喉頭周辺筋が柔らかい人・・・、すなわち声に問題なく美声に近い人は、甲状軟骨をひょいと反転させ披裂軟骨小角や後輪状披裂筋の一部に触れて手技を施すことができます。
しかし、機能性発声障害の人・・・、特に痙攣性発声障害や過緊張性発声障害の方は、甲状軟骨翼に付着している筋肉(中・下咽頭収縮筋と輪状咽頭筋)が硬く反転どころかグライディングもできません。
今回、痙攣性発声障害に罹患している患者様で、初めて喉頭内のアプローチ(披裂軟骨の他動的回旋、後輪状披裂筋のストレッチとマッサージ)ができましたので報告いたします。
この患者様は内転型SDの本質を実によく理解しており、独自の方法(漢方薬など)や筋感覚の練磨で攣縮を回避して、日常生活に支障を来たさない程度までコントロールしています。
素晴らしいの一言です!
さて、この患者様も複数回の施術を受けていただいていますが、このたび初めて甲状軟骨内のアプローチができました。(かなり深く母指を刺入しています!)

e0146240_1427394.jpg

後輪状披裂筋が弛緩すれば、「詰まる」現象が低下し、発声が楽になるのは必至です。
きっと更なる改善が期待できますね。




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記:写真撮影のご協力ありがとうございました。この写真から、より詳しく調査して筋状態を確認します。声の改善を心よりお祈りすると同時に御礼申し上げます。





~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2009-07-29 15:48


以前、顎関節症を奥深く研究していた時期がありました。
最近、若い女性患者様の中で顎関節症に罹患している人が結構います。
やはり口を開くタイミングがずれ、正面から見るとS字状開口になっています。
顎関節には関節円板が存在し、かつ、ヒンジ運動とスライド運動のダブルアクションジョイントです。(これは輪状甲状関節と同じですね!)

e0146240_14464751.jpg

そして顎関節の動きが悪い人の多くが発声に問題を抱えています。
すなわち顎関節の動きが良いと、声にも良い影響を与える可能性があります。
さあ、顎の動きをスムーズにしましょう。



顎関節の動きを良くする運動
①頬筋の力を抜いて口を軽く開く (上下の歯間が2~3ミリ程度)
②下顎をまっすぐ前方に突き出す (うけぐちのような形状)
③その状態でゆっくり開口する (痛い場合は中止)
④最大開口のまま10秒保持する (できる範囲の開口でOK)
⑤ゆっくり口を閉じて②の形状にします
⑥下顎を引き込んで元に戻す
⑦完全に口を閉じる
⑧この動作を一日5~10回繰り返す



リラックスした体勢で行ってください。
入浴しながらも効果的ですね。
また、噛みしめ・食いしばり・歯ぎしりの方にも有効です。




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記:オペラ歌手や声楽家およびアカペラ歌手にとっても縦開口は必須ですよね。この運動でスピーディかつ自由自在な開口が可能になります。お試しください・・・





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-07-28 14:49


喉や声に問題が生じ、最初に近くの耳鼻咽喉科医院に行きました。
なかなか良くならないので大きな病院へ、そして最後に大学病院へも行きました。
いろいろな治療を受け、処方薬を服用し、言語聴覚士の先生から音声指導を受けてもみましたが、症状は芳しくありません。
主に機能性発声障害(痙攣性発声障害・音声振戦症・過緊張性発声障害・低緊張性発声障害・音声衰弱症など)、そして、繰り返し罹患する難治の声帯結節やポリープ様声帯、声帯萎縮、声帯溝症、反回神経麻痺などです。
途方に暮れていたところ、医師から紹介されたりご自身でインターネットで調べたりして全国から当サロンにお越しになります。
これまでにいらっしゃった患者様の最終病院(大学病院系)は、北海道大学病院、札幌医科大学病院、秋田大学病院、東北大学病院、自治医科大学病院、千葉大学病院、埼玉医科大学病院、東京大学病院、東京医科歯科大学病院、慶応大学病院、慈恵医科大学病院、日本医科大学病院、東京医科大学病院、新潟大学病院、名古屋大学病院、名古屋市立大学病院、藤田保健衛生大学病院、愛知医科大学病院、金沢大学病院、滋賀医科大学病院、京都大学病院、奈良県立医科大学病院、大阪大学病院、大阪市立大学病院、神戸大学病院、関西医科大学病院、徳島大学病院、高知大学病院、岡山大学病院、広島大学病院、九州大学病院、久留米大学病院、熊本大学病院、琉球大学病院などです。
もちろん、その大学の医師から紹介された方もいますが、多くはそれと関係なく自己判断で来られます。
地方からは、声を職業とする人だけでなく一般の人のほうが多いのが特徴です。
耳鼻咽喉科は主に声帯を中心に診るため、やはり声帯に問題がないとアプローチ手段が限られてしまいます。
その点、当院では声帯でなく、それを司っている喉頭筋に対し、数多くの検査方法と各種施術を誇っています。
喉頭は小さく細かい軟部組織でいっぱいです。
それらが複雑に動きながら声を作ってきます。
発声はスポーツの要素と楽器の要素を兼ね備えています。
その両者がバランス良く100%動いたとき、楽に発声でき、さらに、えも言われぬ美声が誕生します。
他人は、声の印象だけであなたを勝手に判断します・・・

