2013年 02月 13日
声の短問短答【続編】51
「本当に歌わずして歌がうまくなるの!?」
あり得る話です。
これはミラー効果に付随する内容。
他人の歌声をじっくり聞いていると、ときに発声関与筋が勝手に動いていることがわかります。
もちろん、歌ってはいないので、声帯の振動はありません。
声帯をコントロールする筋肉や音色を構成する軟部組織が動くのです。
だから、素晴らしい歌声や自分の好きな歌手の声をたっぷり聴いて欲しい。
何十回も何百回も何千回も。
つまり、歌わずして歌がうまくなるのです。
ただしポイントがあります。
以下を参考に!
●自分がその声で歌っているような気分で真剣に聴き込むこと
●良いオーディオ機器と音源(ハイレゾやSACDなど)を使用すること
●同じ曲を繰り返し繰り返し聴くこと
追記1:しかしながら、極上の芸術に属す歌唱力を得るには、優秀なボイストレーナーの下で歌う練習が必須かもしれません。
追記2:逆だとわかりやすいのではないでしょうか。音痴の歌に長期間接していれば、音程やリズムが狂わされる可能性は否定できませんよね。
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2013-02-13 00:02