ホームページ改新にあたり、2005年に発表した會田ボイス整骨院ボイスコラムを載せます。
このコラムは当時の最新発声医学をお伝えしてきました。
既に古い情報となってしまい、現在とは多少異なる見解もあります。
しかし往時の最先端を偲んで訂正せずに載せることをご了承ください。
その点をご考慮いただき、お読みくださいますようお願い申し上げます。



5:発声はスポーツだ!・・・筋肉を活かしたアクティブボイス

私事ですが、四十歳を超え初めて本格的に声楽を学ぶチャンスにめぐりあいました。
不惑の歳ゆえプロ歌手など目指していませんが、十代の学生のように理由も分からず形而上の概念だけで練習するのではなく、これまでのオペラマニアと医学知識を総動員させて、「どうすれば響くのか?」「輝く高音の出す方法は?」など、真剣に研究しました。
まず、喉と声にかかわる書物や医学書を読み漁ったのです。
さらに咽頭模型を購入し立体的に精査しました。
それだけでは足りず、機能を理解するため、東急ハンズで材料を買い揃えてオリジナルの模型を作ったりもしました。
そのとき、ひとつ気付いたことに、意外にも関連書籍の少なさがあったのです。
「なぜ、分りやすい書物が少ないのか?」「どうして『これが発声の真髄だ!』と確立されたバイブル的書籍がないのか?」などと煩悶しました。
熟考し、そして読み解くにしたがって答えが分ったのです。
それは、≪発声はスポーツに似ている≫ということだったのです。
この言葉に驚く人も少なくないかもしれませんね。
すでに記載しましたように、音声は声帯が振動して発声しているのは誰もが知るところです。声帯が、ギターの弦やクラリネットのリードのような金属とか木の物質でできていると思っている人はいないでしょう。
そう、声帯は粘膜と筋肉でできている。
その声帯を震わせ、咽頭や口腔の各部で共鳴して構音(または調音)しますが、それには多くの小さな筋肉が関わっていることも知りました。
つまり、筋肉を動作させて声を出しています。筋肉の動き次第で、輝く高音を出したり響き渡る低音を出したりすることができるのです。
ただし、喉周辺の筋肉は小さく、確かに随意筋ですが、自分自身では存在を意識できないため、鍛えたりストレッチングを施したりするのは、はなはだ困難なのです。
そこで、それらを可能にする方法や施術はないかと研究に勤しみました。
「発声と似ているもの似ているもの・・・、そうだスポーツだ!」と閃いたのです。発声はスポーツに似ている事実を悟ってからというもの、多種多様の筋肉を活かして役立つ手段と技術を発見しました。
もちろん筋肉を活かすだけではスポーツも発声も100%にはなり得ません。
当たり前のことです。筋トレのみで、大リーガーのイチロー選手や松井選手のようには決してなれません。
しかし、彼らは筋トレやストレッチングなど基礎トレーニングを疎かにしない不断の努力によって現在の地位に至り、それを死守しています。
ところで、よく質問を受けますが、良い声を出すにはどのくらいの量や時間のトレーニングを必要とするのでしょう。喉の周りの筋肉は小さく複雑です。また、声帯は12mm~20mmの小さな組織です。
これを伸展させたり弛緩させたり、喉頭室や咽喉のポジションを的確にするのには大きな力は要りません。しかし、ここぞと言うときや美声を求めるなら、筋肉の動きと反応そしてスタミナはとても重要になります。
筋力に自信が持てるようになることで、筋肉や体をリラックスさせる能力も備わります。それは、コンサートや舞台発表などの本番で、緊張せずに最大の力を発揮できるということです。
研究の結果、最良の喉の状態であるアクティブボイスにするためのボイスメンテナンスを見出したのです。
また、若干閑話となりますが、スポーツ選手は往々にして歌の上手な人が多いものです。
独自に推察してみますと、運動自体が声帯周辺筋肉群にもプラスの作用を促すものと考えられるのです。
筋肉強化やストレッチングなどの基礎トレーニングだけでなく、スポーツ競技全般に言えることは、テンポ(速さ)とリズム(律動)の存在でしょう。
野球はピッチャーの投げたボールをバッターがタイミングを合わせて打つ。サッカーはチームプレーヤー同士で素早くパスしてゴールへ導く。相撲や剣道は一瞬の立会いの間合いが非常に大切です。陸上競技の100m走でも、スタートの時機が肝要で、足の歩幅や手の振りのテンポがタイムに影響します。
このように、どのスポーツでもテンポとリズムが重要なのです。
以前、ある小学校合唱部の喉の相談にのったことがありました。担当教師から、リズム感の悪い生徒の改善方法を求められました。そこで、合唱練習の前に毎回、鬼ごっこまたはドッチボールをアップトレーニングとして取り入れるよう提案したのです。
数ヶ月後、その先生から「以前に比べ、生徒のリズム感が格段に向上した」との報告をいただきました。
このことからも、スポーツによって歌唱時のテンポとリズムが良くなり、さらに発声そのものも安定するのです。
さあ、もう一度お伝えします
発声はスポーツだ!

