2011年 07月 05日
輪状甲状関節の軌跡 (輪状甲状筋斜部に関して)
輪状甲状筋斜部によるスライド運動を観察していると
単純に前方に移動してくるのではなく・・・
最初に下方へ移動しながら前方へと向かうことがわかってきました。
実際に、下角頭にマーキングし、高音発声したときの動きを追跡すると判明します。
もちろん斜部ですから、ゆっくりのびやかな高音発声ですよ。
また、輪状軟骨側面の関節窩が浅い円形であることから推測もきます。
ニュートラルなポジションが関節窩のやや後上方であるため、初動が下方となるのですね。
解剖は医師、触診は會田茂樹
追記:輪状甲状筋垂部と斜部は、構造上、単独で動くことはないため、お互いの作用が影響し合っているのも事実です。
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2011-07-05 14:16