2009年 06月 03日
喉が温まるまでに時間がかかる人は要注意
誰でも本番やレコーディング前には発声練習をして喉を温めます。
スポーツでいう準備運動ですね。
声は、声帯を含め、すべて筋肉が担っている運動の産物です。
したがって筋運動能力を高めることで声が良くなります。
思い通りの筋状態に達し、歌唱テクニックや歌心が加わったとき、人を感動させる極上の音声が可能になります。
さて、よく耳にする話しですが「私は喉が温まるまでに時間がかかるのよぉ」と。
つまり、ウォーミングアップに時間がかかる!
長い人だと1時間などなど。
しかし、長時間発声練習していると、筋疲労を起こして運動能力が低下します。
あなたはマラソン競技に出場する直前に42.195キロ(マラソン)を走って準備しますか?
1時間も発声練習(準備発声や喉アップ)していたら、その後の本番ですぐに筋能力が低下してしまいますよ。
これでは繊細なピッチや声量のコントロールができません!
喉が温まるまでに時間がかかる人は要注意です。
発声練習は長くても20分でしょう。
可能なら5~10分くらいで、最高の状態に仕上がることが望ましいと考えます。
どのような人が、喉が温まるまでに時間がかかるかといえば、それは喉頭の筋肉が硬い人ですね。
喉周辺には多くの種類の筋肉があります。
それらの各部位によって声の出具合が大きく異なってきます。
喉頭の筋肉にしなやかさと柔軟性を獲得させ、短い時間の準備でも、最良の音声になるよう喉頭を調整しましょう。
発声はスポーツと同じです。
そして喉は楽器でもあります。
この二つの重要な事実を正しく認識している人が最高の歌手に近づきます。
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
追記:TVで活躍している某歌手から「この ボイスケアサロン声専用キャンディ をなめると、一瞬で最高の状態に仕上がるよ!」とお褒めの言葉をいただきました。お役に立てて光栄です。
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2009-06-03 12:30