e0146240_21443974.jpg




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記:当サロンは、喉頭周辺軟部組織のバランスや柔軟度を改善して発声能力を高めるもので、喉の直接の治療は行っておりません。





~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2009-07-26 12:56


高音がうまく出ない人の中に、輪状甲状筋の動きが無くなっているケースがあります。
上喉頭神経が何らかの影響を受けて輪状甲状筋が麻痺あるいは不全麻痺を起こしているようです。
各種筋圧によるダメージから外傷や手術による神経断裂損傷までさまざまです。

一過性や軽症の原因
①喉頭捻転による神経伸展または加圧
②胸骨舌骨筋やその上部軟部組織による神経圧迫
③頚椎回旋に伴う軽微神経損傷
などが挙げられますね。

断裂や腫瘍などの重篤なものは優秀な耳鼻咽喉科で治療しましょう。
①~③の場合は、原因を取り除いたり細胞レベルを活性化させたりする施術で改善が可能になります。
e0146240_12481100.jpg


なぜ、高音が出ないのか?
なぜ、高音が思い通りにならないのか?
なぜ、高音がキレイでないのか?
なぜ、高音発声が日々変化してしまうのか?

正確に自分の喉状態を知りましょう。
今、あなたが出している高音が本物かどうか・・・
実は・・・
もっと高い音が出るのでは!?
もっと楽に!?
もっとキレイに!?
もっと感動的に!?
それこそが、声で人を魅了する歌手や役者の必須条件なのです。



ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記:重要 ⇒ 輪状甲状筋麻痺と輪状甲状関節硬縮を混同しないようにしてください。





~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2009-07-25 12:49

最高の滑舌


ボイスケアサロン声専用キャンディを愛用するTV局アナウンサー・ナレーター・声優から 「言葉を咬まなくなった」 との意見を多数いただいています。
声帯振動能力が向上することで 滑舌まで良くなる ようです!
ボイスケアサロン声専用キャンディは、声を職業としている人にお薦めですね。
e0146240_10391286.jpg





ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




追記:上記は感想であって個人によって異なります。また即時効果の度合いも人様々です。そしてボイスケアサロン声専用キャンディは食品であり、発声しやすさの効果等が永続するものでもありません。




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-07-22 10:41

痙攣性発声障害と呼吸


痙攣性発声障害(SD)の方には大きな特徴があります。
それは 『初音』 が出ないことです。
特に 「はい」 や 「ありがとうございます」 の “H” および “A” が詰まったり割れたりして出難くなっています。
トランペットに例えて考えてみますと、息を吹き込む瞬間にマウスパイプがギュッと縮んで詰まってしまい、空気の流れを阻害してしまうようなものです。(現実的にはありえませんが・・・)
このような場合、あなたなら最初に何から対処あるいは改善しますか?
まず、マウスパイプの縮み度合いを少なくし、詰まりをなくして空気の流れを良くしますよね。
そして、より多くの空気を送り込んで鳴りを良くするでしょう。
これと同じです。
喉頭の過緊張を緩和し、呼気量を増やす。
原則です。
そこで、当サロンの施療で声帯および喉頭周辺筋の動きを良くした後、呼気圧をアップさせる施術を行うと驚くほど声が出やすくなります。
チェアーベッドで肋椎関節の可動性を向上させて胸郭体積を増やし横隔膜の上下運動を大きくして呼気圧を増やします。
會田の手技で、肺活量が約3~10%増加します。
必要に応じて肋間筋や鎖骨下筋にも柔軟性を与えましょう。
さらに初音発声の瞬間に、胸骨を斜め45度上に引き上げたり、肩峰を極端に後方に反らせて呼気量を増やすことも一法です。
ただし、タイミングがずれると意味を成しませんし、そのたびに大袈裟に行うこともできませんので、地道なトレーニングも必要でしょう。
また、睡眠時の寝方も重要であることがわかってきました。
これは研究途中ですが、横臥位(横向き)で寝たとき、上の肩が上肢の重力でカールしながら下がってしまいます。
その際に腕神経叢(わんしんけいそう)や腋下神経(えきかしんけい)や上腕神経などが圧を受けやすくなりますね。
結果的に胸部前面を収縮するような不良姿勢を保持するようになってしまいます。
痙攣性発声障害の方や機能性発声障害に罹患している方の多くが不良姿勢のような気がします。
そこで睡眠時に、抱き枕を使用することをお勧めします。
抱き枕の使用で、胸郭閉塞が防げるのではと願っています。(寝方には個人差があるので絶大な効果を確約できる方法ではありません・・・)
ともあれ、痙攣性発声障害と呼吸は重要な関係にあるのは確かですね。
これらは音声振戦症や過緊張性発声障害などの機能性発声障害にも当てはまります。
皆さまの声の回復を心よりお祈り申し上げます。
e0146240_14262445.jpg





ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)



~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2009-07-20 14:29


周知の事実ですが、滑らかで聴き心地の良い高音は輪状甲状筋のおかげです。
そして輪状甲状筋が動くには条件があります。
①輪状甲状関節の可動が正常であること
②輪状咽頭筋および下・中咽頭収縮筋に柔軟性があること
③発声の瞬間に肩甲舌骨筋が過剰収縮しないこと
この3つが完全にクリアされた状態のときに輪状甲状筋は活躍します。
輪状甲状筋は垂部と斜部の二腹にわかれ、垂部はヒンジ運動を、斜部はスライド運動を担っています。
繊細な触診をすると、皮下の広頚筋・脂肪組織・胸骨舌骨筋・甲状腺を経て両腹を触れることができます。
高音をきれいに出せる人は筋腹がしっかりしています。
逆に筋腹が薄い人は正しい高音を出していないことになります。
それでは垂部と斜部のどちらが大切なのでしょうか?
構造的に考えると斜部のほうが運動域範囲が大きいゆえ大切なのではと思います。
斜部は垂部の下に位置し触診が非常に難しい場所です・・・
e0146240_10372868.jpg


これまで声を職業にしている人の喉を診てきました。
また、それ以外の一般の方々の喉も多く触診検査してきました。
実際、その大多数の人の輪状甲状筋は未発達なのです。
原因のメインが①と②です。
③も少なからずいます。
特に③は、喉頭ポジションが深奥タイプになってしまい輪状甲状関節の動きを阻害しています。
輪状甲状筋の活性化には最新施術法である『輪状甲状筋ローリングテクニック』が絶大な効果を呈します。
これは輪状甲状筋の垂部と斜部の両方を的確かつ正確に運動性能をアップさせます。
人によっては、ピッチがオクターブ単位で上がることがあります。
それは輪状甲状関節の可動域範囲が一気に広がるからです。
そう、使い切っていなかっただけなのです。
つまりギターの第6絃を外していたようなものですね。
キチンとはめて使えばよいのです。
ただこれだけです。
しかし、それに気付いていない人ばかりです。
第6絃を外したギターで必死に練習しても第6絃は元に戻りません。
ましてや1本足りない状態、つまり5絃で弾く能力やテクニックを養ってしまうと、小ぢんまりとした高音になってしまいます。
これでは他人を感動させる高音発声は不可能です。

素晴らしい高音のためにも、確実に輪状甲状筋を使いましょう。
まずは①②③を確認してください。




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-07-19 11:50

Q&A


Qどうすれば歌を上手く歌えるの?
Aまず、歌とは声に旋律をつけて発することです。歌の様態は、声楽のような生の声とマイクを通して聞かせるものに大別できます。声楽では、音声はその人の人体構造(喉、咽頭、口腔、身長、性別など)によって大きく左右されます。顔や性格に個性があるように、声にも人それぞれの特徴が必ず存在します。そこで、上手く歌えるというのは、自分自身ではなく、他人が感じて決めることになります。(自己満足でOKという人は除きます‐笑‐)その感覚にもやはり個人差はありますが、聴衆の大半が上手いと感じることができればそれなりの評価を得るはずです。そのための方法は、音楽的センスを身に付けること、つまり専門の教師やボイストレーナーから指導を受けることです。しかし、その前に、喉やその周辺をキチンと整備することを忘れてはいけません。最高の状態の楽器と整備不良の楽器で練習するとしたら、どちらがより上手く弾くことができるようになるでしょうか。喉も楽器と同じように道具と考え大切に扱い、お手入れが必要です。マイクを使用する場合は、電気的に調節したり変化させたりすることが可能です。しかし、大きな声量で声をぶつけてしまうと音が割れて散々になります。また、息漏れは、ある種の歌や演出としては一法ですが、過息は声の響きと色艶を奪ってしまいます。それを阻止するためには、しなやかな息の流れのテクニックが必要になります。喉周辺筋をコントロールして、息と喉と口腔を使いこなしてこそ個性豊かに上手く歌うことが可能になります。思いの外、マイクを使って歌うのも難しいものと考えましょう。常に上手くなろうと思う意志を強く持ち、喉を整備(施術)して、歌のレッスンを続けること。不断の努力が必ず実を結ぶはずです。


