窮します。まあ、こんないい加減な程度です。論理的には以下の模式絵の通り。緑色楕円部が輪状甲状関節窩、紺色線間が甲状軟骨下端と輪状軟骨上端の幅です。高音発声時は矢印方向に向かいます。この間隙は、ほんの数ミリ。さらに、皮膚から輪状甲状関節まで、軟部組織が何層も存在します。このことからも『目視は難しい』って理解できますよね。



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by aida-voice | 2016-08-29 00:19