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~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
# by aida-voice | 2008-03-07 22:16


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4:発声の科学を知ろう

これまで皆さまの健康の一助になればと願い、医療と技術の研鑽に勤しみながら、大勢の患者様の施術を担ってまいりました。
十年間で延べ40万人以上の来患です。
柔道整復師という医業類似行為者として、筋、骨、靭帯などの軟部組織の外傷(骨折、捻挫、打撲、挫傷)を扱ってきました。そこでの対象の部位は、肩腰であったり手足であったり肘膝であったり、比較的大きな部位でした。さらに、そこには僧帽筋、広背筋、上腕二頭筋、大腿四頭筋、総指伸筋、腓腹筋等々、頻繁に名の出てくる著名な筋肉ばかりです。
数年前から発声と喉の研究を始めましたが、喉周辺ほど複雑で細かい筋肉は他の箇所にはありませんでした。
解剖や生理に関連する耳鼻咽喉科学や音声学の難しい専門書籍は多少ありましたが、ボイスメンテナンスに有用な文献は非常に少なく、理論構築と技術習得に相応の時間と労力を要しました。
知れば知るほど喉は『生き物』であり、唯一無二の結論には至りませんが、ここでこれまでの成果を皆さまにお伝えできるのは至福の極みでございます。 
発声のメカニズム
これまで『パフ理論:呼気時に声帯が開閉して声門上部の空気中に振動活動を起こす気流が生じて声になる』、『神経クロナキシー説:声帯が振動する割合と神経インパルスが喉頭の筋組織を刺激する割合とが関連しあって声になる』と発展してきたが、最新の有力説は『空気力学‐筋弾性説』だそうです。
これは、披裂軟骨に結合している筋群が声帯を内転させ声門(声帯の間にあるすきま)が狭くなります。
次に、気管からの呼気は声帯と声門に当たる。
圧力が高まって、呼気は声帯をすり抜け、それにより声門下は再び陰圧になって声帯は内転します。(ベルヌーイ効果)このことから声門で受ける抵抗は少しずつ増して行きます。そして、耐えきれなくなった声帯は瞬時に離れて呼気が放出され、一連の行動が規則的に繰り返されます。呼気の急流が上気道で気圧の障害波(音圧波)を生じさせたとき原音が生じるのです。
これが『空気力学‐筋弾性説』の発声メカニズムです。
解剖図とにらめっこしながらイメージしてみても、すぐに理解できないほどの難しい理論でしょう。
声帯で生じた音は喉頭原音と呼ばれ、軟部組織の声帯が“ブォー”と力無く鳴るだけ。
喉頭原音は(息と共に)上行して口や鼻などから声として出て行きます。それまでに喉頭室、喉頭前庭、咽頭、鼻腔、舌などの器官が、からまった縄のように関係しあって構音や調音、つまり音を味付けします。
つまり、軟部組織の形を駆使してさまざまな音を生み出すことにほかなりません。
以上のことから、完全に解明されていないのも主因ですが、甲状軟骨内にある声帯や内咽頭筋を直接コントロールして、より良い声を得るような手段を模索するのはかなり困難であると考えられます。
そこで、当院では発声のメカニズムを明確に説き明かすことが主眼ではなく、喉周辺の筋肉にさまざまなアプローチを施して、美声の獲得や歌唱力のアップを目的としました。
そして、顎関節の柔軟性、胸鎖乳突筋・輪状甲状筋・胸骨舌胸筋のストレッチと筋力アップ、舌骨のポジション効果、大・小菱形筋や広背筋の活躍、息の流れと姿勢など、多様なスキルアップノウハウを開発しました。
これらを達成したとき、得られる美しく輝く声を『アクティブボイス』と命名しました。
アクティブボイスを獲得するための施術をボイスメンテナンスと言います。
クラリネットやオーボエのような木管楽器を思い浮かべてください。
特徴は、シングルまたはダブルの振動版リードを楽器の先端に設置して奏者の口から息が吹き込まれます。
これらの楽器はリードを付ける先端部分、その下の指孔のない短い部分、指孔がある調音する長い本体部におおむね3ピース以上に分解することができる品が多くあります。
