喉のマッサージの危険性

喉のマッサージは危険がいっぱい!


これまで何千もの喉頭に触れてきました。
素人判断で行った喉のマッサージによって不幸な状態に陥るケースがありますのでご報告とご注意をお知らせします。




1 喉頭周辺筋の肉離れや筋組織の変性
喉の周辺には小さく細かい筋肉が多数存在します。それらが複合的に動いて発声や嚥下が行われます。とくに過緊張の方は平時から筋肉が硬いため、小さな外力でも筋組織を傷めてしまうことがあります。実際、著名な声楽家が自己判断によるマッサージで斜披裂筋の微細筋断裂を起こし、3か月も発声が上手くいきませんでした。さらに、甲状軟骨内部のマッサージでは、毛細血管の破損もあります。さらに強いマッサージを続けることで、筋内の線維性および腱性組織は硬結を増してスムーズな筋運動を阻害し、声に悪影響を与えます。


2 血管神経性反射による失神
頚動脈洞をグリグリ強くマッサージすると、反射を起こし急激に頚動脈が収縮して脳への血液が一時的にストップします。そして気を失います。つまり失神です。これは柔道で「おちる」のと同じようなものです。結膜下出血を起こして白眼が兎のように赤くなることもあります。また、座っていたり立っていたりするときには、転倒して頭部を打って重篤な症状を引き起こすこともあります。


3 神経損傷
甲状軟骨の周辺筋が硬い状態で反転させ内筋にアプローチすると、迷走神経や反回神経を傷つけてしまうことがあります。断裂に至らなくても、圧迫や伸張によって麻痺を呈するケースもあります。特に反回神経は脆弱で、最悪、声帯が動かなくなり一生涯苦しむようになりかねません。(なお、両方の反回神経麻痺の場合は、損傷個所によって声帯が完全開大したり声門閉鎖で呼吸困難になったりすることもあります)


4 甲状腺クリーゼ
稀ですが未治療の甲状腺機能亢進症の方で、過刺激により甲状腺ホルモンが漏出するものと考えられます。命にかかわるため、一刻を争う集中治療が必要になります。
※伊藤病院院長伊藤公一先生によると、マッサージで甲状腺クリーゼが引き起こされる可能性は少なく、むしろ、慢性甲状腺炎を患っているのではとのご見解でした。念のため・・・






上記のように、無知かつ未熟な喉頭マッサージはとても危険です。
これまでに、私(會田茂樹)は数々の症例を経験して現在の至高のマッサージに到達しました。喉頭クリニカルマッサージは會田茂樹にお任せください。安全かつ正確に施術を行っており、これまでに施術事故はありません!
自分自身で喉頭を無闇矢鱈にマッサージして、喉を壊してから来院する人が少なからずいらっしゃいます。十分にお気をつけくださいね。


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ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)







追記:開業から現在まで、当院(サロン)での医療事故は皆無です。慎重に慎重を期し、研鑽に研鑽を重ねておりますので、安心してご受診くださいませ。《平成22年6月更新》





~メッセージ~
この記事は投稿時の情報・見解・施術法であり、最新・正確・最良でない可能性があります。内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。會田の理論と技術は毎日進化しています。
by aida-voice | 2008-06-11 00:16