Q中学校の教諭です。大きな声で授業をしているつもりなのですが、生徒から声が聞き取りにくいと度々クレームを受けます。通る声にする方法を教えてください。
A声帯で発せられる原音は、ほとんどの人が同じようなブォーという音です。実際に、アメリカ合衆国のメイヨークリニックで、人間の摘出喉頭用いて検証してまいりました。その音は、声帯より上の器官によって色づけられます。その器官で響かせることが重要なポイントとなります。声の大小にかかわらず聞き取りにくいのは、このような響きが足りないからでしょう。ピアノのケースやギターの胴のような反響させる構造を体内に構築しなければなりません。それを可能にする場所は喉頭室から咽頭を経て口腔のあたりです。その部位は軟部組織であり、自分では目に見えず存在もほとんど意識できず、楽器のごとく簡単に形や大きさを規定し補正できるものではありません。スポーツと同じで、繰り返しのアプローチやトレーニングで筋肉に体得させるのが最も近道と考えます。顎と喉頭を下制する筋群の強化とストレッチングが必要です。確かな改善を得るためには来院をお薦めします。


Q喉の病気も診てもらえますか?
A当はサロンでは、口腔・咽頭・喉頭の疾患や障害は扱っておりません。独自に研究開発した外部(皮膚の上)からのアプローチによる施術手技や物理療法によって喉頭にリラクゼーションを与え、発声能力を高めるのが特徴です。喉の痛みや病気は、信頼できる耳鼻咽喉科の医師にご相談ください。


Q健康保険は使えますか?
A美声にするための施術は、ケガや病気ではありませんから健康保険は使用できません。また、当サロンは喉の治療を行うものではなく、発声能力を高める施術です。この点をご了承の程よろしくお願い申し上げます。


Q治療費が高いような気がしますが・・・
Aはい、おっしゃる通りだと思っております。この訳には、これまで、世界で唯一の当研究に膨大な「時間」と「資金」と「労力」を費やしてきたからでございます。現在も不眠不休で施術と探究に取り組んでいます。また、お一人おひとり親身になって懇切丁寧な施術を行うため、多くの患者様を診ることができないからです。いま、当サロンは大変なご好評をいただいております。しかし、この成果に甘んじることなく、さらに皆さまにご満足いただけるよう決死の覚悟で日々施術を進化させ、その普及によって金額的にも還元できるよう努力して参ります。


Q何度も通院しなければならないのですか?
A求める声によって異なります。歌手や声を使うプロまたは愛好家の方は、常に上を目指して美声を維持するために最初のうちは2~3回/月の来院が好ましいでしょう。これから歌手になる人、音楽学校の学生、人の上に立って大活躍したいトップビジネスマンも、最上の声を作るために1~2回/月の割合でケアを受ければ、明るいボイスライフの可能性が広がります。発声は、声帯を含めすべて筋肉で行っています。スポーツと同じです。筋肉には反応性と記憶力があります。期間をあけずに施術を受ければ受けるほど早く思い通りの声を獲得できるでしょう。早々に、いったん覚えてしまえば、最上の状態をフィードバックさせることにより、喉が不調に陥っても回復できるのです。まずは、施術の素晴しさを知ってください。


Qどのような治療をするのですか?
A当院は耳鼻咽喉科ではないので喉の治療を直接行っていません。のど周りの筋肉を調整して発声能力を高める施術を行います。その手順を以下に示します。
1.丁寧な問診
2.精密な触診と喉検査
3.最先端の発声メカニズム伝授とあなたの喉状態の詳しい解説
4.特殊頚部前面筋牽引とオリジナル電療
5.究極のクリニカルマッサージ実行
6.術後チェックと今後の方針
7.素晴らしい声への扉を開く!
加えて、これらの施術が発声障害や嚥下障害に効果的なことも多々あるのです!


