2010年 01月 31日
声道って何?
皆さんは声道という言葉を聞いたことがありませんか?
読んで字のごとく、声の道。
具体的にはどこなのか・・・
まず、声は音です。
これは普遍的事実。
その音はどこで作られるのか?
ご存じの声帯ですよね。
筋肉と粘膜から構成される声帯が、呼気によって、振動して音が作られます。
この音を喉頭原音と称します。
そして、その原音が、咽頭から口腔や鼻腔を通過して、体の外に出ていきます。
その際、各共鳴腔で音が加工されます。
ヒトの共鳴腔は五つあります。
声帯から近い順に、喉頭室・梨状陥凹・咽頭共鳴腔・口腔共鳴腔・鼻腔共鳴腔。
これらの共鳴腔のことを声道と考えてください。
実際、喉頭原音の音は、か細く小さな無個性の声です。
甲状軟骨の大きさによって異なりますが、男女の声の違いさえないこともあります。
基本的に声帯の役目は二つ。
声帯を振動させて音を作ることと、声帯を伸縮させて音程を変えること。
響きや音色は、ほとんど声道が関与しています。
そう、一人ひとり声が異なるの声道(共鳴腔)のおかげなのです。
ありがとう・・・
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2010-01-31 09:19