2011年 06月 26日
JOY君 復活
病気が完治し、再び極上の声を求め、JOY君が復活を目指して来院しました。
JOY君の喉頭は、闘病生活と咳によってカチカチに硬くなっていました。
グライディングテストではクリック音と共に痛みを感じるほど。
とくに、咽頭収縮筋(中・下)の Very Tonus と
胸骨舌骨筋と肩甲舌骨筋の Tight が顕著でした。
そこで、物療と念入りなピンポイント・マイクロストレッチを敢行した結果
クリック音は解消され、声の出しやすさを感得できました。
質問です。
咳は過緊張を促進するか?
答えはYES。
これまで数多く診てきましたが、咳の多発によって喉頭周辺筋は
硬化(強縮)することがわかっています。
咳は反射ゆえ、止めることはできませんが、息の流れを整えながら
緩やかに行うことで、若干は過緊張に陥るのを抑止できます。
さて、JOY君の喉頭の形状に関して。
以前にもお伝えしましたが、非常に秀逸です。
身長が高いと、甲状軟骨が鋭角になりやすい傾向があります。
JOY君の場合は、大きさもありますが、何よりも甲状軟骨横幅も
あるため、声種としてはオールマイティの音域をカバーできるでしょう。
また、甲状軟骨厚も十分なことにより、音質が豊かであることもわかっています。
ただ、深奥に移行すると、それらの良さを引き出すことができなくなってしまいます。
JOY君の声は、これからさらに向上していくでしょう。
なぜ?
この會田が付いていますからね。(笑)
白金台第一サロン待合室トイレ前にて
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2011-06-26 15:20