このリードだけあるいはリードの付いた先端部だけを取り出して鳴らしてみると、誰もが知っているきれいな音ではなく、“ブォー”と愚音が聞こえるだけです。
まさに声帯での喉頭原音と同じです。
次に、その下の指孔のない短い部分をジョイントして吹いてみると、先ほどよりは整った音になりますが、依然平たくつまらない音です。
最後に、指孔のある部分をセットして吹けば、豊かな音が聞こえるのです。
今度は弦楽器であるギターやバイオリンで考えてみましょう。
弦楽器の名のごとく弦を使用して発音しますが、ギターは指やピックで弾き、バイオリンは馬の毛の弓で弦をこすります。
弦だけを取り抜いてピンと張り、それを弾いたり弓でこすったりしても、通常耳にするような豊かな音は再現されません。小さく“ビンビン”または“ギーギー”と寂しく鳴るだけです。
ギターでは、響孔のあるくびれた胴(響板)がなければ、またバイオリンではf字孔のある中空の共鳴胴がなければ、正しい音は鳴らないのです。
ピアノはどうでしょう。
ピアノは、ケース内部にあるハンマーで弦を打つ鍵盤楽器です。
同様に弦だけ取り出してピンと張り、ハンマーで打っても、誰もが良く知るピアノ音にはならないでしょう。
ピアノは響板とケースがなければなりません。
その他、トランペットのような金管楽器でも同様。
つまり、すべての楽器の音源は他愛もない小さな音ですが、共鳴させる空間や板や胴が存在してこそ、音色の豊かな個性ある楽器となり得るのです。
人間の声も同じです。
音源である声帯の喉頭原音が喉頭室、喉頭前庭、咽頭、鼻腔、舌などによって共鳴し音色をつけて最終的に発声されるのです。
もう一度バイオリンで詳しく検証してみましょう。
バイオリンには、乾燥させたスプルース材(エゾマツの類)の表板、乾燥させた楓(かえで)材の裏板、横板、ネック、指板、ペグ・ボックス、ペグ、ブリッジ、テールピース、f字孔などの部分があります。
表板、裏板、横板をはりあわせて、中空の共鳴胴が作られます。
共鳴胴の内部には、ブリッジの右の根元に魂柱(うすい木片)がはめられ、表板と裏板を支えています。
表板の裏にはブリッジの左側に細長いバス・バーが貼られています。
魂柱とバス・バーは音の伝達にとって重要であると同時に、楽器の強度を増す役目があります。
弦はテールピースに固定され、ブリッジにのせ、指板の上に張り渡されてペグ・ボックスに至り、ペグ・ボックスで弦は音高調整のためのペグに巻きつけられます。
奏者は左手の指で弦を指板に押し付けて、異なる音高を出すのです。
正しい角度に弓を構え、ブリッジの近くで弦をこすると、弦が振動して音が出ます。
前述の説明文を元にバイオリンの発音構造と人間の発声構造を比較してみましょう。

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ここで、演奏技術とか高級品とかは除外し、一般的なバイオリンの音色を変える、つまり良い音を出すにはどこに重点を置けばよいでしょうか。
弦や弓を最高品にしても大きく変化しないのは明白。
スクロール、ペグ、ブリッジ、テールピースなどの部品を交換してもそれほど効果はないと考えられます。
やはり、表板、裏板とf字孔の胴全体が関与しているのは火を見るより明らかですよね。
この部分の振動率を高くしたり共鳴効果をアップさせたりするのが、全体として良い音につながります。
バイオリニストの垂涎の的であるストラディバリウスやジュゼッペ・アントニオ・グアルネリのバイオリンは胴が名器であって、決して弦ではないはずです。
弦をギュッと張ることのできるしっかりしたペグやブリッジの取り付け。
すなわち、声帯を張るための内喉頭筋の強化と、舌骨付着筋群をコントロールして喉頭を安定させる。
共鳴を促進するバイオリンの立派な胴の製作。
すなわち、声帯より上の共鳴腔を活躍させるための外喉頭筋の筋トレとストレッチング。
このような具体的なボイスメンテナンスをすることにより、あなたの声をストラディバリウスのように美しく鳴らそうではありませんか!