Qのどを楽器に例えて説明をしているそうですが、なぜですか?
Aはい、声はすべて筋肉で生成される純粋な物理現象です。呼気が声門下で圧力が高まり、ついに声帯部を通り抜けます。そのときベルヌーイ効果が生じて二枚の声帯は寄って振動します。このとき音程や音量を変えるために声帯の長さや厚さを変化させます。その変化をさせるのは、声帯そのものよりも周辺の内喉頭筋群や外喉頭筋群が大きく関与します。喉頭内部で作られた小さな音(喉頭原音)は咽頭や口腔、鼻腔で共鳴させ、皆さんが耳にする声となります。また、自分の本当の声は、音波として耳で聞くより先に下顎骨の骨伝導で聞くため、低音化しているのが普通です。録音した声を聞くと「私はこんな変な声じゃない」と思うかもしれませんが、実際はそのように他者に聞こえています。このように声は物性に基づいて作られているため、当院では喉を楽器に例えて説明することがあります。その一例として、過緊張性発声の場合:楽器としての“あなたの喉”を最高の状態に整備するのが會田茂樹の仕事。例えば…、優秀な演奏家がグランドピアノの反響版の上にコンクリートブロックの重石をしたり、ギターの胴部分にロープをグルグル巻きに巻いたりして演奏しますか? 偉大なピアニストやギタリストは楽器を大切にします。同様に、世界で唯一の“あなたの喉”を極上の状態に整備しましょう。そう、あなたが演奏家なら、50万円のピアノと5000万円のピアノのどちらを弾きたいですか? 1万円のギターと100万円のギターではいかがですか? あなたの喉は安物でよいのですか?
これまで数多くの喉を触診した経験から、90%以上の方々が秀逸な楽器を持っているにもかかわらず過緊張性発声による整備不良で発声しています。実際、100%発揮できる状態にすれば、もっと美声になるのを気付いていない人が非常に多いのに驚きます。お任せください、アイダボイスサロンは“あなたの喉”を傑出したコンディションに仕上げます。


Q本当に治るのですか?
A2007年上期に行った追跡調査
1.アンケートから… 施術満足率 92.3%
無作為に選んだ患者様(現&元)30名にアンケートを郵送 → 26名が返送 無記名による「施術に満足しましたか?」イエスorノー質問に、24名がイエスと回答 ※無返送の4名分を  全てノーに含めた場合は80%となる
2.カルテから… 効果てきめん率 100%
初めて喉頭クリニカルマッサージを受け、施術の直後に声の復調や発声能力のアップを感じ、さらに声を良くするために、次回(2回目)の予約を入れた方を集計
平成19年1月1日~4月30日までの受診者全員の再来院を確認!
上記のように、通院患者様からは高評価をいただいております。また、現在、皆さまの温かい口コミとメディア(テレビ・新聞・書籍)の紹介で患者様が急増し、北海道や沖縄など全国はもちろん海外からもいらっしゃるようになり、遠方ゆえの単発受診者も数名存在しています。
これらのことから、會田茂樹の施術でご満足いただける結果が残せているのではないかと考えております。さらなる貢献のために、ますます研鑽に励むことをお約束申し上げます。


Q施術を受けると必ず声が良くなるのですか?
A機械と異なり、声は軟部組織(筋肉や粘膜など)によって作られています。スポーツと同じで基礎能力高め、当院の施術や声のメンテナンスなどの努力をすれば高い率で必ず向上します。ただし、全員が売れるプロ歌手や役者になれるわけではありません。至高のレベルに達するのは、努力だけでは成し得ない大きな力があるのかもしれませんね。


Q歌のテクニックを教えてくれませんか?
A当院では音楽や歌そのものの練習や訓練は行っておりません。會田茂樹の施術で喉の状態が極上に仕上がったら、あなたに合ったレッスンをしていただけるボイストレーナーや教師から習うことが必要です。大切な点は、あなたの喉と声を熟知して、あなたの声を的確に向上させてくれる先生を注意深く選ぶことです。


Q私は歌を趣味にしてカラオケにちょくちょく行きます。楽しく歌っているといつも喉がヒリヒリして痛くなってきます。痛くならない歌い方を教えてください。
A推測するに、きっと喉を詰めて歌い続けているのではないかと思われます。最近、このような過緊張性発声で声をうまく使いきっていない方が大勢います。また、声を電気的に補助するマイクを使用していても、口腔や喉頭が狭い状態では、咽頭や周辺粘膜に負担がかかって痛みを生じてしまいます。痛みを堪えて無理をしていると、声帯結節などの病気に発展してしまいます。外喉頭等筋や声帯を柔和にして可動域を広げ、声帯への血流を増やし酸素や栄養を供給して、しなやかで強くスタミナのある喉を作り上げましょう。
ただし、痛みが続く場合は喉や声帯の病気も考えられますから、信頼できる優秀な耳鼻咽喉科のドクターに相談してください。


