喉頭ファイバー映像 声帯の左右差


今回は、声帯の動きのバランスに関するファイバー映像をご覧いただきます。
病院で、当症例における喉頭クリニカルマッサージの術前と術後をファイバー検査したものです。
喉頭ファイバー映像での声帯は、Vの字(呼吸時)に見えます。
そして発声時には後方が中央に寄って間隙が狭まり、平行になります。
映像の手前が前額面となりますから、向かって右が左声帯、左が右声帯となります。
また、発声時に肉塊も中央に寄ってきますが、これは披裂軟骨およびそれに付着する軟部組織です。


ご覧ください!





術前
①左の声帯だけフォーミング(泡)が存在している。
②左右の声帯の動きがバラバラで、右の声帯が小さく見える。

声帯がやや浮腫を起こしフォーミングがあることから、この先、声帯結節に移行する恐れがあります。
また、発声時の外喉頭筋も Hyperstrain が見られ、歌声障害とともに過緊張性発声障害もありました。
そこで、過緊張を起こしている筋肉を触診で探し出し、効果的な物療の後、適切な喉頭クリニカルマッサージを施術しました。

術後
①左右の声帯にフォーミングがある。
②声帯の動きが良くなり、均等に振動している。
③声質が豊かになり、また、声量もややアップした。
④何よりも本人が「おぉ、声が出しやすい!!!との評価がベストでしょう。



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喉頭クリニカルマッサージは、声帯や梨状陥凹の器質的疾患には対応できませんが、声帯や周辺の筋バランスを即時変化させることが可能です。







ボイスケアサロン
會田茂樹(あいだしげき)






~メッセージ~
この記事は往時の外喉頭外来〔医師と共同研究〕時のデータに基づくものです。よって、不確かな蓋然性も高く、内容に関し一切の責務を負いません。その旨ご承知いただきお読みください。現在は病気に対するアプローチは行っておりません。声の不調は医師にご相談ください。
by aida-voice | 2008-05-16 00:11