喉ニュース ~序章~

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≪良い声への入り口≫
 

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~喉ニュース読前のご案内~ 
喉ニュースは、外喉頭の筋肉とその動きから考察して声を解いた記事です。発声に関与する軟部組織は、数も動きも感覚も曖昧で、個人差が非常に大きい特徴があります。それゆえ、医科学的対象になりにくく、深く研究されていません。また、声を芸術として捉えた場合、さらに正確性の探求が難しくなります。もちろん、喉の病気の治療についても扱っていません。これまで独自の観点から相当な時間と量の研究と実験を重ねてまいりましたが、内容には、あて推量〔仮説〕や間違い〔謬見〕も多数あるものと真摯に認識しております。その点をご考慮いただきお読みください。なお、誤りや新事実が発覚した際は可能な限り削除・訂正・追記を繰り返しています。この先も、ブレることなく発声の真実を求め、さらなる練磨精進をお約束申し上げます。
會田茂樹 (あいだしげき)




~各種情報~ 

《免許》 
●柔道整復師 〔国家資格:免許証第1833号〕 昭和60年取得

《所属学会・団体組織》 
●日本音声言語医学会
●日本ボイスアドバイザー協会【主宰】
●日本摂食・嚥下リハビリテーション学会
●ボイスメンテナンス研究所【代表】
●Voice Foundation (米国)
●音声音響研究所~VSC3~【所長】

《業務》 
●ボイスケアサロン院長
●1990年 初院開業
●過去に、一色クリニック形成外科・耳鼻咽喉科、はぎの耳鼻咽喉科、東京ボイスクリニック品川耳鼻いんこう科、米国メイヨークリニック喉頭機能外科教室などで、専門外来の担当や研究・実験
●外喉頭ボイスセラピー
●嚥下ストレッチ(無償のボランティア活動)

《取材・掲載実績》 
●NHK(テレビおよびBS)
●各民放TV
●東京FM(ラジオ)
●共同通信社(新聞各誌)
●The Japan Times(英字新聞)
●講談社ブルーバックス(自然科学新書)
●週刊文春(週刊誌)
●その他、テレビ番組制作会社 、芸能プロダクションへの協力多数あり




~最初に声の真理を知ろう
空気が流れなければ声帯は振動しない。つまり、声を出すには相応の呼気が絶対必要。そして、ベルヌーイの定理と、声帯の四大行為〔①開閉、②伸縮、③硬軟、④厚薄〕によって音源が作られ、その脆弱な音を良音に作り上げるのが5つの共鳴腔。喉頭室・梨状陥凹・咽頭共鳴腔・口腔共鳴腔・鼻腔共鳴腔、中でも舌骨の奥〔頚椎方向〕に在る咽頭共鳴腔が最重要となる。何故か? 一言で答えるなら、空間〔大きさや形状〕を任意で変えることが可能だから(個人差あり)。その空間を構築するには、喉周辺筋の柔軟性が不可欠。やはり発声は運動…。これらの一連の条件が揃ってはじめて他者を魅了する美声が完成するのである。

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~重要事実~ 
《喉ニュースは80%の真実と20%の仮説〔誤り〕から成る》 
記事は私見であり、内容に関しての保障や責任は持ちません。自己判断でお読みになったり試したりしてください。質問・意見・謬見の指摘をいただいても、一律一切対応しておりません。サロン内でお尋ねになっても解答できませんので、ご了承ください(サロンは施術の場であるため)。また、オリジナルの写真や作画以外は法に則り購入したものです。喉ニュースの全ての無断転載をお断り申し上げます。なお、喉頭ファイバー検査、レントゲン・MRI・VF検査の画像は、すべて医師によるものです。

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~どこから来ましたか?【Where did you come from?】~ 
全国各地(海外を含む)からお越しくださり、心より感謝申し上げます。来訪時は力の限りを尽くして最高のアプローチをご提供させていただきます。ご期待ください。

