本当の病名は何?


当サロンには音声障害の患者様が全国から大勢来ます。
病状は大きく二つにわかれます。

1:声帯などに明らかな問題がある場合
2:声帯には問題ないが発声に支障がある場合

1は、主に声帯結節、ポリープ様声帯、声帯萎縮、声帯溝症、声帯浮腫などです。
これらはファイバー検査で確実に視認できるため、どの医師に診ていただいても同じ診断名になることが多いのです。
実は、多いというだけで、まったく違う診断名を付けられるケースも多々あります。
声帯結節やポリープ様声帯は確定し易いのですが、声帯萎縮や声帯溝症は程度によって異なります。
ある病院では問題ないと言われたが別のクリニックでは声帯萎縮と言われる・・・
某クリニックでは声帯溝症と診断されたが、他院では溝は無く、声帯浮腫だと聞かされた・・・
声帯浮腫に至っては、どのくらい腫れたら病気でどこまでだったら正常範囲なのかわからないケースが多いためか、てんでばらばらです。
同じ人を同じ日に複数回のファイバー検査をしたことが幾度もあります。
そのとき気づいたことに、毎回、まったく同じ画像にはならないのです。
ファイバーの先にカメラが付いていますが、挿入角度や距離が少し変化しただけで見え方が異なります。
また、咽頭反射が強い人は、声帯間近までカメラが到達しないので、患部が正確に見えないことでしょう。
下の二枚の写真は同一人物です。(同日医師の撮影)
あなたは、この二枚が同じ人であることや病名や男女識別が咄嗟にわかりますか?
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2の機能性発声障害に至っては、三者三様です。
ファイバーで診ても異常は何もないため、音声に疎い医師は「たぶん喉頭炎でしょう」「心療内科を紹介しましょう」と言い放ってしまいます。
注意深く発声時の振動状態を見極めていかなければなりませんが、それでも様々な傷病名が付きます。
ある病院では痙攣性発声障害、次の病院では過緊張性発声、次は音声衰弱症、次は音声振戦症、そして反回神経不全麻痺・・・
まさに病名のデパート。
なかなか治らないため、最後に当サロンにやって来ます。
各種発声障害には喉頭周辺筋も大きく関与しますから、当サロンの外皮からの濃密かつ的確な施術で、快方に向かうケースが多数あります!
そう、声は、声帯も含めすべて筋肉で作られているのですから。
喉は機械仕掛けではありませんよ。
特に、平成20年9月からの施療は、超音波治療・レーザー治療・微弱電療などで、喉頭内のインナーマッスルに絶大な効果を与えることができるようになりました。  施術の様子
活躍している歌手・俳優・声優やTV局アナウンサー、有名なボイストレーナー達が「おぉ、声がスルッと出るこの感覚はすごい!」「いきなり音域が2オクターブも増えた」「どんな音声でも軽くコントロールできるよ」と絶賛をいただいております。
また、音声障害の方は、長い間、声がれ・かすれ・詰まり・声が出し難い・大きな声が出ないなどで苦しんでいらっしゃいます。
本当にお辛いと思います。
そのような方にも、喉頭インナーマッスルの筋緊張緩和と上喉頭動脈の血流量改善で、かなり楽な発声が可能になります。(病歴が長い人は、筋肉が柔軟に動いて発声することを忘れてしまっているため、一部声が出難い感覚を得る人もいます)
多くの病院をめぐって、ついに当サロンにお越しになり「結局、私の病気はいったい何ですか?」と聞かれます。
残念ながら、會田茂樹は柔道整復師であり医師でないため病名を付けることはできませんが、それにしても多様な診断結果に驚くばかりです。
音声を専門とする医師は少ないため、私は全国の優秀な音声医師の名前を知っています。
その有名医師の元で治療しても良くならないため、違う病院へ行くと違う病名を言われることもあるのです。
機能的な音声障害の診断には、患者様の声の苦しみに耳を傾け、発声時に何が起こっているかを考える想像力、そして最も大切な音を聞き分ける 『良い耳』 が必須です。


優秀な音声医師を知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
以前にも紹介しましたので参考まで ⇒ 2008/03/14 優秀な音声治療者を教えましょう






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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)








当サロンは喉を治療する医療機関ではありません。外皮から頚部(主に前面部)の施術をすることにより発声能力を高めて 「声を良くする」 のが目的です。喉や声に異常のある方は、最初に医師の診察を受けてください。(必ず優秀な医師にかかってくださいね!)

病名はどうあれ、結局、患者様の辛さや苦しみを取り除くことが最重要だと思います。





~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2008-10-15 05:27