読み方の不思議

漢字二文字からなる対義語として「上下」は(じょう‐げ)と読みますよね。

その他にも(かみ‐しも)、(しょう‐か)、(じょう‐か)(うえ‐した)などと読みます。

では、「上喉頭動脈」は?

(じょう‐こうとうどうみゃく)です。

次に、「下喉頭動脈は」?

A:(げ‐こうとうどうみゃく)
B:(しも‐こうとうどうみゃく)
C:(か‐こうとうどうみゃく)
D:(した‐こうとうどうみゃく)

答えは… C

読み方って不思議ですね。

上喉頭動脈を、(うえ‐こうとうどうみゃく)や
(かみ‐こうとうどうみゃく)って読んじゃダメなのかしら?

さて、不思議に関してもう一つ。

医学用語、とくに筋肉の名称も面白い。

多くの筋肉は起始停止の部位を、そのまま筋肉の名前にしています。

起始停止とは、筋肉が骨に付着する部分で、固定されている
または、動きが少ない方が起始、動きの多い方が停止となります。

例えば、肩甲舌骨筋(けんこうぜっこつきん)。

肩甲骨から始まり、舌骨に付いています。

だから肩甲舌骨筋。

胸鎖乳突筋は、起始が胸骨と鎖骨で、その先頭字を重ね
停止は側頭骨の乳様突起を略します。

それで胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)。

部位に関連しては、上腕二頭筋や大腿四頭筋がありますね。

うで〔腕〕にあり、筋肉が2つにわかれているため上腕二頭筋
もも〔腿〕にあり、筋肉が4つにわかれているため大腿四頭筋。

次に、形状が、その名前の由来となるもの。

三角筋(さんかくきん)。

この筋肉は肩にあります。

筋肉の形が三角形ゆえ三角筋。

僧帽筋(そうぼうきん)。

肩こりで有名な筋肉です。

筋肉がカトリック僧侶の帽子に似ているから僧帽筋。《正確な真偽は不明》

そう、筋肉の名前も不思議ですね・・・







追記:この記事に関しては『国語』や『医学用語』の規則にまつわる内容のため、正確性に欠けている可能性がある旨をお伝えしておきます。もっと勉強しなくっちゃ。





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2011-08-10 05:19