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1600万アクセス(UU)達成 ! 
2008年3月8日からスタートしたサイト『喉ニュース 』が、1600万カウント(UU)に達しました。多数ご訪問いただき、心より感謝申し上げます。まだまだ稚拙な内容ですが、さらに練磨精進し、皆様のお役にたつ施術と情報をご提供していきます。本当にありがとうございました。
ボイスケアサロン  會田茂樹 (あいだしげき)

※ 最新訪問者数:1,612,411 ※

~2016年12月12日20:00時点~ 

※アクセス数と訪問者数の違い※
1人が1日に5ページまたは5回見たとき、5カウントと数えるのをPV(ページビュー)と称し、1人が1日に何度見ても、1カウントと数えるのをUU(ユニークユーザー)と称します。前者の数値がアクセス数、後者が訪問者数となります。喉ニュースを載せているエキサイトブログは、UUの訪問者数を利用しています。レポート解析は数値の閲覧のみで、内容に関して手を加えることができません。数値の信ぴょう性や誤差はエキサイトブログにお尋ねください。
 

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2016年12月12日20:00のカウンターコピー(by excite)
 





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声質が良くなると・・・

歌を上手く聴かせられる

皆に好印象を与えられる

人生を謳歌してください
 





喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき

 
by aida-voice | 2017-01-20 03:02


今回は、めちゃくちゃ大事なお話です。
あなたの将来を大きく左右する声優養成所の見分け方をお教えします。
プロとして活躍できるか、夢で終わるか・・・
払った授業料の何百倍も稼ぐのか、無駄になるのか・・・
あなたの選んだ学校で決まります!




時限掲載 第1回終了 
時限掲載 第2回終了


~再掲載未定~





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追記1:外国映画の吹き替え、アニメ、TVナレーションなど、それぞれ教え方に特徴があるのです。





追記2:そして最近では「あっ、このひとは声優で活躍するな…」と感じ取ることができるまでに、わたしの耳目が肥えてきましたよ。






喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




Detailed voice dictionary
 
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by aida-voice | 2017-01-19 17:44





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水を飲んで喉がゴリッ(ゴリゴリ)と鳴るひとは、甲状軟骨が深い位置にある可能性が高いと考えられます。
つまり、喉頭深奥ポジション:LDP
甲状軟骨および舌骨は、茎突咽頭筋と茎突舌骨筋(靭帯)で、つり下げられています。
そう空中に浮いてブラブラしていなければなりません。
これらの筋肉が縮んだり緊張しすぎたりすると、甲状軟骨および舌骨が深い位置へ移動し、筋肉の特性によって、そのまま固着化されます。
この状態を深奥ポジションと言います。
深奥ポジションになると、奥方向へ圧迫され、以下のような現象が起こることがあります。
①喉が詰まった感覚になる
②水を飲むと喉がゴリッと鳴る
③声道(息の通り道)が狭くなり、呼吸しにくい
④共鳴腔も小さくなるので、声が響かない、声がこもる
⑤固形物を飲みこみにくい
これは病気ではなく、単なる筋肉の良くない“癖”のようなものですね。
改善は可能です。
もちろん、可否や改善までの時間の長短など、個人差はありますが。
方法は、『のど筋ストレッチ牽引器』『のど柔軟性アップ超音波』などの物療を使用した後、繊細なピンポイントストレッチングが有効。
大切な注意点があります。
まず、茎突咽頭筋はインナーマッスルに属すため、見つけるのが難しく、もし指先で探査できても、正しい力加減を知っているひとは皆無でしょう。
万一、力を入れ過ぎると、茎状突起が折れて骨折します。
この茎状突起は、側頭骨にあり、人間の突起骨の中で最も細い一本です。
まるで楊枝(ようじ)です。
茎状突起の骨折を起こした場合、整復できないため、折れたまま放置することとなります。
また、茎突舌骨筋は、茎突舌骨靭帯と並走していますが、非常に細い筋肉ゆえ、過度の伸長で筋断裂を起こすことが多々あります。
このように、真にデリケートな場所です。
素人アプローチは危険です。
知識無くご自身で強くマッサージして負傷した数々のケースがありました。
十分ご注意ください。
さて、今日は多くを語らず、図でご理解いただきたいと存じます。
毎回そうですが、今回の絵を製作するのに、かなりの労力を要しました。
上から、『甲状軟骨および舌骨の正常位置』。
次に『甲状軟骨および舌骨の深奥位置』。
この2つの位置関係を確認しましょう。
特に上の位置は、喉頭がリラックスし、極上の共鳴空間を得た、理想の状態ですね。
その次は『正常位置の筋図』。
赤い線部が柔軟性ある筋肉で、舌骨に付いている手前の細い筋肉が茎突舌骨筋、甲状軟骨翼のエッジに付いている後ろの筋肉が茎突咽頭筋です。
最後は『深奥位置の筋図』。
両筋肉が縮んで硬くなった様子を見てください。
イメージが湧くよう茶色にしました。
これらの絵で一目瞭然。
何度も何度もじっくり見比べ、得心してください。
それでは、どうぞ!



