<   2013年 10月 ( 38 )   > この月の画像一覧

声の短問短答【続編】136


「日本全国から来ているとのことですが、大阪や名古屋に分院は作らないのですか?」

以前は、月に2~4日、京都の病院や名古屋の接骨院をお借りして施術を行っていました。
現在は、東京都港区白金台のサロンのみです。
なぜ他所での施術を止めたのか?
理由は二つ。
①喉頭専用の物療機器が揃わないこと。
この機器と手技が相まってこそ最高のアプローチ(施術)が完成します。
②研究が多忙になり時間が無くなったこと。
長大な研究あってのボイスケアです。
③お一人おひとりに無二の触診・検査・施術を丁寧に行っています。
ボイスケアには相当の集中力を要し、一日に大勢は不可能。
つまり、誰かに任せたり、いい加減な施術を提供したりしたくないからです。(すべて會田が対応しなければならないと確信しています)
このような訳です。
何卒ご容赦いただきたく存じます。
東京のボイスケアサロンへお越しくだされば、最善かつ最高の施術をお約束いたします。

e0146240_21264414.jpg




追記1:平成25年9月に行ったLED赤色光による上喉頭動脈血流アップが好評でした。発声のスタミナ向上や声のアンチエイジングに対処できました。もう少し実験を重ね、通常施術内でも行うよう研究中です。ご期待ください。





追記2:細密で複雑な外喉頭筋の触診が正確にできなければボイスケアは成り立ちません。そう、習得が難しい指先の超絶技なのです。
e0146240_22583662.jpg





追記3:日々の指先の鍛錬はもちろん、フィンガーケアに、ハンドクリームとシルク手袋は欠かせません・・・
by aida-voice | 2013-10-31 00:02


毎年、2月と8月は長期研究(海外研修を含む)と休暇のため一ヶ月間お休みです。
最近、継続的な施術を切望される方々が多いため、2014年2月は短い期間ですが営業いたします。
詳しい日程は11月1日に発表します。
新規および再来とも早々に埋まってしまう可能性が高いため、ご希望の方はお早めにご予約ください。

e0146240_0171830.jpg





追記:突然のキャンセルは、施術を受けたくても満員で受けられない方に迷惑をかけることになります。極力お止めくださいね。また、遅刻の場合は、次の来院者の時間を奪うことになります。したがって施術内容が少なくなりますのでご了承くださいませ。
by aida-voice | 2013-10-30 00:04


短い文章の手紙をいただきました。


前略
声を出すのが楽しくなりました。
感謝の気持ちで一杯です。
かしこ 〇〇〇〇


誰もが知っている女性歌手。
歌唱技術だけでなく声質を磨くのも大切であることを知っていらっしゃる。
ご多幸とご活躍を!

e0146240_2174056.jpg

by aida-voice | 2013-10-29 03:33

声の短問短答【続編】135


「反回神経麻痺だと音程が取りにくいのはなぜ?」

理由は二つあります。
反回神経麻痺〔片側〕によって・・・
①声帯ヒダの左右の動きが異なるため
②声帯ヒダの質量に左右差が生じるため
この結果、繊細な運動性が欠け、音程が定めにくくなります。

e0146240_19503820.jpg






追記1:解決策はあります。まず、上喉頭動脈の血流を増やし、健常声帯ヒダの動きを徹底的に向上させます。次に、発声用肺活量を増進させ、声帯ヒダ振動効率をアップさせます。さらに、外喉頭の可動範囲を広げ、代償性運動に対処させます。この三つが叶えば、反回神経麻痺でもスムーズな音程動作を獲得できます。そう、もう一度、歌うこともできるようになるのです。ただし・・・、相当の頑張りが必要ですが。
e0146240_21524686.jpg




追記2:反回神経に関する情報は「喉ニュース目次集:は行(ば行)1」をご参照ください。
by aida-voice | 2013-10-28 00:05

新規のお約束


ときどき、ビッグアーチストやそのマネージャーから「コンサートが間近にあるから、すぐに診て欲しい」や「歌手の〇〇さんからの紹介だから、早く施術して」との連絡をいただきます。
最近では、驚くような有名人も多数お越しになっています。
しかし、どんなに偉大なアーチストや芸能人でも最初は専用枠で受けていただいております。
詳しく正確な検査を行い、最良のアプローチ方法を構築するには、どうしても専用枠の時間が必要なのです。
また、わたしの持てる最大の集中力で対応するため新規の数は限られてしまいます。
そのゆえ、有名・無名、メジャー・インディーズ、プロ・アマ問わず、予約順となることをお伝えいたします。
過去に「會田は有名人にチヤホヤする」とのご批判をいただいたことがありますが、現在はありません。
まあ、確かに大昔は、テレビでしか見たことのない大物有名人が来たとき、舞い上がった記憶はありますが・・・(苦笑)
お越しになったすべての皆さまの声がより良くなることを願って、日々、最善を尽くし施療に従事しています。

e0146240_16422364.jpg





※ボイスケア不可のケース※

・外喉頭に問題がない(運動性アップやリラクゼーションを目的とする場合を除く)
・喉・声・鼻・呼吸器の病気
・やる気がない
・會田の技術を信用していない
・歌唱のテクニックを求めてくる
・その他の理由
上記のごとく、当サロンでのアプローチは必要ないと判断した場合、お越しいただいても施術を行いませんのでご注意ください。
by aida-voice | 2013-10-27 09:39

