2012年 07月 12日
喉頭手技の主な順序
Physical approach
その日の状態によって変化させますが、各機器使用の後、主に以下のような順で手技を行います。
喉頭全体の軽擦 → 咽頭収縮筋と輪状咽頭筋(部)のピンポイントマイクロストレッチ → 茎突咽頭筋のストレッチ → 舌骨上筋群のプッシュストレッチ → 輪状甲状筋のマッサージとストレッチ → 胸骨舌骨筋のストレッチ → 肩甲舌骨筋の筋膜リリース → 甲状軟骨を反転させて内喉頭筋の一部をクリニカルマッサージ → 喉頭全体のモビリゼーション
追記1:ちなみに呼吸部門のアプローチ(訓練を含む)は、①肋椎関節の拡大手技、②真呼吸の訓練、③加圧呼吸トレーニングが中心です。これらの習得によって、①声が大きくなる、②声が安定する、③高音発声が楽になる、④ブレスが長くなる、⑤P・PP が思い通りになる、⑥1/f のゆらぎの声の獲得、⑦ビブラートのコントロール性能の向上、などでしょうか。
追記2:当サロンは、発声の基礎能力を高めるのが目的であり、喉の病気の治療(医師や言語聴覚士の分野)や歌の技術練習(音楽教師やボイストレーナーの分野)は行っておりません。これらを求められる方は、それぞれの分野の専門家にお尋ねください。
by aida-voice
| 2012-07-12 02:41