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追記1:並列すれば見比べやすいのではと考え追加しました。

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追記2:「ゴリッと鳴る現象はいったい何?」
水を飲んだときゴリッ(ゴリゴリ)と音が鳴るの現象を解説します。
茎突咽頭筋と茎突舌骨筋が縮んだり過緊張したりして、喉頭軟骨および舌骨が奥に入り込んでしまうことは理解できたと思います。
水を飲んだとき、甲状軟骨は持ち上がるように動きます。
この動くとき、頚椎前面部と甲状軟骨翼後部が当たって生じるのが、この音の正体です。
もちろん、その間には咽頭収縮筋(主に下咽頭収縮筋)がありますから、はさまれる形になりませね。
実は、食べ物を胃に送り込む食道は、この咽頭収縮筋でぐるっとおおわれています。
したがって、咽頭収縮筋が押されてしまい、食べ物や水が飲み込みにくくなるのです。
また、恒常的な咽頭収縮筋の圧と緊張によって、咽頭収縮筋そのもが硬くなることもわかってきました。
ただし、硬くなったからと言って嚥下障害に陥ることはないので、病気ではありません。
ご心配なく。
しかし、甲状軟骨が奥の位置で固着化するのを助長するため、より良い発声にとっては、大きく不利益となります。
そう、この状態では、極上な声や歌は不可能です。
是非とも改善してください。
最近、この深奥Position〔LDP〕の状態になっているひとが、実に多いのです。
あなたは大丈夫ですか?



喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき

 
by aida-voice | 2017-01-19 10:18

声の短問短答【続編】465


「10年前に通っていた〇〇です。また施術を受けたいのですが、新規枠を選ぶべきですか?」

お久しぶりですね。
〇〇さんのことは、よく覚えていますよ。〔施術録もバッチリ残っていますからご安心を〕
ご連絡ありがとうございます。
是非、お越しください。
10年前より格段に進歩しているボイスケアに驚くことでしょう。
何より一瞬にして声が出しやすくなりますよ。
また呼吸トレーニングや発声関与筋の筋トレなども充実。
〇〇さんをエリートボイスユーザーへと導くお手伝いをします。
さて、1~2年のブランクなら、再来枠を予約し、20分ほど前にお越しいただいて簡易検査を受けてください。
それ以前の場合、再検査が望ましいため、もう一度、新規枠でお越しください。〔費用は合計31,500円〕
最新の検査と最先端の論理をご提供しますので、楽しみにしていてくださいね。
それでは、お待ちしております。



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追記:久しぶりの来院で新規枠を選ばれた場合は、職業記入欄に「再検査希望」とお書きください。





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 ボイスケアサロン
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by aida-voice | 2017-01-18 07:35

