2013年 03月 07日
声の短問短答【続編】57
「習っている先生からガムを噛むとボイストレーニングになると聞きましたが本当でしょうか?」
どうでしょう、詳しくわかりません。
咬筋を使用することで口の開け方〔顎関節運動〕の訓練ができるかもしれません。
また、リズミカルに顎を使うと、脳内のセロトニン神経が刺激され精神が穏やかになり、喉頭のリラックスに結びつくのかもしれません。
さらに、唾液の分泌が促がされ、内喉頭や声帯の湿潤を保つのかもしれません。
さらにさらに、ペパーミントやスペアミントが主成分のガムならば、鼻がぬけて声が出やすいかもしれません。
以前、音声震戦症の方にガムが効果的である記事を掲載しましたが、これは声の質を高めるためのもではありません。
一縷の望みを模索して声の病気に対処するもの。
現在、この程度しかわかりません。
今後の宿題とさせていただきます。
追記:質問には『ボイストレーニング』との言葉がありますが、カムを噛んで歌唱技術が向上するのは難しいと考えます。メジャーリーガーがプレー中によくガムを噛んでいますが、野球技術を直接高めるものではなく、緊張緩和や集中維持の目的と聞きました。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2013-03-07 00:08