2011年 05月 20日
評価と批判
前回は、『ゴッドハンド』などと、お褒めのお言葉をいただいたメッセージ紹介の記事でしたが、今日は逆の内容です。
稀に批判や苦情もあります。
①なかなか良くならない
②金額が高過ぎる
主にこの二点です。
その多くは音声障害を訴える方々です。
とくに、あらゆる音声専門の耳鼻咽喉科で診てもらっても、異常がない(病気ではない)、あるいは、治療法が存在しないケースですね。
そして、ネットや紹介などで、当サロンを知ってお越しになります。
わたしが一番に感じるのは・・・、何よりも、大いなる期待をされていることです。
常に、初検時には次のいづれかの言葉を必ず伝えます。
A:「良くなる可能性はありますが、時間がかかりますし、個人差が大きいため、完治の確約はできません」
これまで多くの症例を診てきましたから、改善するとわかっていても、絶対に治るとは言い切れないので、このようにお伝えしています。
当たり前なのですが、すべての患者さまは『治る』確かな保証を求めてきます。
しかし、100%はありません・・・
B:「残念ながらお役に立てません」
検査の結果、わたしの力の及ばない場合は、その旨を詳しくお伝えして、施療を行わず、お引き取りいただいております。
希望を抱いて全国各地からお越しになられ、誠に心苦しいのですが、改善が難しい場合は率直にお伝えしています。
結局、良くならなかったために、これまで二件の厳しいお叱りのメールと、一回だけ施術費用(交通費を含む)の返金を要求されたことがあります。
当サロンでは、最初に、喉の治療でなく、発声の能力を高める施術であることをご承諾いただきます。
トラブルにならないよう、間違いなくご署名をいただきます。
しかし、なかなか良くならないことに腹を立てるひともいるのです。
実際、希望どおりの声にならないのは、わたしの力不足です。
誠に申し訳なく思います。
ご存じの通り、わたしは、毎日、毎日、飽きることなく喉と声を研究しまくっています。
去年より今年、先月より今月、昨日より今日、日々進化発展しています。
とくに、より声を良くする、声の質を高める、そして、音声障害(痙攣性発声障害、声帯溝症、吃音症、過緊張性発声など)は、不眠不休で研究しました。
その結果、外喉頭の観点から声を良くする手法がいろいろ開発できました。
とは言え、やはり軟部組織が相手ゆえ、確実でないことには変わりはありません。
そう、改善する可能性が増しただけ。
ですが、効果が高まった方法を安易に公表してしまうと、「會田が絶対に治してくれる」との大きな勘違いの期待を寄せるひとが増えます。
よって、新しい手法の多くは発表していません。
喉ニュースでも詳しくはお伝えしませんのでご理解ご了承ください。
したがって、当サロンにお越しになり「おぉ、ここまで解明されて、こんなに効く施術があるのか!」と驚かれる方が非常に多いのです。
また、「金額が高過ぎるんじゃないのか!?」と批難されることもあります。
わたしは、この研究に莫大な『時間』と『金銭』をつぎ込んできました。
大学病院や大きな研究機関は、国や組織から援助がありますが、わたしは個人の資金を研究費に充てています。
研究開発のために借金をしたことも幾度となくあります。
すべては喉と声の研究のため。
生半可な気持ではありません。
現在も、そして、これからも、わたしを信じて訪れる皆さまには、万難を排して最善かつ的確なアプローチをご提供していくことを誓います。
あなたの声を良くするために一生懸命です!
追記:外喉頭施療を小馬鹿にする医師は、きっと、軟部組織の曖昧さを医療としては認めたくないからなのでしょうね。確かに、わたしのアプローチは、発声能力を高めるだけのもので、医療ではありませんが。≪苦笑≫
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2011-05-20 00:19