声の短問短答【続編】464

「つんく♂さんの声が戻ってきたとのニュースがありましたが、食道発声について何かありますか?」

いいえ、残念ながら詳しくお伝えする内容はございません。
食道発声に関する過去記事をご参考にしてください。【喉辞典をご利用ください】 







by aida-voice | 2017-01-18 05:25


男の子は年頃になると喉仏(のどぼとけ)が出てきます。
これは、第二次性徴に伴って、甲状軟骨が急激に大きくなるから。
なお、喉仏は、正確には喉頭隆起と称します。
男性の場合、多くは全体拡大と共に、両甲状軟骨板の角度が鋭角になり、尖ってきます。
加えて声帯ヒダは長く太くなって低音化、すなわち声変わりの始まりです。
さて、この甲状軟骨の急激な発達時、「喉仏が見えるのは恥ずかしい…」「大人になりたくない…」と、押し込む少年がいます。
これは、とても危険な行為!
自ら LDP を作り上げてしまうのです。
繰り返しの圧により、最悪の場合、変声障害を起こします。
意に沿わない高音や嗄声(かすれ)が生じるケースに幾度も出会いました。
よって、年頃の男子のご両親は、正しい知識を授け、危険が及ばないよう注意を払ってくださいね。





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by aida-voice | 2017-01-16 00:15

門弟募集 さあ来い!

會田茂樹は正当なボイスケアを継ぐ門弟1名を募集中。 


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わたしと同じハードスケジュールをこなしていただきます。 




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条件は以下。
①医療系国家資格を有し5年以上の実務経験があること〔新卒不可〕
②指先の触知能力に長けていること
③聴覚能力に長けていること
④365日休みなく従事(研究と施術)できること
⑤発声医科学を熟知していること
⑥音楽の知識が豊富であること
⑦歌や声が大好きであること
⑧進取に富んだ気質であること
⑨長く厳しい修練に耐える精神を持っていること
⑩すこぶる健康体であること〔無遅刻無欠勤〕
この10項目すべてを満たす「我と思うひと」は是非ご連絡ください。
繊細な発声関与筋を探り出して極上の声を作り出すボイスケアは、生半可な修行では獲得できません。
しかし、血のにじむ努力の結果、相応の技術と耳を習得すれば、日本トップレベルのボイスセラピストになれます。

採用試験 
1次:履歴書、国家資格免許証の写し、小論文(当サロン規定の様式)の提出
2次:ボイスケア口頭試問、ボイスアドバイザー試験【満点必須!】、触覚テスト、聴覚テスト、音楽テスト、発声テスト、手技テスト、英語&英会話テスト
3次:会食面談〔人間性とマナーのチェック〕
4次:1ヶ月間の試用就労〔薄給あり〕

男女年齢は不問です。
エントリーは、まず営業時間内に電話ください。
03-5449-6627會田まで!


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追記1:これまで数名の候補生がチャレンジしましたが、全員途中リタイア。現段階では誰一人として成し得ていません。君のエントリーを待つ!



追記2:就職の形態ではありません。ボイスケアの超絶技巧を身につける修練なのです・・・



※2016年1月より募集開始




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 ボイスケアサロン
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by aida-voice | 2017-01-15 08:03


昨秋から今春にかけ、FSBRを毎日続けていたら胃酸逆流が減って、薬を飲まなくてもよいほど逆流性食道炎が改善したとの報告を3例いただきました。
わたしは医者ではないため、逆流性食道炎を治す目的はありません。
FSBRは発声力を高める呼吸のトレーニング法にすぎません。
続けていると、横隔膜の位置や動き具合が、なんとなくつかめてきます。
さて、食道と胃をつないでいる噴門は不随意ゆえ、意図的に縮めたり緩めたりするのは不可能。
そして、食道は横隔膜を貫通しています。
横隔膜は主に筋肉から成り立っているため、FSBRによってその操作性を獲得し、何らかの力が食道に及び、逆流を少なくできるのかもしれませんね。
あくまで推測ですが・・・
病気に関して、まずはお医者さんに相談してください。




