機能性発声障害の引きがね(起因)

これまで、多くの機能性発声障害の方々にお会いしました。

軽い過緊張性発声から重度の痙攣性発声障害まで。

現在および過去のカルテを引っ張り出して、発症の引きがねを調べてみました。

その結果・・・
10代の頃、アルバイト先で「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」の言葉を
ハキハキ大きな声で発するよう指導されてから不調となったケースが最も多かったのです。


生まれて初めて社会的責任を感じ得ながら仕事をするため、懸命に
声を絞り出すことが起因となっているのかもしれませんね。

機能性発声障害には、まだまだ特徴が多くあります。

順次ご報告いたします。

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追記:さらにわかってきました。原因の根本に、首や肩の筋肉損傷が関与しているケースが多いのです。肩こり・寝違い・ムチウチ(交通事故)など。大きな痛みを伴っていなくても、長期間にわたる微細な損傷が誘発要因となっていることも。十分ご注意くださいね。




~メッセージ~
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by aida-voice | 2011-06-05 11:19