見てわかるだろうか?《輪状甲状関節の動き》問題編【過去記事再掲載】


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ピッチコントロールを得意とする女性にご協力いただきました。
会話声中音域、低音域、高音域の3種を交互に発声してもらい、そのときの喉を写真撮影するもの。
さらに輪状甲状関節が動いているかどうかも触診しました。
なお、音高を定めるためキーボードを使用。(最近のキーボードは優れていますね)
差は4オクターブを設定。
輪状甲状関節の動きを最優先させるため、音楽的要素は求めません。
出しやすいピッチを自分で決めて、常に同音を発します。
最初に触診結果をご報告しておきましょう。
●輪状甲状筋の触診が可能
●輪状甲状筋垂部と斜(直)部は離れて存在しているのか重なっているのかの判断は難しいが、斜部の筋腹が発達している(急峻な音高変化に耐えられるはず)
●輪状軟骨の側体の様子から輪状甲状関節窩の面積が広いものと推測(関節可動域が増えピッチ範囲が広い)
●他動的に輪状甲状関節を動かすことが可能(正常に機能している)
したがって、この方の輪状甲状関節は順調に動いています。
それを外皮から判断できるかどうか・・・
A・B・Cは中音・低音・高音のどれだと思いますか?



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答えは ☞ 解答編  






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~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。




 
by aida-voice | 2016-08-28 08:18