2011年 06月 06日
賛否両論 Part22 ×××
巷で、声に関わる情報を集めてみました。
すると、Aさんの意見とBさんの意見では正反対。
これらを科学的かつ独断的に解説してみたいと思います。
22回に分けて掲載する予定。
さあ、どっちが正しいの?
Part1 うがい
Part2 加湿器
Part3 吸入器
Part4 スポーツ
Part5 飲酒
Part6 セックス
Part7 自転車
Part8 ダンス
Part9 ガム
Part10 たばこ
Part11 飛行機
Part12 船
Part13 タートルネックの服
Part14 ネクタイ
Part15 あくび
Part16 ハミング
Part17 ささやき声
Part18 昼寝
Part19 枕
Part20 ジェットコースター
Part21 カラオケボックス
Part22 ×××
いよいよ最後の×××。
何だと思いますか?
言葉の数としては、〇〇〇〇〇のカタカナ五文字。
このことに関して、これまでに、女性歌手2名と
男性俳優1名から質問を受けたことがあります。
「これをすると声が良くなるの?」「口の中が広がって声に響きが出るって本当?」
尋ねられた場所は、院内ではなく、酒の席で・・・
もうおわかりでしょう。
3人とも、酔いがまわってからの質問。
シモネタではなく正しく認識していただきたいと願って載せました。
まず、この行為によって声が良くなったり響きが出たりすることはありません。
絶対に無いと断言できます。
無理に行うと、顎関節脱臼、口腔粘膜損傷、嘔吐反射が起こります。
顎関節脱臼(亜脱臼も含む)はとても痛いのはもちろん、脱臼を繰り返すと
陳旧性(慢性))となったり顎関節症も懸念したりしなければなりません。
口腔粘膜損傷では、内出血のほか、口内炎に罹患しやすくなりますよね。
嘔吐反射によって、胃酸逆流が起こり、内喉頭へ浸潤し、声帯が荒れて
嗄声やガラガラ声になってしまいます。
さらに、各種感染症や、最新研究では喉頭癌のリスクさえも
高くなるとの発表がありました。
実は、この言葉を載せたのは、賛否両論の範疇ではなく
危険をお知らせするのが目的だったのです。
謹んでお知らせまで。
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2011-06-06 23:42