2016年 04月 06日
良い声は歌唱テクニックを凌駕する!?【過去記事再掲載】
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『声が良い』と『歌が上手い』
どっちが評価を得やすいか?
実験しました。
ある声使いのうまい歌手に・・・
①声色を良く・声量を豊かにして、わざとへたに歌を歌う
②声色を悪く・声を小さくして、うまく歌を歌う
同じ楽曲です。
数名に聴いてもらい「あなたは、どちらが魅力的に感じましたか?」と問うたところ、7:3の割合で①を選びました。
そういえば、海外TVショーのオーディション番組からデビューしたスーザン・ボイルさんやポール・ポッツさんは、どちらかと言えば、最初は歌のうまさよりも、圧倒的な声の良さが評価されたような気がしてなりません。
以前もお伝えしましたが、ひとは声の印象によって、その声の持ち主の人柄までも、一瞬にして決めてしまう傾向があります。
したがって、たとえ歌のテクニックがなくとも、声が良いだけで「あぁ、純粋で良いひとそう。いずれ歌もうまくなるでしょうから、応援したいわ」と好意的に感じることもあるでしょう。
逆だと、「ふぅむ、小手先のテクニックだけに頼っている気がする。小さくまとまり過ぎて、つまらないわ」など、好印象を与えにくくなる可能性もあります。
そう、聴く側は、あんがい身勝手。
もちろん、声が良くて、なおかつ、歌唱テクニックがあれば、最高なのでしょうが・・・
あなたの声は、どっちですか?
~重要なお知らせ~ ●外喉頭から考究する発声の理論と技術は日々進化しています。この記事は掲載時の情報であり、閲覧時点において最新・正確・最良でない可能性があります。すべての記事の内容に関し、一切の責務を負いません。●記事の内容は万人に適合するものではないため、当サロンの施術に関し、記事の内容通りの効果や結果は保証も確約もしておりません。〔当サロンでは役立てないと判断された場合、理由を問わず施術をお断りします〕●声や喉の不調は、最初に専門医の診察を受けてください。歌唱のトラブルは、最初にボイストレーナー(音楽教師)にご相談ください。
by aida-voice
| 2016-04-06 00:23