2011年 08月 31日
新しい触診のトレーニング方法
喉の繊細な筋肉や軟部組織を判別するには、指先の触覚のトレーニングが必須です。
来る日も来る日も繰り返し繰り返しの訓練。
最近の方法が以下です。
3cm×3cmの大きさにカットしたティッシュペーパーを触り分けること。
● エリエール ローションティシュー 〔大王製紙〕
● スコッティ カシミヤ 〔日本製紙クレシア〕
● クリネックス ローションティシューエックス 〔日本製紙クレシア〕
この3つを間違えることなく指先の皮膚に感覚を
叩き込ませます。(もちろん、その他のティッシュペーパーでも構いませんよ)
同じティッシュペーパーでも、場所によって厚みに差があることもわかってきます!
そこまで指先を練磨します。
すると、広頚筋と胸骨舌骨筋、胸鎖乳突筋の筋膜と
肩甲舌骨筋の癒着状態、輪状甲状筋の垂部(直部)と斜部の境目などを
感知できるようになります。
これこそアクティブタッチの神髄です。(下模式絵は指紋と皮膚の矢状断面)
わたしの中でも詳しい研究は進んでいませんが、指先の指紋と
その間隙のくぼみの差異で触知するのではと、何となく感じています。【AとB】
そう、指が濡れていると(水分が指紋間の溝に水分が
入り込んでいる状態)、指先皮膚の感性が鈍るのです。【C】
しかし、皮膚が乾燥しすぎてもダメ。【D】
人間の感覚器は素晴らしい・・・
是非、たゆまずチャレンジしてください。
毎日毎日、5年も続ければ、「おぉ、これか!?」と、感じ取れるようになってきますよ。(笑)
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2011-08-31 06:43