喉のコリをとろう!




過緊張性発声障害と診断されなくても、声を使い過ぎたり歌い過ぎたり緊張し過ぎたりしたとき、誰でも喉頭周辺筋が硬くなります。
そう、これが「喉のコリ」です。
喉の筋肉がこった状態だと、素晴らしい発声や素敵な声は望めません。
また、この状態が続いたり疲弊を繰り返したりすると、それこそ本当の音声障害になりかねません。
喉のコリを放置しないことが大切です。

ここで、頻繁にいただくく質問です。
「首を回したり伸ばしたりすれば喉の筋肉のストレッチングになりますか?」と・・・。
答えは、NOです!
発声や嚥下に関与する筋肉は頚部の支持や運動の筋肉とは異なるため、首を動かしても正確なストレッチングにはなりません。
もし、首の筋肉と喉頭の筋肉がつながっているとしたら、首を左右に振ったり上下に動かすだけで声が変化しることになってしまいます。
そうなれば、オペラやミュージカルでは、演技しながら踊りながら発声することが難しくなるでしょう。
喉頭は頚部後部とは関係せず、宙ぶらりんの自由に動ける状態にあります。
ただ、頚部全体が硬くなったり姿勢が悪くなったりすると、やはり発声に悪影響が生じますので、毎日の頚肩腕の柔軟体操は重要だと考えます。
さらに、肩こりで有名な僧坊筋は大きな筋肉で、内部に多くの毛細血管が存在し、この筋肉の血流が悪くなると喉頭の循環機能も低下しがちなので、肩こりは改善した方が良いでしょう。

当サロンには、声には異常ないが、喉のコリをとったり喉の疲労を回復させる目的で、多くの有名歌手や俳優がやってきます。
自分の声を楽しみにしているお客様や聴衆に失礼のないよう、自分の楽器としての喉をベストコンディションに仕上げるのです。

いま、あなたは「喉のコリ」はありませんか?




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追記1:コリとは? 血液循環が悪化し、発声に関与する喉頭の筋肉に酸素が行き渡らなくなり、乳酸等の老廃物が貯留し、その結果、筋肉が硬直して正常な筋肉の伸び縮みができなくなって、声の高低や大小などのコントロールが上手くできなくなります。



追記2:まさに声のためのリラクゼーションですね



追記3:喉頭のマッサージに気を付けてください・・・ これまで、ご自身や喉頭医学知識に未熟な方によるマッサージで、外喉頭筋の筋断裂・反回神経麻痺・頸動脈の血管神経性反射・甲状腺クリーゼを多数確認しています。喉のコリを恒常的に持っていらっしゃる人の筋肉は硬直しがちなため筋線維の破壊によって声が出し難くなり、完治まで長時間必要になります。もし、反回神経に損傷を与えた場合は、麻痺により声帯が動かなくなります。甲状軟骨形成術Ⅰ型を受ければ改善できますが、麻痺そのものは治らないので、生涯、嗄声に苦しみます。頚動脈洞部分に刺激を与え続けると血管神経性反射でいっきに血管壁が収縮して脳内への血流が減少し、気を失います。倒れた方向が悪いと頭を叩打して命にかかわります。高音発声に興味をもつ多くの方が触って輪状甲状筋を捜しますが、輪状甲状筋の真上に甲状腺があり、これを破壊してしまうケースを見てきました。また、稀ですが、マッサージの圧によって漏胞から急激にホルモンが分泌され、体調が急変するケースもあります(※懇意にしていただく伊藤公一先生〔甲状腺疾患専門病院院長〕から外皮刺激で甲状腺クリーゼは考え難い意見をいただきました)。自分でやみくもに行って取り返しのつかない患者様を大勢知っています。喉頭のマッサージは熟達した専門家に任せてください。本当に十分すぎるほどの注意が必要なのです!



追記4:美容のリンパマッサージでも危険な部位が存在しますので、エステの先生に力加減や禁忌部位を確実に教えていただいて正しく行ってください。なお、当サロンではリンパマッサージに関する研究や施術は行っておりません。時々ご質問をいただきますが、施術内容を詳しく知らないため正確なお答はできません。喉頭周辺はデリケートです。事故が起こる確率は少ないかもしれませんが、実例が存在しています。喉を壊してからでは遅いのです。くれぐれもご注意くださいませ。










喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




Detailed voice dictionary
 
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by aida-voice | 2016-09-19 18:34