Q師事しているボイストレーナーに「君には、声に艶や響きや張りがない」と頻繁に言われますが、貴サロンの施療によって改善することができるのでしょうか?
A艶、響き、張りなどの構音や調音は、声帯より上位の喉頭室、前庭、咽頭、口腔などの形や作用によって決まってきます。ご質問の件の、艶や響きがないというのは、この構音部分の操作と軟部組織の筋硬度とそれを統括するタイミングが上手くいっていないと考えられます。構音に関与する空間を大きくする施術やトレーニング、そして、咽頭や舌骨周辺筋を強化して筋の柔軟性と反応性を高める綿密な施療が必要でしょう。共鳴空間と微細な筋運動が一致したとき、どのような場面でも聴衆が感動する艶と響きと張りが得られるはずです。
あなたの習っているボイストレーナーに、構音のための基礎トレーニングを教えてもらってください。もし、根性や気合だけの非論理的に声を出すことを求める先生ならば、あなたの喉をダメにしてしまうおそれが多分にありますので、早急に当院までお気軽にご相談ください。


Q私は痙攣性発声障害で悩んでいます。音声障害も治るのですか?
A当院では喉の治療を行っていません。外皮(皮膚上)からアプローチして喉頭にリラクゼーションを与え、発声能力や効率を高める施療です。これまで歌手やTVアナウンサーなど声を職業とする方々を施術してきました。しかしここ数年、優秀な耳鼻咽喉科医と共同研究して音声障害にも有効であることが分かってきたのです。個別疾患や詳しい内容は喉と声の事典「喉ニュース」をご活用ください。
喉ニュース
これまで音声障害の患者様を多く診てきました。さらには甲状腺疾患の手術後の声のトラブルも研究が進んでいます。(日本一有名な伊藤病院http://www.ito-hospital.jp/で講演済み) 「声が出辛い」「詰まる」「かすれる」など、周りの人はそれほど問題視してくれないが、本人しか分からない苦しい状態であることに私は心を痛めました。耳鼻咽喉科では声帯のみの観察で声の病状を把握します。当院は、その声帯が動く機能に重点を置いています。実際、声の生成には筋肉が大いに関与するため、声でお困りの皆さまのお役に立てるよう、この先も不眠不休で研究を重ねて参ります。


Q自分でメンテナンス(施術)することはできませんか?
A喉頭周辺には繊細な器官が多く存在します。頚動脈、迷走神経、反回神経、甲状腺、耳下腺、顎下腺、リンパ節、茎状突起、フラップマッスルなどです。適切なマッサージでないと血管神経性反射を起こして失神し、転倒時に頭部を打って大変なことになりかねません。また、甲状腺は濾胞にホルモンを溜めており、ダイレクトな強い刺激で甲状腺炎を発症することも考えらえます。その他も小さく弱い組織のため、組織破壊や筋断裂などがあります。したがって、頚部解剖学に熟知し、圧倒的多数の経験を積んだ會田茂樹にお任せください。


Q声に関する役に立つ本があれば教えてください。
Aこの世には、声に関連する職業に従事したり趣味に興じたりする人々が大勢います。歌を直接教える音楽教師やボイストレーナーも星の数ほどいらっしゃいます。喉の病気を診てくださる音声専門のドクターもいます。それにもかかわらず声や喉の書籍が少ないのに驚きます。その理由として、決定的な法則が確立していないことが挙げられます。「こうすれば絶対に完璧!」が無理なのです。もし、それが簡単に達成できてしまえば、全人類が同じ声質でかつ最高の歌い手になってしまいます。世の中は、マリア・カラスやパヴァロッティや宇多田ヒカルさんや平井堅さんのような偉大な歌手ばかり…。
冗談はさておき、用途に分けて、以下のような書籍を推薦します。

■最も推薦する書物
『声の不思議』 著者:一色信彦 出版社:中山書店
『発声のメカニズム』 著者:萩野仁志・後野仁彦 出版社:音楽之友社

■総論として
『声がよくなる本』 著者:米山文明 出版社:主婦と生活社
『美しい声・美しい歌声』 著者:梅田紘子・梅田悦生 出版社:裳華房
『ヴォイストレーニング基本講座&実践講座』 著者:福島英 出版社:シンコーミュージック・エンタテイメント

■歌謡曲を上手く歌いたい人向け
『奇跡のボイストレーニングBOOK』 著者:弓場徹 出版社:主婦の友社
『5分間でいい声になる本』 著者:上野直樹 出版社:青春出版社

