GID特集


性同一性障害(GID)の甲状軟骨手術後の声の様子と改善方法

甲状軟骨形成術Ⅳ型やKunachak et al,Thyroid Cartilage & Vocal Fold
Reductionなどの手術後に「声がかすれる」「声量が減った」「喉が詰まる」「むせやすい」などの症状を訴える方が大勢います。
これらの原因は主に外喉頭筋の術後癒着と喉頭筋バランス異常です。

手術後は、かすれ声やガラガラ声を主訴とする人が多いため、嗄声是正の努力型発声を強います。
この結果、過緊張が増悪し、咽頭共鳴腔が減少して声に艶やハリがなくなります。
さらに、力づくによって仮声帯が寄り過ぎ、喉頭室の空間を小さくしたり二重発声音となったりする可能性もあります。
このような場合は、声帯および声帯粘膜の効率を高めるためにボイスケアサロン声専用キャンディをお勧めします。
また、喉頭筋バランス異常に陥った方には、Sonic施療(喉頭リハビリテーション)が効果的ですね。
咽頭収縮筋や輪状咽頭筋がTonusでは、輪状甲状筋(前筋)が正しく稼動しません。
輪状甲状筋をコントロールできるようになれば、繊細な高音や美声が獲得できます。
GIDの甲状軟骨手術後の声でお悩みの方は当院までご受診ください。
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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2009-03-28 15:46