2013年 03月 08日
S先生から依頼を受けて〇〇〇〇さんの喉頭を解析しました
〇〇〇〇さんの歌声に関する情報です。
最新のCD、過去のCD数枚、そして歌唱時の映像を入手しました。
しっとりした声質の中に、切れ味のよいピッチが活かされ、聴く者を魅了します。
そう、確かに素晴らしいのですが・・・
以前の歌声と異なり、今回の作品は、声の輝度が明らかに減少しています。
その原因を、映像を利用して、外喉頭から突き止めました。
実際に触診したことはありません。
咽頭共鳴腔の動きとコントロールは神業のようにあるのですが、加齢によるものか、胸骨舌骨筋が落ちて甲状軟骨下部がやや深く深奥化しています。
結果、披裂軟骨小角が圧を受け、声帯のTensionが若干緩んでいると考えられます。
これでは声門裂から呼気が漏れ、嗄声を生じますよね。
まあ、すべて推測にしか過ぎませんが。
元々、共鳴腔の達人ですから、胸骨舌骨筋と甲状舌骨筋の筋活動性を向上させるアプローチを施せば即時に改善すると考えます。
〇〇〇〇さんの末永いご活躍を願っております。
追記:この有名な歌手は誰でしょう?
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2013-03-08 00:05