発声の方程式









発声の本質=科学性+曖昧性÷2








~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。





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by aida-voice | 2010-12-30 22:18

御礼


多くの喉を診せていただき、多くの声を聞かせていただき、少しずつ『声』の本質がわかってきました。(内喉頭の病気やトラブルは除く)
これもひとえに、外喉頭研究にご理解くださった皆さまのおかげでございます。
ここに深く御礼申し上げます。
現在、「何が起きているのか」「どうして高音が出にくいのか」など個々のケースがある程度正確に判別できます。
もちろん、改善や向上は、軟部組織で成り立っているため容易ではないかもしれません。
しかし、本質が理解できると、それなりに方法が生まれてくるのものです。
毎日、お越しになる大勢の方々の声に耳を研ぎ澄ませると・・・
「おぉ、前回より声が響いている」「おぉ、声の震えが減った」「おぉ、息の流れがある」「おぉ、会話声がきれいになった」「おぉ、喉の力が抜けて楽々発声できている」と喜ばしい結果が多くあります。
反対に「むむ、咳で喉頭の過緊張が増してしまった」「むむ、ハードスケジュールで声を使い過ぎて喉頭Positionが深くなった」「むむ、ストレスで声が再び震えている」「むむ、残念ながら効果が現れていない」などのこともあります。
それでもお越しになる方々に喜んでいただけるよう、これまで同様、寝食を忘れるほど精進に励みたいと存じます。
皆さんにお会いし、一緒になって喉と声を良くしていくのがうれしくて仕方ありません。
心より感謝申し上げます。
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喉ニュースは12月25日から1月8日までお休みをいただきます。
なお、過去の記事の訂正や追加を随時行っています。
この機会に読み直していただければ幸甚です。
新しい発見があるかも。
そして、白金台サロン・目黒サロンはもちろん、電話もメールも、すべてお休み。

◆お知らせ◆
2010年12月25日~2011年1月8日までのメールに関しては一切お返事をお返ししません。メールは必ず2011年1月9日以降にお願いします。




最後に・・・、年末コンサート、歌謡祭や紅白歌合戦に出演する皆さま、ご成功とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
持てるすべての力を出し切ってください。

Go for it!



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by aida-voice | 2010-12-25 05:41


よく声帯は弦に例えられます。
弦は線で表現できます。
しかし、実際の声帯は線ではなく面と考えてください。
線だけなら、太さと張力で、ほぼ音が決まります。
面の場合は、それらに面積がからんできます。
そして、この面積が非常に大切であることもわかってきました。
声帯が短い。
この場合は高音発声に適していると思われるのですが、面積が大きいひとは豊かな低音が出てくる・・・
逆に、声帯が長い。
このケースは低音発声が得なはず。
しかし、声帯面積が小さいため、驚くほどビビッドな高音を出せるひとがいる・・・
声帯を真上から見ただけではわからない真実。
現実的に横から覗くことはできませんが、丁寧な触診によって甲状軟骨の大きさと形状から推し量ることが可能です。
声帯は線ではなく面で捉えよ!
これが今年最後のお伝えすべきビッグニュースです。


以下は喉頭機能模型の声帯アップ写真(ビューポイントは後上方からと左横上方から)
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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




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by aida-voice | 2010-12-24 16:01


何やら『ホンマでっかTV』みたいな話題ですが、「声の良いお母さんの子供は頭が良いって本当なのですか?」との質問をいただきました。
結論から言うと「頭が良くなる可能性は高いでしょう」となります。
さて理由です。
以前、ある実験の話題をお伝えしました。
小学校低学年のクラスで、声の良い先生と悪い先生では、生徒の話を聞く集中度や飽きるまでの時間が異なる内容がありました。
そう、声の良い先生は、声の悪い先生に比べ、生徒の集中度が高いこと。
声の悪い先生は、声の良い先生に比べ、生徒が授業に対して飽きやすいこと。
伝聞による実験結果ですが、ある程度は「そうだろうなぁ」と実感できますよね。
さて、声の良いお母さんに関して。
小さい頃、寝るとき、お母さんから読み聞かせをしていただいたのを覚えていることでしょう。
読み聞かせとは、本を読んで聞かせることです。
とくに幼児や児童に対し、大人がおとぎ話や物語を音読し、それを聞かせるのです。
これによって、安らかな眠りを促したり、知識を増やしたり、夢やロマンを喚起したりと、子供たちとって有用な時間です。
そんな大切な読み聞かせの声が、ガラガラのだみ声や、か細い声ならば、子供たちは聞くことに対してアッと言う間に興味を失ってしまいます。
実際、内容を正しく把握しながら『聞く』って、結構『能動的』な作業に近いのですから。
声の良さのほかに、読み聞かせの際には〔抑揚〕と〔間〕も大切。
恥ずかしがらず、役者や声優になったつもりで演技してみてください。
きっと、子供たちの目がキラキラ輝いてくるはず。
そして、多くの本に触れ、多くの知識を得、集中力を養っていきます。
結果、頭が良い子になる可能性が高くなります。
ただし、何をもって頭が良いと決めるのかが確定していませんので、あくまで可能性が高いとしておきましょうかね。
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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