■高い声で歌いたい人に
『高い声で歌える本』 著者:高田三郎 出版社:リットーミュージック

■本格的な声楽を目指す人向け
『はじめての発声法』 著者:ジャン=クロード・マリオン 出版社:音楽之友社

■さらに詳しく知りたい人に
『ことばと聞こえの解剖学』 著者:ジョンM・パーマー 出版社:学苑社
『音声生成の科学』 著者:Ingo R.Titze 出版社:医歯薬出版
『発音とその障害』 著者:新美成二
『人体解剖学アトラス』 著者:ヴォルフ 出版社:西村書店
『図説 筋の機能解剖 第4版』 著者:ジョンH・ウォーフィル 出版社:医学書院
『歌声の科学』 著者:ヨハン・スンドベリ 出版社:東京電気大学出版局


Q他にも貴殿のホームページや出版物があれば教えてください。
A他にはホームページを持っておりませんが、「喉ニュース」というブログを掲載しています。喉と声に関する最先端情報が満載です。ご覧くだされば幸甚です。また嚥下に関しては「嚥下ストレッチ」で情報を提供しています。この先、もっともっと研鑽を積み、皆さまに役立つ文献を脱稿できればと考えております。
喉ニュース
嚥下ストレッチ
また、声に関する書籍も出版しておりません。ただ、喉と声に関係ありませんが、接骨院・整骨院の経営の本を上梓したことがあります。
書籍名:患者を2倍に増やす法則
著書:會田茂樹、発行日:平成14年6月
出版社:名古屋丸善出版サービスセンター、定価:1,200円(税別)
です。すでに絶版して入手できません。唯一、国立国会図書館にありますので、相当お暇で強いご興味があればご覧くださいませ。(笑)

e0146240_1522211.jpg






ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)





追記:上記は、會田ボイス整骨院およびボイスケアサロンのHPからのQ&Aです。現在では若干時代遅れの内容もありますが敢えて載せました。ご参考までに・・・。






~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-07-19 11:37


声帯は、主にタンパク質から成る筋肉と、コラーゲン線維から成る粘膜に大別できます。
とくに声帯粘膜の水分含有率が低下すると、声帯振動が阻害され、自由な発声が困難になります。
そこで粘膜表面にヒアルロン酸溶液を与えると、単純に水より振動しやすいことがわかりました。
どうすれば声帯にヒアルロン酸溶液を送り込めば良いのか?

考えに考えたあげくの答えが『飴』にして徐々に浸潤させる方法でした。
食品のオーラル用ヒアルロン酸溶液は、咽頭から梨状陥凹を通り食道に行ってしまい、内喉頭には届きにくいのです。
超音波吸入器で送り込むこともしましたが、これでは手軽さに欠けます。
そしてキャンディになったのです。
適切な含有量を割り出し、溶けるタイミングと舐め終わるまでのタイムがポイントです。
試作品は最高級食品用ヒアルロン酸だけで製作しましたが、最終作品には、喉に良い花梨の生エキスと、粘膜を強化するビタミンCを豊富に入れました。
これだけの素晴らしい声用キャンディに仕上げられたのは、岩井製菓の岩井さんのご尽力あってのことです。(岩井さんに心より感謝申し上げます)

さて、ボイスケア声専用キャンディは、多くの方にご好評をいただいております。
「声が出しやすい」「声帯が潤う」「声帯がキチンと合わさるような気がする」「発声が楽になった」「喉の渇きが収まった」「声量がUPした」「滑舌が良くなった」「歌が上手くなった」「高音が軽く出た」「低音の支えができた」「 喉が疲れなくなった」「喉の異物感が減った」「咽(むせ)がおさまる」「呼吸がスムーズになる」「ムズムズ感が減少した」「風邪が早く治った」「喘息(ぜんそく)の症状が緩和した」「ピアニシモで高音をうまく歌えるようになる」「かすれが減った」「声を出すのが苦痛じゃなくなった」「脳梗塞後の嚥下障害だが、ボイスケアサロン声専用キャンディをなめた後は飲み込みが楽になった!」「言葉を咬まなくなった」などの多くのご意見をもらいました。
約90%の方々に何らかの良い効果をもたらしているようです。
しかし、残念ながら、約10%の人が「わからない」「効果がまったくない」と感じています。
それでは効く人と効かない人との違いはどこからくるのでしょうか?
正確には判明しておらず推測の域を出ませんが、ボイスケア声専用キャンディが効かない人には以下の理由が考えられます。

