歌いながら泣くな、君の歌で皆を泣かせろ!

Past Article Reorganization 



ときどき、気持ちが高揚し、泣きながら歌うひとがいます。
歌は、本当に素晴らしいものです。
私も、歌の無い人生なんて考えられません。
カラオケで泣きながら歌うのもときには素敵でしょう。
しかし、プロは歌を聴かせるのが仕事です。
歌唱中に、泣いてはいけません。
聴いて感動に打ち震えたりストレス解消したりするのは、自分ではなくお客さまなのですから。
もちろん、レコード大賞等受賞後の披露(レセプション)なら、皆さまへの感謝の念と自分へのご褒美で泣くのは良いと思います。

泣きながら歌うと、どうして良くないのかを発声医学的にお伝えします。
歌唱という行動は、感情の部分を除くと、すべて筋運動です。
喉頭周辺筋はもちろん呼吸のための横隔膜から姿勢まで、多くの組織を総動員させます。
そのときは、交感神経が作用していて、各部位をしっかりと働かしています。
さて、歌詞や曲への感情移入が過多になると、徐々に副交感神経が優位な状態になってきます。
そして交感神経から副交感神経へ切り替わることによって、ついに涙が出ます。
すると、正常に動いていた各筋が弛緩やリラックスし過ぎてしまい、喉頭の筋がバランスを崩して音程を正しく取ることができなくなります。
さらに呼吸も若干乱れて横隔膜の支えが困難になります。
この状態では、他人を感動させるような声は出ません。



詳解:特に輪状甲状筋は上喉頭神経の外側頭枝に支配されており、また、横隔膜は横隔膜神経に支配を受けています。共に迷走神経からの分枝です。つまり、同神経の状態によって発声が左右されやすい特徴を有しています。頚部迷走神経の特定部位へのレーザー様赤外線照射で発声運動能力がアップすることを発見し、当サロンではそのアプローチを行っております。




対策の一法

Ⅰ 練習のときに、じっくり歌詞を解釈し、メロディに心を奪われ、歌いながら思いっきり泣いておく。

Ⅱ あなたは、素晴らしい曲を伝える伝達者であることを徹底的に自覚する。

Ⅲ 自分の歌声で「聴いている皆さまに感動していただくんだ」と謙虚に強く思うこと。







歌いながら泣くな、君の歌で皆を泣かせろ!



e0146240_13521949.jpg















喉と声のスポーツトレーニング&リラクゼーション
 ボイスケアサロン
 會田茂樹|あいだしげき 




Detailed voice dictionary
 
e0146240_11353490.jpg
 




by aida-voice | 2016-08-31 00:06