2012年 03月 07日
地声=筋肉声、裏声=粘膜声… この命名が好評!
前回の追記に、地声=筋肉声、裏声(ファルセット)=粘膜声、と書いたところ、大勢の方々からお言葉をいただきました。
完璧に正しい表現ではありませんが、喜んでくださり、わたしも嬉しいかぎりです。
一部紹介します。
「地声と裏声の意味がやっとわかりました」
「声帯の筋肉を使うのが地声で粘膜を使うのが裏声。この一言で感覚を掴む事が出来たような気がします」
「筋肉を意識したところ地声がしっかりしてきました」
「裏声が苦手でしたが、粘膜の振動をイメージしてみたら(ほんとに正しいのか分かりませんが)、綺麗な裏声が出せました」
声帯は、よく楽器の弦に例えられます。
バイオリンやアコースティックギターの弦。
これらは、線で存在しますが、声帯は面で考えてください。
そのため、長さ・厚み・硬さの要素が複雑に絡み合っているのです。(粘膜に関しての厚みと硬さは、粘膜組織の水分保有量に因ります)
だから簡単じゃない。
だから同じ音程でも人それぞれの手法があるのです。
もちろん、何度も話すように、声帯は音源と音程を構成するだけで、声が良いとか声が美しいと言った音色には関与していません。
単に、音を作ることとピッチを変えるだけ。
しかし、発声には重要な器官です。
是非、大切に扱ってあげてくださいね。
by aida-voice
| 2012-03-07 14:41