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by aida-voice | 2010-12-22 20:27


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そう、これがアタランス・トリートメント用の楽譜。
何をするのか?
発声しながらピンポイントのストレッチを行います。
安達晃先生に依頼し作っていただいた専用CDを使用します。
つまり、発声施術。
これによって喉頭性能を向上させます。
中でも、痙攣性発声障害や過緊張性発声障害の方々に効果的ですね。
行うにあたり、重要な要点が二つあります。
一つは、本当に繊細なストレッチであること。
施術を受けなければわからないのですが、指先だけを用いたピンポイントの伸展動作。
発声時の動きを正確に捉え、筋線維を一本一本ほぐし、動く範囲を広げていきます。
また、血行も促進され、運動性能がアップしますよね。
二つ目は、発声内容によって狙う場所が異なること。
楽譜の1番と2番のときは、外喉頭筋群(とくに肩甲舌骨筋)、茎突舌骨筋、茎突咽頭筋、中・下咽頭収縮筋、輪状咽頭筋のストレッチを目指します。
楽譜の3番と4番のときは、声帯の開閉を担う後筋(後輪状披裂筋、外側輪状披裂筋、横・斜披裂筋、甲状披裂筋)と舌骨上筋群を目指します。
その際は、甲状軟骨を軽く反転させ指を挿入します。
もちろん、その前には十分な施術による筋柔軟性の獲得が必須。
楽譜の5番と6番(発表は控えます)のときは、輪状甲状筋をダイレクトにストレッチします。
高音から低音に移るとき、輪状軟骨を前後にスライドさせて、輪状甲状筋斜部の活性化を促しましょう。(5番)
逆に、低音から高音に移る瞬間に、輪状甲状関節のヒンジ運動可動域拡大を補助すると、高音発声がうまくなりますね。(6番)
さらに、〔声を張る〕ことが容易になってきます。
たった数分のアプローチですが、『発声は喉の運動』の観点から考えると、素晴らしい効果が期待できるのです。
キチンと成果を上げるには相当の修練(指先の触角の練磨)が要りますね。
簡単ではありません・・・
このアプローチは、音楽と喉頭科学と触診技術の超融合であると自負しています。



ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)



追記:供覧したスコアは女性用ですが、もちろん男性用もあります。また、歌に特化しない方には朗読「雨にも負けず」を使用しています。

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by aida-voice | 2010-12-19 00:04


高音発声に欠かせない輪状甲状関節。
ダブルアクションである旨は過去に詳解しました。(詳しくは⇒目次集のら行参照)
今回は、素晴らしい輪状甲状関節の動きをする方の動画を供覧します。
優秀なボイスアドバイザー兎澤拓先生にお願いして実験させていただきました。
試験者の指で輪状軟骨体下部を徐々に上制していきます。
関節の動きを最大限に引き出すために、①甲状軟骨の動きは止めるが押し込んではいけないこと、②輪状軟骨を上制する際に前方への引き出しも意識すること、③被験者は同じ感覚(音程やスピード)で言葉を連呼すること、④決して無理をしないこと、の4つに注意しなければなりません。
この動画はスゴイ!
何がスゴイって?
関節可動域の大きさと、その動きのスムーズさ!
音程がスルスル昇っていきます。
兎澤拓先生は非常に秀逸な喉をお持ちですね。
お見事!!!
それではご覧ください・・・







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會田茂樹(あいだしげき)




追記:決して試さないでください。無知または未熟な手技で、筋損傷で痛みを伴ったり、輪状甲状関節を脱臼させたり、反回神経麻痺を起こして一生苦しんだりする結果になる可能性もあります。相当の喉頭医学と修練された技術が必須です。当サイトの内容をマネして事故を起こしても、当サロンは一切責任を負いません。




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by aida-voice | 2010-12-13 20:06


