喉を見れば歌がうまいかどうかわかるってホント?【過去記事再掲載】


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≪喉を見れば歌がうまいかどうかわかるってホント?≫ 

おおむねYES。
実際は、歌がうまい可能性が高いとなりますが、確かに『音』を自在に発することができると言うことですね。
では、どんな喉だと良いのでしょう!?
まず、声帯で音が作られます。
この声帯の音源は決定的であり、とくにピッチは声帯が担います。
甲状軟骨周辺の筋肉を使って、声帯を伸ばしたり縮めたり、膨らましたり薄くしたり、硬くしたり軟らかくしたりと、変化させます。
そう、ギターの弦と、クラリネットのリードと、トランペットのマウスピースに当てる唇〔くちびる〕を、足して割ったようなもの。
良い所取り。
これまで何度もお伝えしましたが、声帯は自分自身ではあまり動いていません。
他動的に動かされる。
まるで操り人形。
ちょっと話がそれますが、上等な発声には披裂軟骨の運動が重要であることもわかってきました。
輪状軟骨上に鎮座する披裂軟骨の踊るような動き。
この関節面は鞍関節に近いと言われていますが、わたしの行った人体解剖の結果、もっと平坦なものではないかと考えています。
当該関節の動き具合によって、発声能力が異なってきます。
いずれ詳しく解説しましょう。
さて、閑話休題。
音源でなく音色は、声帯上位の共鳴空間で決まりますから、そこの形状と動き方で見分ければOK。
簡単かつ大胆に・・・
①喉が大きいひと〔広角型甲状軟骨〕
②舌骨部(あごの下)がふくらむひと
③えらの下がふくらむひと
④のどぼとけ(甲状軟骨)がよく動くひと
⑤会話時に唇〔くちびる〕がしっかり動いているひと



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あなたは当てはまっていますか?





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 會田茂樹|あいだしげき 





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by aida-voice | 2016-06-05 00:16