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# by aida-voice | 2008-03-07 00:39


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3:発声の基礎解剖

ここでは主に発声に関与する構造と機能等を簡潔に紹介します。
より詳しい解剖学や生理学は、専門書を紐解いてください。
発声や構音には大きく次の主な三つの器官が示されます。

1.口腔(こうくう) 2.咽頭(いんとう) 3.喉頭(こうとう)

≪1.口腔≫
口腔は上顎骨、下顎骨、口蓋骨から成り立ち、その中に歯、口蓋、舌が存在します。
また、唾液などを分泌する耳下腺、顎下腺、舌下腺などがあります。
口腔は咀嚼、嚥下、言葉の構成などの役割を担っています。

口 蓋 
口中の天井で、前方3分の2が骨の部分で硬口蓋と呼ばれ、後ろ3分の1が軟部組織からなる軟口蓋があります。
特に軟口蓋は、発声時は上下に動き、共鳴を左右する重要な部分です。

舌 
舌は筋組織で、舌尖、舌背、舌縁、舌根に分れています。
舌は味を感じる器官として有名ですが、舌の存在と動きが発声時の響きに大いに関与していると当院では考えています。

≪2.咽頭≫
咽頭は上咽頭、中咽頭、下咽頭に分かれ、嚥下や構音さらに扁桃による免疫機能に関係します。

上咽頭 
頭蓋底から口蓋の移行部の高さまで。

中咽頭 
上咽頭の下で、喉頭蓋谷の底部まで。
口腔と咽頭の連結部分となり、最も狭い空間。

下咽頭 
口蓋谷から食道まで。

≪3.喉頭≫
喉頭
喉頭は気管と食道の分岐点付近にあります。
ここで、発声にかかわる重要な軟骨と筋肉を列挙し、簡潔に解説してみましょう。

甲状軟骨 
二枚の板状が結合。
輪状軟骨 
背後が高くなっている輪状の軟骨。
披裂軟骨 
ピラミッド形で輪状軟骨の後部に存在。
この披裂軟骨が動くことによって声帯が緊張したり弛緩したりします。
内喉頭筋 
内喉頭筋は咽頭にある軟骨をつないで声帯の動きをつかさどる。
甲状披裂筋 
甲状軟骨と披裂軟骨をつなぎ、披裂軟骨を前方に移動させ声帯の緊張を高めます。
輪状甲状筋 
垂直部と斜部に分れる。
輪状軟骨弓を挙上し甲状軟骨板を下降、輪状甲状間を短縮させて声帯を引き伸ばします。
高音を発声する際のとても重要な筋肉。
外側輪状披裂筋 
輪状軟骨弓の上縁から披裂軟骨突起の前縁までで、声帯を閉じる働き。
後輪状披裂筋 
輪状軟骨板の後面から披裂軟骨へ。披裂軟骨の回線と傾斜によって声帯を開きます。
披裂筋
二つの披裂軟骨をつなげ、披裂軟骨を近づけることによって声帯を閉じる役目。
声帯筋
甲状披裂筋と共に輪状甲状靭帯から披裂軟骨へ。
声帯の伸展を調節します。(発声時のピッチに関与)
外喉頭筋
外喉頭筋は胸骨や舌骨と喉頭を結び、舌骨下筋群と舌骨上筋群に分けられます。
舌骨下筋群
胸骨舌骨筋
胸骨柄から舌骨へ。
咽頭と舌骨を引き下げ、舌骨を固定。
胸骨甲状筋
胸骨柄から甲状軟骨板へ。
喉頭と甲状軟骨を引き下げます。
甲状舌骨筋
甲状軟骨から舌骨へ。
喉頭と舌骨を引き下げたり甲状軟骨を持上げたりします。(甲状軟骨も舌骨も骨格に固定されていないため、上下どちらへの動きも可)
肩甲舌骨筋
二腹に分れ、肩甲骨上縁から胸鎖乳突筋の下面で腱になり、ここから舌骨へと向っています。舌骨を固定し、舌骨と喉頭を引き下げます。
舌骨上筋群
舌骨挙上筋は厳密に言えば喉頭ではありませんが、喉頭に影響を与えるので外喉頭筋とされています。
茎突舌骨筋
側頭骨の茎状突起から舌骨へ。
舌骨と舌根を持上げます。
顎二腹筋
二腹に分れ、乳様突起‐舌骨‐下顎と結ばれている特異な形の筋です。
舌骨と舌根を持上げ、舌骨を固定します。
顎舌骨筋
下顎(下顎結合より第3大臼歯まで)から舌骨へ。
舌骨と舌根を持上げ、口腔底を持上げます。(舌骨が他の筋肉の影響で固定されているときは下顎の下制)
オトガイ舌骨筋
下顎のオトガイ棘から舌骨へ。
舌骨と舌を持上げます。