皆さんは本番前のアップにどのくらい時間をかけていますか?
①5分
②30分
③1時間以上
声は、声帯を含め筋肉に担っていることは周知の通り。
喉の中にアンプやスピーカーは入っていません。
そう、スポーツと酷似。
その観点から考えれば、上記三つのどれがベターか、おわかりになると存じます。
5分は超優秀ですが、時間帯によっては、ちょっと少ないかもしれませんね。
朝一番(寝起き)だと、喉周辺筋群の動きは緩慢ですから、多少の時間は必要です。
午後や夕刻で、喉頭の柔軟性と運動能力を持った方なら5分でもOKでしょうね。
次に30分。
歌手(プロアマ問わず)の聴取では、15~30分が最もポピュラーでした。
やはりこのあたりが妥当なのかもしれません。
それは、発声はスポーツと酷似することからも測り知れます。
試合の前のアップに過激なトレーニングは行わないでしょう。
これと同じですね。
最後に1時間以上。
この時間を必要とする方々には重大な特徴がありました。
それは、喉頭の筋肉が非常に硬いこと。
発声は筋運動ですから、筋肉が硬いと思い通りに動きません。
したがって、動きが出るまで発声を強いなければならないのです。
実際には1時間以上も発声練習していたら喉は疲れてしまいます。
もし野球やテニスの大事な試合の前に、1時間以上も走りこんでいたら、試合中にバテてしまいますよね。
あるいは、マラソン競技(42.195㎞)の前にマラソン(42.195㎞)を走る選手は皆無でしょう。
よって1時間以上かけてアップするひとは改善をお薦めします。
最後にわたしが推奨する方法を簡単にお伝えします。
声の立ち上がりをグンと早くする方法です。
まずエクササイズとボーカルアクションにわけます。
エクササイズが5分、ボーカルアクションが10分の計15分です。
これ以上は必要ありません。

エクササイズの項目は以下の通りです。(この先の発声科学進歩によって改訂や増減あり)
5分で完璧 喉のエクササイズ
①首の回旋
②僧帽筋のストレッチ
③腹部前方移動による横隔膜のストレッチ
④茎突咽頭筋のストレッチ
⑤咽頭収縮筋のストレッチ
⑥甲状軟骨舌骨間の開大運動
⑦舌と舌骨の回転運動(喉を開く)
⑧顎のスライドおよび開口運動
⑨口腔共鳴腔の拡大ストレッチ(道具使用)
⑩唇のストレッチ(主にエアすすぎ)

そして、実際の発声。
ボーカルアクションは、歌うジャンルや時間によって異なりますので、発声に関する知識と技術をしっかり持った優秀なボイストレーナーから習いましょう。(喉の能力や筋肉の作用は個人差が大きいので、それを熟知し、あなたの喉構造を十分に理解していただける先生を選んでください)
なお、本番前のアップ用の発声は、練習のときの発声法と同じではいけません。(当たり前すぎることですが)
レベルアップのトレーニングではなく、声を最高潮に高めるのが趣旨ですから・・・
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會田茂樹(あいだしげき)





追記1:エクササイズおよび適切なボーカルアクションは、随時講習会でお教えする予定です。発声医学ならびに運動生理学から考えても、かなり効果的だと自負しております。是非、自分のものにして、最高の声を獲得してください。講習会の情報は、開催に応じ喉ニュース目次集〕で告知しています。「記事内でもっと詳しく教えてください」との要望をたくさんいただきます。これらは難易度の高いテクニックではありませんが、写真や動画で掲載すると、見様見真似で間違っていたり過度(程度や回数)に行ったりして、喉の筋肉を痛めたり不調に陥ったりするひとが後を絶ちません。残念なことに、毎度、必ずいらっしゃるのです…。何度も申し上げますが、喉ニュースの内容や方法に関しては一切の責務を負いません。皆さんにお教えすべき効果的なトレーニング法などは、しっかり実地を主体として責任を持って教授いたします。つまり、わたしが直接お教えする講習会に参加してください。目から鱗の内容を伝授しますので、楽しみにしていてくださいね。講習会のお知らせは随時掲示しておりますが、アッと言う間に満員となります。少人数制の個人的な突然の開催も多いので、頻繁なチェックが必要ですよ。なお、当エクササイズおよびボーカルアクションは相当のボリュームゆえ、当サロン施術内でも教授しておりません。