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追記:数年前から加圧呼吸トレーニングやFSBRによって逆流防止の一助を成している可能性の報告を数々いただいております。





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by aida-voice | 2017-01-12 00:10


これまで多くの方々(一流プロ歌手から素人まで)とカラオケに行きました。
とっても気になった様子を二つ述べましょう。

★ロックシンガーのライブならいざ知らず、カラオケで必死にわめきながら歌っているのは聞くに堪えない。

★シンガーソングライターのコンサートならいざ知らず、カラオケで「朗読か!?」と突っ込みたくなる薄っぺらな歌声は聞くに堪えない。


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by aida-voice | 2017-01-11 00:07

重要 


あなたは、喉が詰まる、何となく息苦しい、不快な喉の圧迫感、つばや水が飲み込みにくい、飲み込むときゴリゴリ音がする、声がこもる、大きな声が出ない、風邪でもないのに空咳や咽(むせ)が多いなどはありませんか? 

もしかするとLDPかもしれません。
それは、喉の筋肉が硬くなり、舌骨・甲状軟骨・輪状軟骨が頚椎方向に移動すること。
そのように喉頭が深い位置にあることを、LDP(Larynx Deep Position)と言います。
訳すと、喉頭深奥ポジション。
そう、Larynxは喉頭、Deepは深奥、Positionは位置ですね。
実は、この状況は、確定的な病気ではありません。
耳鼻咽喉科や整形外科へ行っても、病気として取り合ってくれません。
いろいろ調べても、どこにも異常がないから。
もし『声が出ない』『痛い』『腫れている』『食べ物を飲み込めない』など、明らかに病気やケガと判断できるなら、医者から「これは治療が必要だ」と、すぐに精密検査や処置を行います。
しかし、日常生活に支障をきたしていなければ、「様子を見ましょう」「気にしないように」と諭されるだけ。
くどくどと申し立てると「それほどなら、一度、心療内科や精神科で診てもらってください」と突き放される始末。
家族や友人からも「きっとストレスじゃないの」「疲れているだけよ」「自律神経が高ぶっているのね」と気に留めてもらえない。
困り果て、漢方薬(例えば武田薬品工業のストレージなど)、鍼灸、瞑想、ついにはお祓い(おはらい)まで試すひともいます。
それでも解決しない。
こんなとき、当サロンがお役に立つかも。


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LDPには評価の指針があります。
①声の様子:こもっている、響きがない、声量が小さい、嗄声(かすれ声)が存在、滑舌が悪いなどがあります。
②喉の見え方:深く入っていると、喉頭隆起が見えにくい状態や甲状軟骨板縁に沿ってくぼんだ部位を確認できます。また、発声時頚部ジストニアが否定される肩甲舌骨筋Floatingのケースも、ほぼ100%LDPを誘発します。
③クリック音〔グライディングテスト陽性〕:甲状軟骨を押し込まず、左右に移動(グライディング)させると、コリッとかゴリゴリっと雑音を生じます。これをクリック音と呼称しています。なお、甲状軟骨外縁および披裂軟骨小角が頚椎前縁に直接こすれあっているのではなく、その間の軟部組織が介在して造音されます。重度の場合はクリック音時に痛みを伴うこともあります。
④筋硬度計の計測値:30Tone以上がLDPの可能性を有します。エリートボイスユーザーは10~20Tone、一般の方は20~30Toneが一応の目安です。なお、20Tone以下は、喉頭は主に4本の懸垂機構で中空につりさげられているため、喉筋の硬さではなく喉の動きのスムーズさを表しているとお考えください。50Toneを超えると、四六時中、喉の圧迫感や詰まり感を覚えるようです。
⑤咽(むせ)の頻発:風邪や気管支炎でもないのに、日ごろ、咽が多い。実際は、自分自身よりも他者に指摘されて気づく程度の軽い場合が多い。
⑥マウスノイズ現象:舌骨が上奥移動することで舌が圧迫されて口腔内に接触する雑音が生じます。
⑦歌唱の制限:歌唱時、ⅰ高音が出ない(出しても金属音的高音)、ⅱ音域(レンジ)が狭い、ⅲ音色が暗い、ⅳ響かない、ⅴブレスが短い、ⅵリズム感が悪い(全身のリズム感はあっても歌唱になるとダメ)etc.
これらから判断します。〔当サロンは医療機関ではないため、診断や病名を決めるようなものではありません。LDPは病気ではなく、喉頭の状態を示す造語で、単なる筋肉の“”のようなものです…〕
加えて個人差が大きいのも特徴です。


