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先日、ボイストレーナーとして大活躍している桜田ヒロキ先生が、音声音響研究所にお越しになりました。
●6台のスピーカーと5台のアンプの組み合わせによる音質の聴き比べ
●小型スピーカー(アラクラフトAL100ND)とハイパワーアンプ(マッキントッシュMA6700)との適合性の確認
●14本のヘッドホン同時試聴
桜田先生の鍛え抜かれた耳で、それぞれの機器の特徴を精緻に聴別しておられました。
今回のリファレンスシンガーはジャーニー(Journey)に決定。〔ファイル形式はMP3〕
新しい発見に、桜田先生も感動していました。
やはり歌声って、奥深いですねぇ~

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追記:過去には Akira先生、A to NO Records の田中直人社長、歌手のHさんやアーチストのK氏など、音楽関係者が多数お越しになっています。




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2013-08-31 00:01

2013夏のスケジュール


8月1日~8月9日 サロン休業(音声音響研究所に出向)
8月10日~8月12日 10:00~13:30 15:30~18:00
8月13日~8月15日 サロン休業(嚥下ストレッチ・14日は再来2回目専用枠)
8月16日~8月18日 10:00~13:30 15:30~18:00
8月19日~9月10日 サロン休業(音声音響研究所に出向)
9月11日 10:00~13:30 15:30~18:00
9月12日以降はホームページでご確認ください ⇒ ボイスケアサロン



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追記:よく「お休みはないの?」と訊かれます。ボイスケアサロンでの喉頭触診や施術はわたしの最大の楽しみ。音声音響研究所の各種実験や歌唱研究はヲタク的快楽の域に達しています。休暇は要りません。多分、音楽を聴き、解剖医学書を読み漁り、指先をトレーニングすることが欣幸の極みなのです。
by aida-voice | 2013-08-30 14:29


嚥下ストレッチ施術会のヘルパー(ボランティア)を募集しています。

~要綱~
●年に3~4回行われる嚥下ストレッチ施術会(午前9から午後5時程度)にお越しいただきます。
●来院者への連絡、受け付け業務、施術補助(簡単です)を行っていただきます。
●報酬はありません。(嚥下ストレッチ施術会そのものが無料奉仕活動のため)
●出願に際し、履歴と共に応募理由を簡単に書き添えてください。
●応募多数の場合は、選考した上で合否をお伝えします。
皆さまの善意を心よりお待ちしております。
一緒に、嚥下・摂食で苦しむ方々の力添えになりましょう!

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by aida-voice | 2013-08-25 13:10

声の短問短答【続編】120


「酒焼けって本当にアルコールで声帯が火傷するの?」

いいえ、違います。
アルコールの過飲により次のようになります。
①声帯ヒダが浮腫む
②呼気内のアルコール成分が声帯粘膜の水分を奪う
これらと飲酒時の大声での会話も加わり、声帯の重量が増し、乾燥も激しく、声門が開いてガラガラ声になります。
喉の痛みを伴うケースもあります。
この状態を酒焼けと称するのでしょうね。
実際にアルコール成分によって声帯が浸食されることはありません。


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追記1:過飲に気を付けましょう。声に悪いだけでなく、喉頭癌の原因の一つにもなります。





追記2:アルコールは適量ならば人生や歌にも華を添えます。ご存じの方も多いかもしれませんが、20年以上前、わたしはワインとウィスキーに傾倒し、フランスやスコットランドまで赴いて、畑や酒蔵を見に行ったりワインやモルトウイスキーのバーを経営したり、酒びたりの生活〔~笑~酒をこよなく愛する若輩人生〕でした。現在は、声を中心とした暮らしをしているため、飲食店はすべて売却しました。そう、声一本です。わたしも齢を重ね、原因不明の眩暈(めまい)症に罹り、酒量はガクンと落ちましたね。ときどき飲む程度。今夏は暑いのでシャンパンが美味い。なお、つい最近、飲んで感じ入ったのは、シャトー・コス・デストゥルネル1961とキンクレイス・ヴィンテージ1968ゴードン&マクファイルです。グラスの中の液体を口に滑り込ませじっくり味わうと、当地へ見学に行った記憶が懐かしく思い出されます。自然の恵みと作り手の皆さまに感謝します・・・
by aida-voice | 2013-08-23 00:03