耳の老化防止法


年齢と共に生理的な現象として聴力が落ちます。
病的な状態は医師にご相談ください。
ここでは、聴こえの老化防止法をお伝えします。
音は空気の振動(波)です。
その振動を捉えるのは、ご存じのように耳の中の鼓膜。
鼓膜は、皮膚層、固有層、粘膜層の3層からなる薄い膜です。
そう、皮膚や粘膜のように、水分含有率がキーポイントとなります。
怖いのは乾燥。
したがって、鼓膜の乾燥を防ぐための手段を講じるのが方策でしょう。
①毎日一回指で耳珠を押し耳孔を塞ぐ(1~2分程度でOK)
②冬季の外出時は耳当てを使用する
③イヤマッサージを行って血液循環を良くする
④水分補給を忘れない
⑤ビタミンB2を多く含む食品を食べる
次に、鼓膜の振動性能を維持したり、保護したりする行為も重要ですね。
⑥音質の優れた音楽を多く聴く
⑦大音量の音に注意する
⑧一日に数分は無音で耳を休める(耳栓を用いると効果的)
そして最後に・・・
老化は止められません。
⑨音の中に喜びを見い出すこと
そう、生き方と同じで、これまでの経験を活かしてください。
音楽は、歌は、人生そのものだから!

e0146240_03533100.jpg




追記1:イヤマッサージ
①耳をつまみ軽く引っ張る(真横・真下・下前方を数十秒間行う)
②耳付け根の周辺を中指の腹で小円を描くよう優しくマッサージ




追記2:鼓膜組織の水分が豊富であることと、外耳道に水分が存在するのとでは、意味が異なります。鼓膜表面に水成分が付着すると、振動効率が悪化し、正確な音の認識力が低下します。したがって耳の中に水を注入しても無駄です。それどころか外耳や中耳の炎症を引き起こしてしまいます。




追記3:2012年度の日本の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳。50‐60歳を過ぎるとだんだん老い先も短くなってきます。是非、良い音を聴いてください。音源も再生機器も、ちょっとだけ奮発して購入するのも良いと思います。素敵なミュージックライフで人生を豊かに仕上げましょう。
by aida-voice | 2013-10-26 00:10


年を取ると高音発声が困難になるのは、①声帯ヒダの萎縮(老化)、②声帯粘膜の乾燥、③発声にかかわる外喉頭筋群の筋力低下などが起因します。
加えて、④高音の聴き取り能力低下も要因となります。
実は、④の影響は予想以上に大きく、聞いた音を真似るミラー効果によって高音排除を促進させます。
あぁ、本当に悲しい真実です。

e0146240_23383431.jpg




追記:ピッチ聴力の低下は、早いひとで20歳から始まるとの伝聞記憶があります。高周波のモスキート音を的確に判別できるのは20代前半まで。若いうちに素晴らしい音をいっぱい聴いてくださいね。
by aida-voice | 2013-10-25 00:05

年齢と耳 (私事)


わたしも50歳を過ぎ、どんどん齢を重ねるにしたがって、顔の皮膚がたるみ老眼が進むように、耳(聴こえ)の精度も落ちてきました。
とても辛い事実です。
残念ですが、老化にはかないませんね。

e0146240_23284736.jpg




追記:半世紀以上生き、この頃は、自分だけのオリジナル格言を作っています。常に三つ掲げ、順守や遂行を定める。日々の出来事や想いによって、適時変わります。そう、順応です。最近の中から一つだけ。「森羅万象を受け入れ、そして味わえ」
by aida-voice | 2013-10-24 05:22

オーディオの価値


オーディオ機器は金額が高ければ良いというものではありません。
1,000円のイヤホンも100万円のスピーカーも各々の個性があります。
目的や価値を含め、良い音の判断はひとそれぞれ。
気に入れば、それが Best なんですよ。
声も同じ。
そう、とりあえず、いろいろ楽しんでください。

e0146240_2247379.jpg




追記1:わたしの場合、尋常じゃないほど聴き込み判断を下します。そして、個性を感じられる機器、ブラインドテストで明らかに違いのある機器を選択します。



追記2:まだまだ弱輩な聴覚レベルなのか、USBケーブルの比較では、10本中4本の違いしかわかりません・・・



追記3:しかしながら、製作者の強い想いと不断の努力と長い時間が集約された製品は、極上の音を作り出します。やはり高額になるのは当たり前ですね。
by aida-voice | 2013-10-23 00:29

声の短問短答【続編】134


「LDP だと低音も出なくなるの?」

この質問は的を射ています。
答えは、YES。
そう、LDP のひとは低音発声力が低下します。
それは、共鳴腔が狭くなるから。
想像してみてください。
相似形のギター(アコースティック)とウクレレでは、低音を奏でやすいのはどちらでしょう?
もちろんギターですよね。
ボディ〔胴〕の容積が大きいほど低音も豊かになります。
この理論と同じ。
LDP によって咽頭共鳴腔の空間が狭くなり、低音域は減ってしまいます。《加えて篭った音声になる特徴もあります》
雄大な低音には、共鳴腔の十分な活用が必須なのです。
他者を魅了する声を求める方は、LDP を解消するべきだと考えます。

e0146240_2385157.jpg





追記:LDP は見た目と声の状態からも推察できます。舌骨の位置と動きを観察してください。喉頭隆起とオトガイの間が深くくぼみすぎていたら要注意。加えて声がくぐもって聞こえる。





追記:LDP は高音にも悪影響。咽頭共鳴腔が狭くなると、透明感あるピュアな高音や、どこまでも昇っていく力強い高音が不可となります。これは、素晴らしいグランドピアノの中に毛布を突っ込んで右側鍵盤を弾くようなもの。決して魅力的な高音にはなりませんよね。





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。なお、LDP(喉頭深奥ポジション)は病気ではなく喉筋の癖&独自の造語です。
by aida-voice | 2013-10-22 00:02