①声帯粘膜の表面が硬化している人
ヒアルロン酸が粘膜に浸透しないため
②重度の声帯萎縮(声帯溝症)に罹患している人
声門間隙が開いているため声帯が湿潤しても嗄声がおさまらないため
なお、軽症の方には効果抜群のようです!
③機能性音声障害の方
痙攣性発声障害の方は、後輪状披裂筋が主に痙攣硬直し、主訴が「詰まる」ため、粘膜振動率を向上させても思ったほど発声が楽にならないため
しかしながら音声振戦症の患者様には「何となく震えが収まるような気がする・・・」と効果を感じる人が少なからずいます
また、過緊張性発声障害には五分五分で、「素晴らしく良く効く」とおっしゃる方と「よくわからない」とおっしゃる方が混在します
④梨状陥凹の空間が狭い人
ヒアルロン酸溶液が声帯まで到達しにくいため
⑤喉頭蓋の可動バランスが悪い人
水溶液嚥下がうまくいかないため
レントゲン写真および喉頭ファイバーなどの検査で、喉頭蓋の大きさと存在角度(位置)が関与していると思われます
⑥飲み込みが早すぎる人
内喉頭に入る前に食道に入ってしまうため
⑦その他
まだまだ細かい理由があるでしょう・・・

これらが約10%の数値として存在します。
さらなる改良(ヒアルロン酸の高精製化、含有率最適化、その他の声に良い添加物質など)を目指し、より多くの方々に満足いただけるよう頑張っていきます。
ご期待ください!

e0146240_5283077.jpg


《ボイスケアサロン声専用キャンディは薬やサプリメントではなく食品(飴)です》


ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-07-14 05:21


感性豊かな声楽家が歌や声に関してよく述べる内容に、「昨日は調子良かったが、今日はちょっと違う・・・。きっと昨夜の夕食でカレーを食べたからだ。これからは一生カレーを食べないようにしよう・・・」といったものがあります。
はたしてカレーのせいで声が変化したのでしょうか。
声が悪くなる恐怖に抗うためにジンクスを形成してしまいがちです。
実は、この変化もほぼ解明できています。
それは甲状腺手術後の患者様の様子から解釈することができます。

e0146240_11454079.jpg

甲状腺疾患によって手術をすると、声帯を司る反回神経には影響を与えていなくても、「何となく声が出し辛い」とか「高音が出難くなった」と訴える患者様が大勢います。
これは甲状腺上に存在する広頚筋、胸骨舌骨筋、胸骨甲状筋、肩甲舌骨筋が切傷を受け、その部位が瘢痕化して各軟部組織が癒着する結果です。
また高音がでないのは、甲状腺直下にある輪状甲状筋が傷ついたり出血による血腫で圧を受けたりして運動性能が阻害されるからです。
これらは、人間の筋肉の中でも最も小さく細いものばかりです。
また、声がこれらの筋肉の複合運動による産物であることを考えると、どこかの筋肉が少し可動性を失っただけで、声が変化したり声を出す感覚が違ったりするようになるのは容易に想像できます。
重要な順に、胸骨舌骨筋、輪状甲状筋、肩甲舌骨筋です。
胸骨甲状筋は胸骨舌骨筋でリカバリーできるため、このカテゴリーからは外してもよいでしょう。(胸骨甲状筋は外皮から触診判別することができません)
また、広頚筋は発声に関与しないので除外します。
したがって、昨日は胸骨舌骨筋の動きがスムーズだったが、今日になってその動きがほんのわずか鈍っただけで声が変わるのです。(その微細な変化に気付く感覚豊かな人でないと感じないと思いますが・・・)
そこで動きが鈍るとはいったい何が起きたのか?
そのキーワードが筋膜です。
筋線維や筋原線維が損傷しない微弱な外力や圧ほどでも、ときに筋膜の不活化が起こります。
これが要因の一つではないかと思っています。
次に、各筋肉の動きが悪くなるとどうなるのか?
輪状甲状筋は高音発声に関与しているため高音が出難くなることは周知の事実ですね。
では、胸骨舌骨筋は?
肩甲舌骨筋は?
このあたりは企業秘密とさせていただきます。
ともあれ、声の日々の不安定さは、これらの筋肉の変化に起因します。
では、なぜ日々変化するのでしょう?
完全には解き明かしていませんが、食べ物ではなく、体調・気温や湿度・睡眠・ストレス・疲労などによって変わるようです。
そして重要な一つに睡眠があります。
その中でも寝返りの存在です。
人は必ず寝返りを打ちます。
その際に極小な筋に多少の負荷がかかり、筋膜に影響を与えることもあるでしょう。
残念ながら検証が長期かつ大仕掛けになるため結果を出すまでに時間がかかりそうです。
ただ、日々の声の変化を気にしている感受性に富む人に、その人の頭や頚椎に合った最適な枕を与えると、声の変化が少なくなったと大喜びされることから、寝返りを含めた睡眠の質も原因の一端ではないかと考えられるでしょう。
枕選びは慎重に!




ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)




~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2009-07-13 11:49