声の短問短答【続編】119


「腹から声を出せと言われますが・・・」
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そうですね…、実際にお腹から音声が生成されるわけではありません。
声は、物理的に、声帯で原音を作り、5つの共鳴腔(喉頭室、梨状陥凹、咽頭共鳴腔、口腔共鳴腔、鼻腔共鳴腔)で加工され、口(一部鼻)から出ます。
声の本態は、空気の振動(波)なのです。
つまり、空気を媒介しなければ、音声は伝わらないのです。
お腹の中には空気は入っていませんので、お腹から直接声が出ることは考えられません。
これは、腹式呼吸によって、雄大な呼気を誘発し、張りのある大きな声を求める意味と解釈します。
同様のケースとして、ヘッドボイスやチェストボイスがあります。
やはり、頭部や胸部から声が作り出されるものではなく、その場所に振動を感じるよう発声を行うことで、より良い歌唱に近づける手法ですね。
胸には空気があるじゃないかと問われるかもしれませんが、声帯より下位の場所(気管支や肺)で音(声)が作られることはありません。
肺から呼気として空気が流れ、声帯を震わせ、共鳴腔(メインは咽頭共鳴腔)で音色や響きを味付けし、体外に出ていきます。
この一連の流れを“発声”と称するのです。
ご病気で喉頭を摘出してやむなく食道発声されている方を除き、人類の決まり事。

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追記1:あなたの声を聴くのは、相手の耳の中の鼓膜。この薄い膜が振動し、その刺激が脳へ伝達してはじめて音声と認識されるのです。すべては空気の振動。ここに良い音(声)の大事な大事なキーポイントが隠されています。
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追記2:腹式呼吸も、腹腔を拡大して横隔膜を下げ、胸郭内部の肺に空気をたくさん入れる呼吸。実は、普段の呼吸も、腹式呼吸を使っています。腹腔が広がらなければ横隔膜は広がりません。確かに横隔膜後方から腱脚が第3腰椎前縁に付着して支えていることと、横隔膜は筋組織が充実しているため自動運動が可能である点は間違いありませんが、腹腔内の陰圧および陽圧の影響の方が大です。したがって、腹式呼吸は、誰もが通常行っている呼吸ですが、声のために、より意識して行うことを示唆する語彙なのです。
by aida-voice | 2013-08-22 00:03

声の短問短答【続編】118


「輪状甲状筋の左右の太さが異なると輪状甲状関節が脱臼しやすくなるって聞いたけど本当?」

可能性は高くなるかもしれませんが、それが脱臼の主な要因になるとは考えにくいでしょうね。
脱臼(亜脱臼を含む)の原因のトップ3は・・・
1:外傷(交通事故やスポーツ事故など)
2:無茶な自己マッサージ
3:過激な超高音発声や度を超した大ボリューム発声
最近は、ご自身でマッサージやストレッチングを行って傷めるケースが多発中。
お気を付けくださいね。
また、専門院で外喉頭施術を受ける際に留意すべき点もお忘れなく。

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~再掲載~

喉頭マッサージを受けるときの注意
この頃は、声のために外喉頭を施術する所もちらほら開設されているようです。声が出しやすくなったり、美声に近づいたりするチャンスが増えたのは、大変喜ばしいことですね。是非、お近くの施術所で発声運動能力をアップさせてください。ただし、注意点があります。受診する際は、以下の条件を満たしている先生に施術をお願いしてください。
①片手間でなく、喉を専門で行っていること
②喉頭医学と発声(歌唱)科学に相当の知識があること
③摘出喉頭触診の経験があること〔医師との共同研究〕
④外皮からの触診技術が卓越していること
⑤音声専門の耳鼻咽喉科で専門外来を経験していること
⑥常に医師(病院)と連携していること
喉頭は繊細です。壊れやすいのも大きな特徴です。筋損傷や失神程度なら回復できますが、万が一、反回神経麻痺を引き起こしたら一生声がかすれたり(片側)、まったく出なくなったり(両側)しますよ。断裂タイプの麻痺は治りません・・・。とっても不幸な結果になります。適切かつ優秀な先生の元なら恐れる必要はありません。喉頭マッサージは声に効果的。きっと、極上の声を作り出していただけることでしょう。
また、喉頭マッサージやストレッチは、素人の方は簡単にマネしないでください。当サイトに記載した内容(喉体操や各種発声法)を試して事故を起こしても責任を持ちませんので、すべて自己判断で行ってください。
by aida-voice | 2013-08-21 15:18

熱唱の真意とは?


