賛否両論 Part18 昼寝


巷で、声に関わる情報を集めてみました。
すると、Aさんの意見とBさんの意見では正反対。
これらを科学的かつ独断的に解説してみたいと思います。
22回に分けて掲載する予定。
さあ、どっちが正しいの?


Part1 うがい
Part2 加湿器
Part3 吸入器
Part4 スポーツ
Part5 飲酒
Part6 セックス
Part7 自転車
Part8 ダンス
Part9 ガム
Part10 たばこ
Part11 飛行機
Part12 船
Part13 タートルネックの服
Part14 ネクタイ
Part15 あくび
Part16 ハミング
Part17 ささやき声
Part18 昼寝
Part19 枕
Part20 ジェットコースター
Part21 カラオケボックス
Part22 ×××


Part18は昼寝。

あるオペラ歌手が「僕は昼寝をすると声がよく出るんだ」と
話していたのを覚えています。

はたして昼寝は声に良いのでしょうか?

発声を運動の観点から探ってみます。

時間帯や質の違いはあるでしょうが、昼寝も夜の睡眠も
同じ「寝る」行為であると言えますよね。

そのあたりから照らし合わせれば、答えが浮かんできます。

まず、睡眠によって、それまで酷使した筋肉の疲労回復が果たせます。

発声も筋肉の動きが主となります。

十分な柔軟性と運動性があってこそ、歌唱テクニックと個性が乗っかります。

長時間および過度の発声は、喉頭周辺筋の
乳酸代謝障害を引き起こす可能性が高くなります。

疲れていては、良い声になりません。

実際、発声練習し過ぎて、最高の状態に高められていないケースを多々見かけます。

そう、無理やりの技術や根性だけで押し切っている感じ。

ご注意くださいね。

逆に、寝起きすぐは、十分な動きが伴いません。

筋肉が動きだす(スタートアップ)には、時間が必要。

やはり他のスポーツと同じですね。

さらには、「昼寝をすると身体が気だるい感じになるから嫌い」との意見もあり
このような方に昼寝はお勧めできませんよね。

したがって、もし昼寝をするなら・・・
1短時間とする
2覚醒してある程度の時間が経過すれば問題ない
と言えます。

そう、好影響か悪影響かは、個人の判断に委ねるところでしょうか。

やはり昼寝も賛否両論ですね。


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~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2011-05-22 00:18