2012年 07月 17日
小雑談 【呼吸の誤った認識】
呼吸の誤った認識
● お腹に息を入れる (腹腔に空気が入ったら死んじゃいますよ)
● 鼻から吸うと胸式呼吸、口から吸うと腹式呼吸
● 腹式呼吸と胸式呼吸は同時にできない
● 胸や肩は絶対に動かしてはいけない
● 腹筋さえ鍛えれば正しい呼吸が完成する
● げっぷを多用した呼吸トレーニングが良い
● 横隔膜は空中に浮いている (腱脚という支えが第3腰椎にあります)
● 歌の上手いひとの横隔膜は二枚ある (某ボイストレーナーの持論)
● 良い発声には皮膚呼吸も大事 (こりゃすごい…)
※以前は、上記のような意見に対して一つひとつ反論していましたが、最近は、一切やめました。論拠を述べ正しても、それを強く信じているひとには馬の耳に念仏。逆に「會田は間違っている」「會田は詐欺師だ」と批難や誹謗中傷を浴びせられる始末。腹腔に空気が入ろうが、頭蓋骨が真ん中から割れて響きを増そうが、喉に妖精が住んでいようが、膝(ひざ)から声が出ようが、きっと正解でしょう。そう、そのひとにとっては。世の中には不思議な出来事がいっぱいですから、そんな不思議な発声があっても不思議じゃないと思うことにしました。さあ、自由な発想やイメージで声を楽しみましょう!
追記1:実際、わたしの情報や研究結果も怪しいものです。現在も、過去の記事を訂正したり追記したりするのが、その証拠。発声科学は日進月歩。歩みを止めず研鑽を続けていると、新事実が次々と湧き出てきます。まあ、良く見積もっても八割程度の正論と、気軽に読んでくださいね。
追記2:当サロンは、発声を運動ととらえ、その基礎能力を高めるのを目的としています。喉の病気や声の不調は医師や言語聴覚士に、発声テクニックや歌の練習は音楽教師やボイストレーナーにご相談ください。
by aida-voice
| 2012-07-17 06:26