声の短問短答【続編】21


「オーディションや面接で緊張すると喉が詰まるのですが、対策はありませんか?」

~対処法~
良い声にしようとか言葉を噛まないようにと考えるのではなく、息のことだけ考えてください。
発声の大原則に「空気が流れなければ声帯は振動しない」があります。
緊張すると、喉(声帯を動かす筋肉や共鳴腔を構成する軟部組織)が硬くなり、声道がせまくなる。
これでは空気の流れが減ってしまい、声が小さくなったり出辛くなったりするのは自明の理。
そこで、始まる前から、ゆったりとした大きな息の流れだけを考えるのです。
吸うのに5~7秒、吐くのに5~7秒。
他には呼吸テクニックは要りません。
ゆっくり、ゆっくり・・・
審査の途中も心掛けてください。
自分自身が穏やかに呼吸している行為だけに意識を集中させ、「上手くいくかな?」「結果が心配だ!?」とは一切考えないこと。
吸うのに5~7秒、吐くのに5~7秒を、順守しましょう。
これによって、緊張する場面でも、スルスル声が勝手に出てくる。
結果、「おっ、大丈夫じゃないか!」と冷静に感じられ、あなたらしさを100%表現できるはず。

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声の短問短答【続編】の詳解
by aida-voice | 2012-11-11 08:52