2012年 07月 30日
緊張をときほぐせ!
大勢の前でしゃべったり大事な内容を伝えなければならなかったりするとき、ひとは誰でもドキドキ緊張します。
そんなときの声は、硬くうわずってしまい、相手にも「おぉ、あいつ緊張しているな」と見破られてしまいます。
平常心と緊張したときの声の様子を比べてみました。
その結果、緊張すると・・・
1:硬質的な声になる
2:高音化する
3:響きや艶感が減る
4:ボリュームが小さくなる
5:滑舌が悪くなる
これでは、相手を説き伏せたり訴えかけたりする力が半減してしまいます。
予防法はないのか?
まずは、慣れることでしょうか。
緊張タイプのひとでも、場数を踏めば、ある程度は慣れて、通常の発声が可能になります。
次に、キチンと準備して臨むこと。
用意が万全であれば、安心してその場に挑めますからね。
ここまでは一般論。
次が、当サロン會田茂樹ならではのお話。
緊張状態にある方々をつぶさに観察していると、ある共通の行為が気になるのです。
それは、息が浅くなること。
まるで呼吸していないのかと思われるほど。
繰り返しお伝えしていますが、呼吸は声の根源です。(呼気によって声は作られるのですから!)
緊張して喉や体がこわばり、呼吸も小さくなって声も出にくくなれば、ますます緊張して自分の伝えたいことが言えなくなってしまいます。
そのため、いつも緊張しやすい方や今日は緊張しそうだと感じている方は、前もって予防しておきましょう。
有効な方法は、呼吸5秒静止とブレスアップ体操です。
呼吸5秒静止は、読んで字のごとく、大きく吸い込んで〔最大吸気〕5秒息を止め、全部の息を吐き出して〔最大呼気〕5秒止める方法ですね。
口と鼻を使い、スムーズかつスピーディに呼吸してください。
数回繰り返せば、胸郭がストレッチされ、身体全体もほぐれます。
ブレスアップ体操は、防音室内でお尋ねください。
by aida-voice
| 2012-07-30 02:58