声帯萎縮および声帯溝症の新アプローチ法


エアコンの季節になりました。
温度差があり、エアコンの乾燥で、さらに声がかすれて出にくくなります。
当サロンには、内喉頭(とくに声帯)への血流を増やして体質改善を求める患者さまが大勢お越しになります。
ある声帯萎縮の患者さま(60歳代男性)の情報です。
「エアコンを使用する際、加湿器も同時に使用すると、声がれが少なくなる」
ただし、ご家族からは嫌がられるそうです【苦笑】
ある声帯溝症の患者さま(30歳代女性)の情報です。
「就寝時にパナソニックのナノケアを使用すると、翌朝の声が出しやすい」
美容(お肌)にも良く、一石二鳥とのこと【微笑】
お試しください・・・

声帯萎縮は加齢現象と捉える説が大半ですが、血流減少や保湿不足で若年に罹患することもあります。
わたしが診た声帯萎縮の最少年齢は19歳です。(3年前に一色信彦先生がご診断)
仮説の域を出ませんが、喉頭環境の改善で予防は可能だと考えています。
次に、声帯溝症は、声帯萎縮の一種とみなすことができ、先天性ならびに後天性があります。
どちらも確定的な原因はわかっていません。
気にならない程度の嗄声(かすれ声)や二重音(声われ)で、喉の中を検査して初めて声帯に溝があるとわかったひとも多くいます。
日常生活に問題なければ経過観察のようです。
さて、当サロンでの声帯萎縮および声帯溝症におけるアプローチは年々進化しております。
通常の喉頭能力向上施療や喉頭血流改善施療に加え・・・
ヒアルロン酸添加吸入(超音波吸入器を用いる)
②マグネットシート貼付(甲状軟骨舌骨間膜部)
③甲状軟骨と舌骨の引き離しテーピング(弾性テープ利用)
確かに簡単には治りません。
しかし、少しでも良い状態に向かうよう、この先も、さまざまな手法で声帯萎縮および声帯溝症に挑んで参る所存です。



ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記:詳細写真紹介
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~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2010-06-28 20:06