声帯
人間の喉頭には、二対の声帯があります。
一対は喉頭蓋軟骨から甲状軟骨の角までひろがっている仮声帯で、物を飲み込んだとき声門を狭くします。仮声帯の下には披裂軟骨から甲状軟骨の角までひろがっている真の声帯があります。筋肉が披裂軟骨を体の中央へ回転させる(声帯をゆるめて長くする)と低い音に、体の両脇の方へ回転させる(声帯を短くして緊張させる)と高い音になるので、自由に音のピッチをコントロールできるのです。
甲状軟骨板の角度が声の高低を決めます。
声帯構成にはさまざまな観点がありますが、ここでは三層に大別します。

以上のように、喉周辺の器官組織は微細で複雑な構成を成しています。
どんなに小さい筋肉でも重要な役割があって、発声に関与しているのです。何気なく生活していると、通常「声は勝手に出るもの」と思ってしまいますが、人に聞かせて影響を与える声を出すには、それ相応のメンテナンスが必要であるのも理解できるでしょう。

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# by aida-voice | 2008-03-07 00:38

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2:なぜ、声の良い人は得をするのか?

すでに声は武器になることが分りました。
美声が人を魅了することに異論はないでしょう。
その他に、どのような良い点や得する事柄があるのか、ここに当院で施療した患者様からいただいたお言葉を次に掲げます。

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これらはどれか一つだけが改善されたのではなく、複合的に関与しながら顕著に感じられた一事象を語っています。
それにしても「異性からモテルようになった」とか「オーラが出てきた」という評価はとても面白いものですね。
そう、声が直接関与するとは考えられない出来事までもプラスに転じて降り注いでくる。
逆を思うと空恐ろしくなってしまいます。
やはり、ポジティブな意識は、当事者に大いなる自信を持たせます。
その自信がさらに声を豊かに輝かせるのです。
息に感情が乗り、声も歌も最高に素晴しくなって人を陶酔させます。
あなたも、より素晴しい人生を送るために、アクティブボイスを獲得しようではありませんか。





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# by aida-voice | 2008-03-07 00:21


