2009年 04月 25日
30秒で歌唱力を高める方法
好調時と不調時の歌唱(声楽・オペラ・J-POP)の様子をビデオ撮影し、あらゆる角度から徹底的に比較検証してみました。
すると、喉周辺および顔面周囲のそれぞれの変化がわかります。
それを基にして、歌を上手く歌うには、どのような状態がベストなのか判明しました。
幾つかありますが、その中から今日は口元に関してお伝えします。
人中の動き方に注目!
好調時は、口輪筋および上唇挙筋の動きが活発で、口唇が上顎切歯から離れ、『音声』をコントロールしているのがわかります。
しかし、不調時には、上口唇の動きや歯切れが悪く、『音声』が完全に沈んでしまっています。
そこで、人中および上唇挙筋を、ピンポイントでMassageすると、好調な動きを即時再現できることがわかりました。
したがって、不調のときや歌い過ぎて疲労を感じてきたときに行うと良いでしょう。
いろいろ試してみましたが効果は抜群でした!
コンサート、リサイタル、オーディション、カラオケ大会など歌う直前に、30秒間で誰でも簡単にできるのため、超お勧めです。 (危険な部位ではないため覚えてしまうと重宝しますよ)
ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)
追記1:人中 にんちゅう、または、じんちゅうと読み、鼻と口との間にある縦の溝を示します。
追記2:「声」は自動的に出てくるものと勘違いしている人が多いのも事実です。発声医学は進歩しています。根性や長時間練習だけではありませんよ。これらの詳しく正しい方法は講習会等で徐々に発表しますので楽しみにしていてくださいね。(これだけの理論やMassage方法を見つけるまでに、かなりの時間と労力を要しました・・・)
追記3:ここでの好調・不調の判断は、優秀な歌手と耳慣れた聴者によって音色や音程など感覚的に捉えたものです。また、この方法は、歌唱時の喉頭能力をUPさせるのが目的で、歌のテクニックが上手くなるものではありません。
~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice
| 2009-04-25 14:46