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さて、LDPは自然改善するか否か。
程度が軽かったり経過が短かったりする場合は、深呼吸・積極的なリラックス行為・頚部のストレッチング・十分な睡眠などで回復します。
このレベルならば、本人もLDP状態に気づいていないことが多いですね。
ところが、長期間にわたって放置すると、LDPが固着化します。
その根本は、筋肉の特性にあります。
筋肉は、縮む役目(運動)を担っています。
縮むことがメイン。
逆に自分の力で伸びることがほとんどできません。
つまり、縮んだら縮みっぱなし。
そして、その縮んだ状態で硬くなります。
カチカチになっていきます。
それを阻止するのが拮抗筋。
相反する方向へと他の筋肉が縮んで引っ張られます。
こうしてシーソーのように動きています。〔拮抗作用〕
ここで重要なことが一つ。
喉頭の周辺の筋肉には明確な拮抗筋が少ないのです。
主に、頚椎方向へのベクトルを持った筋肉が多い。
つまり、力が入れば入るほど深奥化現象を呈します。
そして、ついに自己の回復力では戻らなくなってします。
加えて困ったことに、二十数本ある発声関与筋は、存在も運動の感覚も持ち合わせていないこと。
もし、感覚がわかるようなひとがいれば、例えば、音階のドとラを発するときに使う筋肉の違いを正確に感じ取ることができるはず。
そんな人はこの世にいません。
結果、硬くなっている、縮んでいる、などに気づかないのです。
これがLDP 。
なお、どんなに進行しても、完全に固まって動きがなくなり『声が出ない』『息ができない』『嚥下・摂食が不能』のような重篤な状態になることは決してありません。
放置しても何の問題もありません。
ご心配なく。


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歌手・声優・アナウンサーやプロでなくとも声を大切にするひとには、ここからが重要。
TV番組『たけしの本当は怖い家庭の医学(朝日放送)』ではありませんが、LDPを放っておくと、ボイスユーザーにとって怖い結果になりますよ。
それは、声質の低下。
LDP状態が長く続くと、以下のようになります。
①喉が奥まることで、共鳴腔を狭くする。とくに舌骨後方の咽頭共鳴腔がかかわると、声の響きや音色が大きく損なわれる。
②舌骨甲状軟骨間が狭小化して上喉頭動脈の血流が低下。これにより声帯周辺への酸素・栄養が不足し、分泌液も減少。結果的に、発声のスタミナがなくなり、喉が乾燥しやすくなる。〔乾燥によって粘膜が脆弱になり風邪やインフルエンザにかかりやすくなる〕
③発声関連筋の硬化に伴い、舌骨上筋群も悪影響を受け、言葉をかみやすくなる。つまり、滑舌が悪くなる。
④披裂軟骨小角部が圧を受け、外側へのスライドや回転を強いられ、声門が開いてしまう。結果、声がかすれてくる。〔枯声の発現〕
⑤輪状軟骨部の深奥化により迷走神経の一部が圧迫され、緊張を伴う本番時に空咳や咽(むせ)が頻発する。〔マイクを前にして、無意識に小さくゴホンとかムムッと鳴らしているプロボイスユーザーを多数確認〕
⑥発声に力をこめるため声帯結節になりやすい。実際、声帯結節のほぼ100%は過緊張性発声を伴うLDP。さらに過使用による微細な出血が声帯筋と声帯ヒダの間に溜まりポリープに発展するケースも多い。
どうです、声を大切にしているあなたには、とっても怖~い話でしょ。