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1:ステキな声や歌声は人生をも変える

≪声は最強の武器だ!≫
以前、ベストセラーとなった『人は見た目が9割』(竹内一郎著、新潮新書刊)の中に、アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士の実験結果が載っていました。人が他人から受けとる情報(感情や態度など)の割合について、顔の表情が55%、声の質、大きさ、テンポが38%、話す言葉の内容は7%であると記載されています。
これは、友人同士あるいはビジネスで話をしたり応対したりするとき、人は相手の顔を見て一瞬に半分以上を勝手に判断してしまうことを意味します。
その次に、声を聞いて決めるのです。
これが約4割を占めるのですから、声の重要さを再認識してしまうでしょう。
話す言葉の内容はたった7%にしか過ぎないのです。この低い数値には多少驚かされますが、よく思い起こしてみれば、皆さんもこのことには十分納得できるはずです。
話の内容はさておいて、自分も他人も顔と声だけで「この人は良い人だ」「この男は何か企んでいるな」「穏やかで素晴しい女性だ」などと、無意識のうちに大方決めこんでしまっているのです。
そこで、人から好かれたり気に入られたりする最善の方法の一つとして、顔を良く見せ、かつ、ステキな声で話しかけることが挙げられます。
まず顔ですが、顔の造作は産まれ持った個性と歴史があるため、美容整形などで治療しない限り大きな変化は難しい。
ただ、ある人はイケメンの木村拓也さんの顔が好みであり、ある人は燻銀の北野タケシさんの顔が好きというように意見が分かれます。
また、「君は菅野美穂さんが美人だと思うようだが、僕は小雪さんが最も美しいと思う」などと言う人もいるでしょう。このように、人それぞれ他人の顔付きの個性を受容する能力が存在します。
したがって、絶対的完璧な美女や美男子が決まらないのはこのためです。顔そのものを大きく変えて世の中のすべての人から好かれるようにするのは不可能です。まあ、美容整形のドクターにお願いして、より大勢の人々から賞賛される顔になるのはやぶさかではありませんが。
そこで、顔の作りではなく、顔に関連して、必ず評価されたり認知されたりする方策があります。
それは『表情』です。
当院で、声と顔の実験をしてみました。
まず、数名の被験者の一人に、喜怒哀楽を感じていない心境を保ってもらいます。
これをゼロポジションの表情として、さまざまな要求に応じた声を出したときの顔付きを、どのように感じたか、他の被験者が考察します。
例えば、声を明るく発すると顔の表情がパッと明るくなる。
反対に、無理矢理沈んだ声をだすと顔も暗く曇った表情になる。
功を成しえた立派な声をイメージすると顔付きが引き締まり、姿勢が良くなるなどです。このような同じ実験を次の人に行います。
それらのデータを基に、声の特徴と表情の変化をまとめました。
ここで、表情に対する表現は多種多様に表されたため、表情研究がメインではないこともあり、あえて大きく二つに分け『明るい顔付き=ポジティブ』と『暗い顔付き=ネガティブ』としたのです。
以下にその声の特徴と表情の変化の結果を載せます。

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さらに、低い声と高い声についても述べておきましょう。
聞き心地の良い低音や高音は、ポジティブのカテゴリーに属し、人によってその音域の範囲が大きく異なっていました。
ある人には胸の透くような爽やかな高音に感じても、違う人にとっては耳障りな雑音でしかないようです。
したがって、最低音や最高音は判断基準が曖昧になるため、当該実験では割愛したことをお伝えします。
これらのことから、表情があって声の質が変わるのでなく、声を変えるから表情が変化するのです。加えて、心の状態までも多少関連してくることに着目すべき点です。
ポジティブな声を発すれば、多くの人に好かれたり信頼信用されたりして、他者に安心感と誠実さをアピールすることができます。
著名な占い師や、今流行のスピリチュアリズムの先生や、アニメの有名な声優さんなどの音声と彼らの成功を調べてみますと、もれなく前述のノウハウが当てはまることに驚きを禁じえません。
このような事実を知れば、『声は最強の武器だ!』と豪語したのもうなずけるでしょう.
この声こそ、アクティブボイスです。
ボイスメンテナンス研究の會田ボイス整骨院では、皆さんの声や歌声を良くするボイスケアを日夜研鑽しております。




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# by aida-voice | 2008-03-07 00:02

ボイスケアとは?


まず、自分の喉を知ってください。

どんな声が出せて、どのような状態なのか、などなど…

エリートの楽器演奏者は、自分のピアノやバイオリンや
ギターやドラムの状態を十二分に理解しています。

一流の自動車レーサーは、自分のマシンを熟知しています。

プロのスポーツ選手は、自分の肉体能力を見極めています。

あなたは自分の喉を本当に知っていますか?

実際、歌手や俳優やTVアナウンサーなど
声を商売道具としているのに
喉をケアしない無頓着な人が多いのに驚きます。

優秀な演奏家もドライバーもスポーツ選手も
使う楽器や道具(身体)は最高性能品を求めます。

さあ、世界で唯一の楽器であるあなたの喉を
素晴らしい性能に仕上げましょう。

會田茂樹は、そのお手伝いをします。

耳鼻咽喉科医は、声帯を診て声の治療をします。

會田茂樹は、外皮(皮膚)から声を良くしていきます。

声帯は筋肉と粘膜でできています。

その声帯を動かすのは甲状軟骨(のどぼとけ)周辺にある筋肉なのです。

喉頭には細かい筋肉が多く集まっており、それらが複合的に
動いて声が作られます。

その一つひとつを探り出してケア(施術)することで声は変化します。

喉頭の筋肉が、硬く可動性がなかったり、筋力が弱かったりすると
美声は生まれません。

會田茂樹の絶妙な手技と施術で、あなたの喉に
リラクゼーションを与えたり、トレーニングしたりして(呼吸法も含む)
声を極上に調整します。

會田ボイス整骨院(ボイスケアサロン)は、
フィジカル面からアプローチして声を良くする
日本でただ一つの声専門の機関です。



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# by aida-voice | 2008-03-06 19:02