追記2:当サロンにお越しになる多数の歌手から「以前よりアップの時間が短くなり、安定してきた」と感想をいただきます。やはり現代スポーツと同様、フィジカルケアは効果的なのですね。
師走になるとクラシックやJ-POPを問わずコンサートや歌番組が多くなります。卑近な例では、午前中にカメラリハーサルを行い、その後、ボイスケアのアプローチを受け、そして、テレビ生放送の会場に向かうビッグシンガーもいらっしゃいました。
AIDAボイスケアには、声をコンスタントに向上させることから瞬時に極上の状態に高めることまで、要望に応じ、さまざまなバージョンがあります。ご相談いただければお役にたてるのではと存じます。




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by aida-voice | 2010-12-09 02:43

胸鎖乳突筋と声の関係


以前、ある歌手が交通事故で鞭打ち(頚椎挫傷)になった瞬間から高音発声ができなくなったケースがありました。
詳しく調べた結果、胸鎖乳突筋がパンパンに腫れ、上喉頭神経外枝を圧迫していたようです。(外頚動脈から上喉頭動脈近辺も圧を受け血流量も低下)
つまり、美しい高音発声には輪状甲状筋の作用が不可欠。
その輪状甲状筋の動きを司っているのが上喉頭神経外枝。
どの神経も同じですが、外的に圧を受け続けると、正常作用ができなくなる可能性があります。
また胸鎖乳突筋の張り(Tension)が強くなったことで、筋線維が短縮し、甲状軟骨の動く範囲が少なくなることも判明。
このように甲状軟骨の自由を奪ってしまうのでしょうね。
加えてベクトルの方向性から考えても共鳴腔に悪影響します。
まだあります。
ご存知の方は少ないと思いますが、実は、この筋肉は胸郭を持ち上げて深く息を吸い込むときにも利用されているのです。(条件があり、頭部が固定され両側が働く場合のみ)
不正運動で呼気の副呼吸としての役割が担えなくなる。
これでは望むステキな高音は難しい・・・
そして交通事故だけでなく、首凝りや寝違いなどでも胸鎖乳突筋は張ってくることもあるようです。
高音が出し難いときは、一度、胸鎖乳突筋の筋硬度や張り具合を調べてみるとよいかもしれませんよ。
この部位は整形外科や接骨院でも診てもらえますから、お近くの先生に尋ねてください。
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by aida-voice | 2010-12-05 15:13


イメージは大切。
わたしはいつも『発声はスポーツの要素を持つ』と提唱しています。
したがって、スポーツ同様、イメージは非常に大切だと思っています。
しかし、それは基礎運動能力が備わっているひとの話。
「体が硬い」「筋力がない」など、根本的な性能が低下していては、イメージが活かせません。
喉も同じ。
外喉頭の運動性がなければ、イメージは無駄になります。
どのような場合だと、イメージを活かせないのか?(内喉頭問題は除きます)
①喉頭周辺筋が硬いひと
②甲状軟骨の位置が深いひと
③舌骨が上方にあるひと
④輪状甲状関節が動かないひと
⑤輪状甲状筋が弱いひと
⑥発声時に肩甲舌骨筋や胸骨舌骨筋が大きく浮き上がるひと
⑦喉頭捻転が強いひと
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これらの状態にあるひと、感じるひと、思い当たるひとは、是非とも改善してからイメージトレーニングを実施してくださいね。
誤って行い続け、筋バランスを崩したり過緊張性発声を癖づけたりするひとが大勢います。
次に、イメージは数パターン用意してください。
ここで実験です。
「かわいい犬をイメージしてください」
さて、あなたはどんな犬種を連想しましたか。
トイプードル、チワワ、ポメラニアン、豆柴・・・
やはり、ひとそれぞれ。
どれが〔正解〕はありません。
したがって、上記の外喉頭状態を除けば、イメージ法はあなたの自由。
ただし、合う合わないがあるのも事実。
そこでお薦めなのが、イメージを数パターン用意する方法です。
例えば、このような例がありました。
指導者から「下から水柱が昇ってきて頭の上で噴水のように広がる」ように発声しましょうと教えられました。
イメージしながら何度練習してもうまく発声できません。
そこで、このひとに「身体の中から打ち上げ花火が上がって頭上で大輪の花が咲く」とイメージを変えてもらったら、突然、思い通りの発声ができたそうです。
言葉を噛み砕くと、内容は大して変わりません。
このように、教えられたイメージがつかみづらかったら、少し変形させてみるのも一法です。
また、ご存じのように筋肉は軟部組織ですから、日々、いいえ、時間単位で刻々と変わっていきます。(筋硬度や動き具合など)
それを解消するには、求める発声を成し得るために、似たイメージを複数準備しておけば安心です。
一つがダメでも、もう一つある。
本番やレコーディング前でも焦ることがなくなるでしょう。
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by aida-voice | 2010-12-02 00:22