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LDPに関し、よく質問を受けます。

「なぜLDPになるの?」
多くの原因はわかっていません。
体が硬いという言い方と同じで、癖としか言いようがありません。
よって疾病に該当しないゆえ、案ずるには及びません。
少数ですが、発声のオーバーワーク(運動部で大きな声出しを強要された、ボイストレーニングで無茶な練習を繰り返した、カラオケで長時間歌い過ぎた、能力を超えるハイトーンを出したetc.)、外的な加圧(首を絞められた、スポーツや交通事故で喉を打った、腹筋をやり過ぎたetc.)があります。
また、意外に多いのが、甲状軟骨の形状によるLDP。
広角で大きな甲状軟骨は、声帯長が短く高音に適していると同時に声帯面積が広く低音にも有利。
音楽にマッチした秀逸型。
しかしながら甲状軟骨両翼の幅が頚椎の横径を超えるため、深奥化した場合、より奥まって典型的なLDPになりやすいと考えられています。

「改善できるの?」
ボイスケアで改善は可能です。
ただし、程度や経緯による個人差が大きいため、確約はできません。

「回数は?」
早いひとで2~3回の施術、遅いひとは2~5年、途中であきらめる方も少なからずいらっしゃいます。

「何をするの?」
これも状態に応じて異なりますが、専用機器(のど筋ストレッチング牽引機、発声関与筋リラクゼーション超音波、発声力向上微弱電流、のど運動性アップ赤外線レーザー、その他)と手技(ピンポイントマイクロストレッチ、舌骨引き出しアプローチ、輪状甲状関節モビリゼーション、その他)を駆使して改善に努めています。

「この辛さがお前にはわかるのか?」
この問いに、わたしの過去の経験を伝えます。
是非、【喉が詰まる… 私の症例】をご熟読ください。
十二分に理解しております。
ゆえに一緒に考え乗りきりましょう。




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喉の詰まりを感じない
 


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典型的な LDP 状態
 


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比較しやすいよう横に並べました=甲状軟骨と頚椎の距離を比較してください
 





追記1:米国のメイヨークリニック喉頭機能外科セミナーで、軟部組織とLDPの関連を研究しました。以下はLDP と予想される摘出喉頭(解剖は医師・検証は會田)のスケッチ図。親指付近に触れる筋肉が硬直して声帯ヒダの開閉がスムーズでない状態。

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追記2:耳鼻咽喉科では「どこにも問題ない」や、あえて診断名をつけるなら「喉頭異常感症」「咽頭神経症」「共鳴障害」と言われるケースが多いようです。




追記3:LDP には長期に渡って慢性的に固着しているものから、緊張やストレスによる一過性のものまで、さまざまなケースの存在が確認されています。LDP状態になって時間が経過すればするほど改善も長引きます。「もしかしたらLDPではないかな?」と疑うひとは、早めの検査をおすすめします。




追記4:耳鼻科的問題や心療内科・精神科的問題で喉が詰まる場合、つまり病気は、それらの専門の医師にご相談ください。当サロンでは対応しておりません。




追記5:ポジションによるLDPの種類。舌骨のみを「上部LDP」、甲状軟骨のみを「中部LDP」、輪状軟骨のみを「下部LDP」と呼称。さらに、加齢による筋力低下と喉頭深奥を伴ったケースが「下垂型LDP」となります。




追記6:LDPにより喉の詰まり感が増すと…、ゲップが多くなったり吐き気をもよおしたりするケースも多々あります。




~メッセージ~ 
内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。なお、LDP(喉頭深奥ポジション)は病気ではなく喉筋の癖&独自の造語です。 




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初投稿日2012年2月10日





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 會田茂樹|あいだしげき 




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by aida-voice | 2017-01-09 17:44