声の夜明け・・・


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≪良い声への入り口≫
 


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喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 

 
# by aida-voice | 2008-03-06 18:53

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これから、外皮より攻究する「喉と声」の最先端情報をお伝えしていきます(更新は不定期)

発声や音声医学は未知な部分が多く、これからの研究が待たれる分野です。よって、当ブログは医学的に認証された内容ではなく、仮説も含む私論を率直に書き綴ったものです。その点をご考慮いただき、気楽にお読みくださいませ。

また、過去にさかのぼって、會田整骨院およびボイスメンテナンス研究所の内容、病院での専門外来の様子、旧HPおよびブログの情報も適時記載します。



お知らせ:喉ニュース内容に関するメール(質問や間違い指摘)をいただきますが、これは仮説を含む私論のため、読むこともお返事を差し上げることも一切無い旨を通達させていただきます。また、施術内でも、喉ニュースの質疑応答は受け付けません。ご了承ください。



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≪日本で保有する耳鼻咽喉科は少ないと思われるドイツ製の精巧な喉頭模型≫
可動式の大型模型のため、声帯の動作状態・表声と裏声の違い・輪状甲状筋の動きなどが一瞬に理解できます。当院にてご覧くださいませ。 



會田ボイス整骨院
ボイスケアサロン 
會田茂樹(あいだしげき)



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★声の5大原則
① 声は、声帯を含め、すべて筋肉から作られる
  (喉にラジオや iPod など機械は入っていない!)
② 声帯は、筋肉と粘膜からなり、声帯の筋肉は自分では動かない
  (喉の筋肉とベルヌーイ法則で動かされている!)
③ 実は・・・、声の良さは、声帯よりも、その上位にある共鳴腔で決まる
  (特に咽頭共鳴腔が大切!)
④ 共鳴腔をコントロールするには、喉の筋肉に柔軟性がなければならない
  (日本人の多くは硬い! 運動能力アップ・筋力強化は柔軟性獲得後に!)
⑤ 歌が上手か下手かは、フィジカル(喉の運動能力)と、
  テクニック(歌の技術)と、メンタル(精神や歌心)の、掛け算(積)によって決まる
* なお、メンタルは、アーティスティック(芸術性)やセンス(感性)と置き換えてもOK





思い通りの声を出すために、喉頭の環境を整えましょう。
発声はある種のスポーツです。






會田ボイス整骨院では、発声を運動ととらえ、その基礎能力を高めるのを目的としています。喉の病気や声の不調は医師や言語聴覚士に、発声テクニックや歌の練習は音楽教師やボイストレーナーにご相談ください。會田茂樹の施術だけでは、歌がうまくなったり病気が治ったりするものではありません。
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追記:当院には、白金台サロン (港区白金台3-18-10) と目黒サロン (上大崎4-1-1) がございます。白金台サロンはボイスケアが主で、目黒サロンは特別施術のほかにオペラ視聴覚研究・会議室・研究室(声を良くする商品など)・おもてなし空間・倉庫の役目があります。さらに、『日本ボイスアドバイザー協会』 の事務局でもあります。白金台サロンは窓一面に自然教育園の木々が見られ、目黒サロンは天井から足元まで窓一面に東京の景色が見られます。
※目黒サロンは平成23年5月31日をもって閉鎖しました。平成23年6月1日から、旧来からある白金台サロンを白金台第一サロンと呼称し、それに隣接する白金台第二サロンが誕生しました。白金台第一サロンは主に施術室として、白金台第二サロンは主に会議室・講義会場・研究所・作業場として機能しています。
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白金台サロン(VCS1)の室内から見える景色
 
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目黒サロンの室内から見える景色
 
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白金台第二サロン(VCS2)の室内から見える景色
 



~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。 



Detailed voice dictionary
 
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# by aida-voice | 2008-03-06 14:57