約20年前、わたしが複数の接骨院を経営していたときのお話です。
スタッフ(正社員・パート・アルバイト)の総数は30名以上。
その中の一人にK先生がいました。
柔道整復師として副院長の立場で、日々、患者様に接していました。〔院長:會田〕
とくに忙しい接骨院で、一日の最高来院数が234人の院。
平均しても180人/日ほど。
K先生は、多くの患者様から信頼を得ていました。
その彼の特技はカラオケ。
とてつもなく 『うまい』 のです!
あるとき某新聞社の主催するカラオケ大会に出場しました。
チューブの「シーズン・イン・ザ・サン」を熱唱。
わたしや他のスタッフも応援に駆け付け盛り上がりました。
そして順当に勝ち上がり、ついに優勝。
審査員のコメントが「自然体で心に染み込む素晴らしい歌唱力です」と。
当夜は優勝を祝して大宴会。
とても楽しい思い出です。
後日、K先生に「どうやったらうまく歌えるの?」と訊いたことがあります。
彼は一言「決して熱唱しないこと」
「えっ!?」
わたしは耳を疑いました。
「でも、カラオケ大会のときは熱唱していたじゃないか?」と問いました。
するとK先生は「歌おうなどと思わないように歌うだけ」と答えました。
何やら禅問答のような感じ。
この頃は、まだ声や歌を深く理解していなかったので「ふぅ~ん、そういうものなんだぁ…」と釈然としなかったのを記憶しています。
しかし、最近、やっとK先生のおっしゃった意味が腑に落ちました。
完全に!
仕事柄、いろいろな方々(音楽関係者も、そうでない方も)と会食やカラオケに行く機会が多くあります。
カラオケの場では、必ず「どうすればうまく歌えますか?」と質問を受けますね。
そのときは、ボイストレーニングはやっていない旨を伝え、簡単なコツをお伝えしています。
「熱唱しないでください」「歌おうと考えず、しゃべり声にメロディやリズムを軽く付け加えるだけ」「息の流れを大切にしてください」「出だしの初音に集中しましょう」「謙虚にうまいふりをしてください」と、ポイントをいくつか答えています。
そうです、熱唱とは、聴き手の判断や感想であり、本気で力まかせに歌うことではありません。
あなたは、血管を浮き上がらせながら力ずくで歌う歌(必死の歌唱)を聞きたいですか?
耳をつんざき、心が乱されるような歌を聞きたいですか?
本物の熱唱と必死の歌唱は異なるもの。
真の熱唱は心に届きますが、必死の歌唱は見聞きするひとを辟易とさせます。
歌い手が余裕を持って、その歌の良さを最大限引き出している歌唱状態を、熱唱と称するのです。
ゆとりがあるからカッコいい・・・
高級クラブで必死に歌う社長さん達に、語るように楽に歌う指示を差し上げた瞬間、周囲から「おぉ、急に歌がうまくなった」と評価され、わたしの面目を保てるシーンが幾度もありました【笑】。

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追記:他人に自分の歌声の魅力を聴いてもらうのと、なりふりかまわず熱唱する自己満足とは、求める歌唱形態が異なります。どちらが良い悪いはありません。お好きな歌を、お好きな手法で歌えばよいのです。
by aida-voice | 2013-08-20 00:04

声の短問短答【続編】117


「裏声が出にくい理由を一言で教えて」

はい、一言で答えたいのですが、二つあります。
ここでは声帯萎縮や声帯粘膜欠損症などの病気は除き、機能的な観点から。
答えは、声帯粘膜の乾燥と LDP です。
… 以上。

