松任谷由実さんの喉と声


松任谷由実さん(ユーミン)が40周年を迎えましたね。
長く歌い続けるって、スゴイことです。
わたしは高校生のときからの大ファンで、旧姓の荒井由実さん時代からすべてのレコード盤とCDを購入しています。
その中には、心がしめつけられるような青春の思い出となっている曲もあります。
今日は松任谷由美さんの外喉頭と声を、わかる範囲で分析してみましょう。
なお、実際に触診したり検査したりした訳ではありません。
音声と映像からの推測となりますことを申し添えます。
まず何よりも曲が良い。
心身に染み込むようなメロディ。
楽曲や歌唱力の解析は他の専門家に任せるとして、喉と声の科学に関して。
音源と動画から、大きく形状の秀逸な甲状軟骨を有し、かつ、口腔共鳴腔と鼻腔共鳴腔を多用していることがわかります。
逆に咽頭共鳴腔はかなり絞り気味。〔清水みちこさんがユーミンのモノマネをしているとき確信しました〕
これによって声道を通過する空気量(声量)が少なくなります。
しかし、口腔および鼻腔の精緻な共鳴コントロールにより、個性的かつ魅惑的な歌声に仕上げているのです。
加えて輪状甲状関節の動きも確認できました。
すなわち輪状甲状筋を十分に収縮させ、音声に張り感と高音を組み込んでいる。
さすがユーミンですね。
この先も長きにわたるご活躍を心より願っております。
間もなくリリースされる40周年記念アルバム「日本の恋と、ユーミンと。」がとても楽しみ!
2012年11月20日発売だそうです。
皆さんもお買い求めいただきユーミンの歌声に心酔してください。



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~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2012-10-10 00:02