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追記:以前、地声は筋肉声で裏声は粘膜声と表現できると書きました。声帯粘膜が乾燥して振動しなくなれば裏声は出にくくなります。甲状孔から内部に浸入する上喉頭動脈の血流量が重要ですね。また、LDP(喉頭深奥ポジション)により、ⅰ披裂軟骨が回旋し声門が開放、ⅱ内筋の可動範囲が減少、ⅲ呼気量が低下、などの素因により裏声が発しにくくなるでしょう。
by aida-voice | 2013-08-19 00:05

サロン《小》情報


今日と明日は関東以外の方が多い。
同日や連日で複数回の施術を受けるパターンも。
とくに近畿が多数を占めます。
Uターンラッシュで交通機関が混む中、ようこそお越しくださいました。
極上のアプローチをご堪能ください。
さあ、声を良くしちゃいましょう!

ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)

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追記:會田の施術を本気で熱望される方のみ、最先端かつ全身全霊のアプローチをご提供させていただきます。声の出しやすさと高音質化にご期待ください。※高音質とは音の質が良い意味であり、ピッチ(音高)が高い意味ではありません。
by aida-voice | 2013-08-17 10:22

声の短問短答【続編】116


「ボイスケアサロンに通っただけでは歌はうまくならないの!?」

半分Yesで、半分Noでしょうか。
こちらでは、歌のテクニックではなく、発声を運動と捉え、その性能を上げていくのが最大の目的。
テニスで例えるなら、スピンサーブやドロップボレーの仕方を学ぶのではなく、サーブやボレーのときの肩の動きや筋力を向上させるようなもの。
つまり、どのスポーツにも対応できる基礎能力と言っても良いでしょう。
声に戻ります。
発声に関与する運動性能がアップすれば、どのような歌もうまくなる可能性は増えます。
クラシック(声楽やオペラ)であっても、J-POPであっても、R&Bであっても・・・
ジャンルは問いません。
結局、何でもこなせる。
是非、さまざまな種類の歌を歌ってみてください。
軽々いろいろ歌えるはず。
後は自由に選ぶだけ。
そう、そこに個性としてのアートを含ませたり、アイデンティティを強調したり。
しかし、どんなにがんばっても喉の運動性を獲得できないひとがいるのも事実です。
誰にも負けないほど、走る・飛ぶ・投げるの基礎運動力を身につけたとしても、必ずや世界トップのプロテニスプレーヤーになれるとは限りません。
これだけはトライしてみなければわからない世界ですね。
まずは、他のスポーツと同様、筋肉の柔軟性。
肝心なのは、共鳴腔を構成する軟部組織でしょう。
次に、筋力強化。
ここの重要点は、原音を作り出すためのⅰ声帯を動かす筋肉とⅱ呼吸関連筋。
最後に、歌唱の精度を上げるための可動域の拡大と筋力アップ。
ご存じのように輪状甲状筋などです。
これらが完成すれば、歌って意外に簡単。
声の質が格段に上昇していますから、通常の話し声〔会話声〕に、息を流し、メロディやリズムを付加すれば、見事な歌になりますよ。
そして、本格的なボイストレーニングで技術を磨けば、聴くひとを虜にするプロフェッショナルな歌唱が完成します。
このボイストレーニングは、当サロンでは扱っておりません。
あしからず・・・
ここは、優秀なボイストレーナーの出番!

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追記1:最近、感性と論理を併せ持った優秀なボイストレーナーが増えたと感じられ、誠に安心しております。レッスンの際は「この練習がどのような理由で」「どんな効果が期待できるのか」などを尋ねると良いでしょう。他を例にするなら、病院で注射や投薬を受けたとき「どの病気の症状に対し」「どんな治療が期待できるか」を必ず知りたいでしょう。これと同じ。




追記2:また、ひとによって「うまい」と「へた」の感じ方が異なる点も考慮しなければなりません。あからさまに音程やリズムが狂っている場合を除き、溜めて歌ったりポルタメントを乱用したり、さまざま効果を付加する歌手も大勢います。そこが個性であり、芸術となってきます。アートと言う言葉でくくれば、音痴でさえ一種の芸術かもしれませんね。
by aida-voice | 2013-08-17 02:51